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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

量り無き義の經り 二六

量り無き義の經り德の行ひの品第一
【はかり なき みち の かたり のり の おこなひ の しな め ひ】

無量義經德行品第一
【ム リョウ ギ キョウ トク ギョウ ホン ダイ イチ】

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{ 概要 }
菩薩が民に敎へを說き導きたり
人を佛の道に導くは德の行ひなり
【{ガイヨウ}
ボサツ が たみ に をしへ を とき みちびき たり
ひと を ほとけ の みち に みちびく は のり の おこなひ なり】

 
●原文‥‥
次降甚深
十二因緣
【●もとあや‥‥
イ ゴウ ジン ジン
ジュウ ニ イン ネン】

 
●書き下し‥‥
次に甚深の十二因緣を降らして
【●かきくだし‥‥
つぎに ジン ジン の ジュウ ニ イン ネン を ふら し て】

 
●譯き 一‥‥
次に、いと奥深き十二の因緣の敎へを雨の如降らし、
【●とき ひ‥‥
つぎに、いと おくぶかき と ふ の イン ネン の をしへ を あめ の ごと ふら し、】

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●譯き 二‥‥
次に、いと奥深き「十二の因緣の法門」を說きて、
【●とき ふ‥‥
つぎに、いと おくぶかき「と ふ の イン ネン の ホウ モン」を とき て、】

 
≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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無量義経(ムリョウギキョウ)とは 2

●構成
三つの品

●登場人物
釈尊と大荘厳菩薩

●内容 1
釈尊と大荘厳菩薩との問答で話が進む。

●内容 2
読む人一人一人に併(あわ)せて、最も適切な行法(ギョウホウ)を教わることができる御経(おキョウ)。
限り無い行法を有する御経、
量(はか)りしれ無い義(行法)を有するお経ということで、
無量義経と呼ばれる。

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社

 
≪関連記事≫
無量義経とは 1

 
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無量義経(ムリョウギキョウ)25

{ 内容 }
菩薩の人々に対する行為

{ ポイント }
・菩薩は,人々に少しずつ教えを学ばせて実践させる.
・易しい教えから入り,本格的な教えへと導く.

無量義經德行品第一 (正字体)
無量義経徳行品第一 (現代字体)
【ムリョウギキョウ トクギョウホン ダイイチ】

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●原文
除世惱熱 (正字体)
除世悩熱 (現代字体)
【●ゲンブン
ジョ セ ノウ ネツ】

●書き下し文
世の惱熱を除き (正字体)
世の悩熱を除き (現代字体)
【●かきくだしブン
よ の ノウネツ を のぞき】

●意訳
世の人々の悩みを一つずつ取り除き、

 
●原文
致法清涼
【●ゲンブン
チ ホウ ショウ リョウ】

●書き下し文
法の清涼を致す
【●かきくだしブン
のり の ショウリョウ を いたす】

●訳
また菩薩は人々に教えを説き、心が清く涼しくなる喜びを味わわせる。

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●解説・・・
・菩薩(ぼさつ)・・・
今、修行中の人。
悟りへ向けての修行中の人。

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社
・『もりの学校』

(アクセス日:2017/9/8)

 
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無量義経(ムリョウギキョウ)24

~現代言葉~

無量義経徳行品第一
【ムリョウギキョウ トクギョウホン ダイイチ】

{ キーフレーズ }
悟りの門を開く

 
●原文
開涅槃門
【●ゲンブン
カイ ネ ハン モン】

●書き下し文
涅槃の門を開き
【●かきくだしブン
ネハン の モン を ひらき】

●訳
悟りへの門を開き
【●ヤク
さとり へ の モン を ひらき】

 
●原文
扇解脱風
【●ゲンブン
セン ゲ ダツ プ】

●書き下し文
解脱の風を扇ぎて
【●かきくだしブン
ゲダツ の かぜ を あふぎ て】

●訳 1
解脱の風を扇いで、
【●ヤク 1
ゲダツ の かぜ を あおい で】

●訳 2
解脱へと導く縁となり、
【ヤク 2
ゲダツ へ と みちびく エン と なり】

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~大和言(やまとこと)~

無量義經德行品第一
【ムリョウギキョウ トクギョウホン ダイイチ】
量り無き義經德の行ひの品第一
【はかり なき よしつね のり の おこなひ の しな ダイイチ】

 
{ 手掛かり言 }
悟りの門お開く
【{ てかかり こと }
さとり の かと お ひらく】

 
●原文
開涅槃門
【●もとあや
カイ ネ ハン モン】

●大和文
涅槃の門お開き
【●やまとあや
さとり の かと お ひらき】

●訳き
悟りへの門お開き
【●とき
さとり へ の かと お ひらき】

 
●原文
扇解脫風
【●もとあや
セン ゲ ダツ プ】

●大和文
解脫の風お扇きて
【●やまとあや
とき の かせ お あふき て】

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・やまとことばのみちのく

(アクセス日:2017/8/24)

 
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無量義経(ムリョウギキョウ)23

{ キーフレーズ }
一滴の法
【ひとしつく の のり】

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⚫︎原文【もとあや】
以淹欲塵
【イ エン ヨク ジン】

⚫︎書き下し【かきくたし】
以て欲の塵を淹し
【もて ほし の ちり を ひたし】

⚫︎訳き【とき】
滴 欲の穢れに浸みて
【しつく ほし の けかれ に しみて】

●説き【とき】
一滴の水なりとも
乾たる土の上に落つは
其処のみ塵立たぬ
一滴の法なりとも
欲の上に落つは
其処のみ欲鎮まる
【ひとしつく の みつ なり とも
ひたる つち の うへ に おつ は
そこ のみ ちり たたぬ
ひとしつく の のり なり とも
ほし の うへ に おつ は
そこ のみ ほし しつまる】
(今言【いまこと】
は:~ならば
法:仏の法【のり:ほとけ の のり】)

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・やまとことばのみちのく

(アクセス日:2017/8/9)

 
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無量義経(むりょうぎきょう)22

【キーワード】
滴(しずく)

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( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )

無量義經德行品第一
むりょうぎきょう とくぎょうほん だいいち
[ 無量義経徳行品第一 ]

●原文
微渧先墮
み たい せん だ
[ 微渧先堕
み たい せん だ ]

●書き下し文
微渧、先ず墮ちて、
みたい まず おちて
[ 微渧、先ず堕ちて、
みたい まず おちて ]

●訳
乾いた土の上に、水の滴(しずく)が落ちると、

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・微(部首)・・・

ぎょうにんべん(行人偏)

・微(読み)・・・
ビ,ミ
かす(か),ひそ(か)

・微(意味)・・・
① 微(かす)か。ぼぉっとしてはっきり見えない。
② 微(かす)か。小さい。細かい。
例:微細
③ 微(かす)か。ほのか。
例:微風
④ 微(ひそ)か。目立たない。隠れる。
例:微行(意味:目立たぬように歩くこと。)
⑤ わずか。
例:微力(意味:わずかの力)

・微(漢字の成り立ち)・・・
「彳」は、「十字路の左半分」の象形(意味:行(い)く,行(ゆ)く)。
「微」の真ん中の部分は、「草木(くさき)がわずかに芽を出した」象形と「草木(くさき)の根」の象形(意味:①物事の始まり,②わずか)。
「攵」(「攴」)は、「右手に杖(つえ)を持つ」象形(意味:右手に持った杖で物を叩(たた)く )。


・芽が出たばかりで小さい。→
→ ① 微(かす)か。ぼぉっとしてはっきり見えない。
・芽が出たばかりで小さい。→
→ ② 微(かす)か。小さい。細かい。
・芽が出たばかりで小さい。→
→ ③ 微(かす)か。ほのか。
・微(ひそ)かに道を歩く。人目につかずに歩く。→
→ ④ 微(ひそ)か。目立たない。隠れる。
・右手に持った杖で僅(わず)かの力で叩(たた)く。→
→ ⑤ わずか。

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社

 
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無量義経(むりょうぎきょう)21

【キーフレーズ】
真理を広める

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( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )

無量義經德行品第一
むりょうぎきょう とくぎょうほん だいいち
[ 無量義経徳行品第一
むりょうぎきょう とくぎょうほん だいいち ]

●原文
以陀羅尼 無礙辯才
い だ ら に む げ べん ざい
[ 以陀羅尼 無碍弁才
い だ ら に む げ べん ざい ]

●書き下し文
陀羅尼、無礙辯才を以って、
だらに むげべんざい を もって
[ 陀羅尼、無礙弁才を以って、
だらに むげべんざい を もって ]

●訳
陀羅尼(だらに)や人を説得する話術によって、

●解説
・陀羅尼(だらに)・・・
梵語(ぼんご)の発音で唱える一纏(ひとまと)まりの言葉。

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●原文
諸佛轉法輪 隨順能轉
しょ ぶつ てん ぽう りん ずい じゅん のう てん
[ 諸仏転法輪 随順能転
しょ ぶつ てん ぽう りん ずい じゅん のう てん ]

●書き下し文
諸佛の轉法輪、隨順して能く轉ず。
しょぶつ の てんぽうりん ずいじゅん して よく てんず
[ 諸仏の転法輪、随順して能く転ず。
しょぶつ の てんぽうりん ずいじゅん して よく てんず ]

●訳 1
法輪を転ずる諸仏に倣(なら)い、菩薩も法輪を転ずるのである。

●訳 2
諸仏は世の中に真理を広めようとする心を持っている。菩薩もその精神に倣(なら)い、真理を広めているのである。

●解説
菩薩は、その人に応じた教えを説く。
その人に応じた教えを説くのは、法華経の特徴の一つでもある。

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社

 
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無量義経(むりょうぎきょう)20

【キーワード】
菩薩

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( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )

無量義經德行品第一
むりょうぎきょう とくぎょうほん だいいち
[ 無量義経徳行品第一 ]

●原文
有無長短 明現顯白
うむじょうたん みょうげんけんびゃく
[ 有無長短 明現顕白
うむじょうたん みょうげんけんびゃく ]

●書き下し文
有無、長短、明現顯白なり。
( うむ じょうたん みょうげんけんびゃく なり )
[ 有無、長短、明現顕白なり。
( うむ じょうたん みょうげんけんびゃく なり ) ]

●訳
(菩薩は、)すべての物事の特徴をはっきりと見極めている。

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●原文
又善能知 諸根性欲
うぜんのうち しょこんしょうよく
[ 又善能知 諸根性欲
うぜんのうち しょこんしょうよく ]

●書き下し文
又、善く諸の根性欲を知り、
( また よく もろもろの こんしょうよく を しり )
[ 又善く諸の根性欲を知り、
( また よく もろもろの こんしょうよく を しり ) ]

●訳
また、菩薩は、ひとりひとりの機根、性格、欲望をよく分かっており、

●言葉の意味
・機根・・・
仏の教えをどれくらい分かるかということ。理解力。

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社

 
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無量義経(むりょうぎきょう)19

【キーフレーズ】
真(まこと)を暁(さと)る

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(正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

無量義經德行品第一
むりょうぎきょう とくぎょうほん だいいち
[ 無量義経徳行品第一 ]

●原文
得大智慧 通達諸法
とくだいちえ つうだつしょほう
[ 得大智慧 通達諸法 ]

●書き下し文
大智慧を得て諸法を通達し、
だいちえ を えて しょほう を つうだつし
[ 大智慧を得て諸法を通達し、
だいちえ を えて しょほう を つうだつし ]

●訳 1
大きな智慧を得て、諸々の教えに通達(つうたつ)し、

●訳 2
物事をありのままに受け止め、真(まこと)の理(ことわり)を見極める大きな智(ちえ)を得て、諸々の物事や教えを解(わか)っており、

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●原文
曉了分別 性相眞實
ぎょうりょうふんべつ しょうそうしんじつ
[ 暁了分別 性相真実 ]

●書き下し文
性相の眞實を曉了し分別するに、
しょうそう の しんじつ を ぎょうりょうし ふんべつする に
[ 性相の真実を暁了し分別するに、
しょうそう の しんじつ を ぎょうりょうし ふんべつする に ]

●訳 1
性相の真実を暁(さと)り、分析し、

●訳 2
存在の二面という真(まこと)なるものを見通し、見分け、

●訳 3
無分別、分別を行ったり来たりし、

●解説
・諸法(しょほう)
諸々の物事や教え。
・性相(しょうそう)・・・
性(しょう)と相(そう)。存在の二面。諸法の二面。
・性(しょう)・・・
本体。万物の本体。
・相(そう)・・・
現象。現象として現れる姿。
・分別(ふんべつ)・・・
分析。分けて考えること。
・空(くう)の考え方 1・・・
分別をせずに、無分別(むふんべつ)による観察を行う。
・空の考え方 2・・・
まず、物事を分別する。→ 次に、無分別による観察を行い、真(まこと)を観(み)る。→ 分別を無分別の智によって観る。

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社

 
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無量義経(むりょうぎきょう)18

★~ やさしい 無量義経 ~★

【キーフレーズ】
仏の教え

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●原文
守之不動億百千劫
しゅ し ふ どう おく ひゃく せん ごう

●書き下し文
之を守りて動ぜざること億百千劫
これ を まもり て どうぜ ざる こと おく ひゃく せん ごう

●訳
このような心の状態を長い間保っている

 
●原文
無量法門悉現在前
む りょう ほう もん しつ げん ざい ぜん

●書き下し文
無量の法門悉く現在前せり。
むりょう の ほうもん ことごとく げんざい ぜんせ り

●訳
汲めども尽きぬ仏の教えは全て今、目の前にあった。

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★~まぜこぜ 無量義経~★

【キーフレーズ】
仏の教え

(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

無量義經德行品第一
むりやう ぎきやう とくぎやうほん だいいち
[ 無量義経徳行品第一
むりょうぎきょう とくぎょうほん だいいち ]

●原文
守之不動億百千劫
しゆ し ふ だう おく ひやく せん ごふ
[ 守之不動億百千劫
しゅ し ふ どう おく ひゃく せん ごう ]

●書き下し文
之を守りて動ぜざること億百千劫
これ を まもり て だうぜ ざる こと おく ひやく せん ごふ
[ 之を守りて動ぜざること億百千劫
これ を まもり て どうぜ ざる こと おく ひゃく せん ごう ]

●訳 1
このような心の状態を保って動じないこと億百千劫。

●訳 2
このような心の状態を長い間保っている

 
●原文
無量法門悉現在前
む りやう ほう もん しつ げん ざい ぜん
[ 無量法門悉現在前
む りょう ほう もん しつ げん ざい ぜん ]

●書き下し文
無量の法門悉く現在前せり。
むりやう の ほうもん ことごとく げんざい ぜんせ り
[ 無量の法門悉く現在前せり。
むりょう の ほうもん ことごとく げんざい ぜんせ り ]

●訳
汲めども尽きぬ仏の教えは全て今、目の前にあった。

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社

 
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