{ ポイント }
苦しみは無くならない
●三つの考え・・・
① 因果(いんが)の法則
② 全てのものには構成要素がある
③ 苦しみはどれだけ取り除いても無くならない
●「因果の法則」とは・・・
全てのものには、原因と結果がある。
●「苦しみはどれだけ取り除いても無くならない」とは・・・
「苦しみ」にも原因があり、
見つけ出して取り除くことができる。
しかし、原因を一つ一つ、どれだけ取り除いても、
「苦しみ」が無くなることはない。
●つまり・・・
「苦しみ」が無くなることはないのに、
「苦しみ」を完全に無くしたいと思うから苦しくなる。
どこで何をしていても、
「苦しみ」は有るものだと覚(さと)りながら生きるのが、
一番苦しくなく生きられる。
≪関連記事≫
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・釈尊の生きていた時代背景
・五時(ごじ)とは
・究極のゴール
≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・斎藤一人氏の釈迦に関する話