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空(くう)とは 3

●空とは‥‥
迷ひの晴れたるを言ふ。(宮本武蔵『五輪書』の文を改む)
【●からとは‥‥
まよひの はれたるを いふ。(みやもとむさし『いわふみ』の あやを あらたむ)】

 
≪參考文獻等≫
鎌田茂雄(著),‎ 宮本武蔵(原著) (1986)『五輪書』講談社

 
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言の葉【ことのは】

撫でまわす(言葉の意(こころ) )

●「撫でまわす」(意)‥‥
やたらと撫でる(撫づ)。
手の平を以(も)てやたらと彼方此方(あちこと)を触りまくる。
「撫でる」を強めたる言ひ方。
愛撫する。
撫でさする。
愛(いと)ほしさに滿ちたる遣り方を以(も)て触れる。

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≪参考文献等≫
・甲斐睦朗 (2010)『小学新国語辞典』光村教育図書

 
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言の葉【ことのは】

「philosophy」の語源

●「philosophy」の語源‥‥
ギリシャ語の「philosophia」。

●「sophia(ソフィア)」‥‥
眞の事を知ること。
智。
智慧。

●「sophia(ソフィア)」‥‥
「philein(フィレイン)の名詞化。

●「philein(フィレイン)」‥‥
愛(いと)ほしむ。
愛する。
恋(こ)ふ。
慈(うつく)しむ。
愛(うつく)しむ。
可愛(かわい)がる。
愛(を)しむ。
このむ。
愛(め)づ。
おもふ。
愛(め)つ。 (『ほつまつたゑ』より)
大切にする。
めでる。
味わい楽しむ。

(似たる思ひの言葉)
撫でる。
撫で回す。

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●うつくしむ 【慈しむ・愛しむ】‥‥
[品詞] 他動詞
[活用型] マ行四段活用
[活用]{ま/み/む/む/め/め}
[意] かわいがる。大切にする。愛する。
●「うつくしむ」の例への文(たとへのあや)‥‥
「若宮をうつくしみて、」
(『紫式部日記』の文(あや)を改(あらた)む。)
[訳(と)き] 若宮をかわいがりて、
●「うつくしむ」の例への文‥‥
「夜晝夕霧をうつくしみて、」
(『源氏物語』の文を改む。)
[訳き] 夜晝と夕霧を可愛がりて、

●「めづ」【愛づ】‥‥
[意] 思ひ慕ふ。好む。
●「愛づ」の例への文(たとへのあや)‥‥
「かぐや姫を愛(め)でて、」
(『竹取物語』の文(あや)を改(あらた)む。)
●「愛づ」の例への文‥‥
「物の音(ね)を愛づ。」
(『源氏物語』の文を改む。)
[訳き] 音楽を好む。

●「愛(いと)ほし」の例への文‥‥
「いといとほしとおもふ。」
(『源氏物語』の文を改む。)
[訳き] とてもかわいいと思ふ。

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≪参考文献等≫
・小島義郎ほか(編集) (2004)『英語語義語源辞典』三省堂

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎) 言の葉【ことのは】

「心」(意)

●心とは‥‥
・外の境を心得る働き。
【そとの さかひを こころうる はたらき】
・外の世の境を心得る働き。
【そとの よの さかひを こころうる はたらき】
・外の世界を認識する機能。

≪參考文献等≫
アルボムッレ・スマナサーラ (2011)『自分を変える気づきの瞑想法』サンガ

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言の葉【ことのは】

「字」(漢字の成り立ち)

●「字」(部けし首(わけしかしら) )‥‥
子(こ)

 
●「字」(讀み)‥‥

あざ
あざな
●「字」(創りし讀み)‥‥
かた
(例(たぐひ):漢字(からかた),文字(あやかた),數字(かずかた) )
かたち
(例:「記号」とは「号(さけ)びを記したる字(かたち)」のことなり。)
——
・「たぐひ(例)」(意)‥‥
例。同類。
・「たぐひ(例)」(例の文(たぐひのあや) )‥‥
「やがてとどむるたぐひ、あまた侍(はべ)りき。」
[出典] 源氏物語 若紫
[訳] すぐに治した例が、たくさんございました。

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●「字」(意味)…
① 育てる。
② 言葉を書き表す記号
(例:文字,漢字,数字(數を言葉で表した、その言葉を書き表すときの記号) )
③ 字(あざな)。成人後に、實名のほかにつける名。
④ 字(あざ)。町村内の小さな区画。
——
(「記」とは‥‥意味を付された声、身振り、音、しるし、合図などの手段。)

 
●「字」の漢字の成り立ちのキーワード‥‥
育てる

 
●「字」(漢字の成り立ち 1)‥‥
「宀」:「屋根、家」を象(かたど)りたる形。
」:「頭部が大きく手足がなよやかな赤ん坊」を象りたる形。

(原義)「家の中で子供を育てる」

(意) ① 育てる。

(意味が転じて、)

「子供の教育ために必要なもの」≒
(意) ② 言葉を書き表す記号(例:文字,漢字,数字(數を言葉で表した、その言葉を書き表すときの記号))

 
●「字」(漢字の成り立ち 2)‥‥
「宀」:「屋根、家」を象(かたど)りたる形。
」:「頭部が大きく手足がなよやかな赤ん坊」を象りたる形。

(原義)「家の中で子供を育てる」

(意味が転じて、)

「親が、家の中で、親愛の意図で、子供につける渾名(あだな)」

(意味が転じて、)

(意味) ③ 字(あざな)。成人後に、實名のほかにつける名。

 
●「字」(漢字の成り立ち 3)‥‥
「宀」:「屋根、家」を象りたる形。
」:「頭部が大きく手足がなよやかな赤ん坊」を象りたる形。

(意味が転じて、)

「(家のように、外部と)区切られた場所」+
「小さいもの。細かいもの」(←「子」の意味の一つ)

「小さな区画」

(意味) ④ 字(あざ)。町村内の小さな区画。

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≪参考文献等≫
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社
・語源辞典
https://okjiten.jp/kanji876.html
(アクセス日:2017/11/6)

 
≪關はり有る文章【かかはり ある ふみ あや】(関連記事)≫
「指事文字」(漢字)

 
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言の葉【ことのは】

「記號」

●「記號」の大和言‥‥
意記し
【●「キ ゴウ」の やまと こと‥‥
こころ しるし】

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●「記號」とは‥‥
・意味を付された聲、身振り、音、印、合圖などの手段。
・意味の有る記し。
【●「キ ゴウ」と は‥‥
・イ ミ を フさ れ た こへ、み ぶり、おと、しるし、あひ ヅ など の シュ ダン。
・イ ミ の ある しるし。】

●「記號」とは‥‥
・意を付けられたる聲、身振り、音、印、合ひ圖り等の手立て。
・意有る記し。
【●「キ ゴウ」と は‥‥
・こころ を つけ られ たる こへ、みぶり、おと、しるし、あひ はかり など の て だて。
・こころ ある しるし。】

 
≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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言の葉【ことのは】

「子」(漢字の成り立ち)

●「子」(部首)‥‥
子(こ)

●「子」(読み)‥‥
シ,ス
こ,ね

●「子」(意)‥‥
① 子(こ)。子供。
② 小さきもの。細かきもの。

●「子」(漢字の成り立ち)‥‥
「頭部が大きく手足がなよやかな赤ん坊」を象(かたど)りたる形。

(意) ① 子(こ)。子供。
(意) ② 小さきもの。細かきもの。

 
≪参考文献等≫
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社
・語源辞典
https://okjiten.jp/kanji876.html
(アクセス日:2017/10/14)

 
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言の葉【ことのは】

「号」(漢字の成り立ち)

{ ポイント }
「号」の意味:「さけぶ」→「よぶ」「別名」「合図」

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●「号」(部首)‥‥
口(くち)

●「号」(読み)‥‥
ゴウ
さけ(ぶ)
よ(ぶ)
よびな

●「号」(意味)‥‥
① 号(さけ)ぶ。大声を出す。
(例:怒号,呼号,叫号,哀号)
② 号(よ)ぶ。呼ぶ。
(例:号令)
③ 号(よびな)。別名。本名以外の名前。
(例:諡号,元号,雅号,屋号)
④ 人に何かを分からせるための手段(声、身振り、音、しるし、合図)。
(例(身振り):手旗信号,)
(例(音):モールス信号,)
(例(しるし):記号,暗号,青信号,号衣(ゴウイ 使用人の仕着せとした家紋入りの衣服))
(例(合図):号火(合図の火),号音(合図の音))
⑤ 順序を示す字。(例:1号,2号)

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●「号」(漢字の成り立ち)‥‥
生き埋めにされた人が大きく口を開けて泣き叫んで
あまりの悲しみにかがみこんでしまう人の形。

●「号」(漢字の成り立ちの解説)‥‥
・罪人は、手を後ろで縛られ、正座をした状態で体を縛られ、布で巻かれて、頭から下を穴に埋められた。
・正座の状態にさせるのは、掘る深さを出来るだけ浅くするためであった。

●原義から意味を導く 1‥‥
「号」の原義「さけぶ」

(意味):② 号(よ)ぶ。呼ぶ。

「本名以外の名前を普段呼ぶ」ことから、

(意味):③ 号(よびな)。別名。本名以外の名前。

●原義から意味を導く 2‥‥
「号」の原義「さけぶ」

「人に何かを分からせるために叫ぶ」ことから、

(意味):④ 人に何かを分からせるための手段(声、身振り、音、しるし、合図)。

●原義から意味を導く 3‥‥
「号」の原義「さけぶ」

「人に何かを分からせるために叫ぶ」ことから、

(意味):⑤ 順序を示す字。(順序を明確にするのは、人に何かを分からせるためなり。)

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●「記」と「号」の違い‥‥
「記」の意味の一つである「人に何らかの意味を理解させる目的で、その意味を付された、書き記したもの。」(=「しるし」)は、「書き記したもの」(例:記号)に限定されるが、「号」の意味の一つである「人に何らかの意味を理解させる目的で、その意味を付された物事」は、「書き記したもの」も含め、あらゆる「物事」( 音(例:モールス信号),身振り(例:手旗信号),現象(例:号火(合図の火)) )を含む。
言ひ換えれば、
「記」のほうは、「人に何らかの意味を理解させる手段」が「書き記したもの」限定。
「号」のほうは、「人に何らかの意味を理解させる手段」が無限定。

 
≪参考文献等≫
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社
・語源辞典
https://okjiten.jp/kanji876.html
(アクセス日:2017/11/6)

 
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言の葉【ことのは】

「姿」と「形」(國語)

●「姿」とは‥‥
ものの全體としての形。

●「姿」のニュアンス例‥‥
美しい姿。

●「形」のニュアンス例‥‥
整った形。

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言の葉【ことのは】

過去の助動詞「けり」(古典文法)

●過去の助動詞「けり」の意…
「~た」

 
●過去の助動詞「けり」の直前單語…
活用語の連用形。

 
●過去の助動詞「けり」の活用型…
ラ変型。

 
●過去の助動詞「けり」の活用…
けら/○/けり/ける/けれ/○

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●例への文(たとへのあや)…

「昔、男ありけり。」
[出典] 伊勢物語 「芥川 白玉か」
[訳(と)き] 昔、男がゐた。
[解き]
「あり」:ラ行変格活用「あり」の連用形。
「けり」:過去の助動詞「けり」の終止形。

 
「今は昔、比叡の山に児(ちご)ありけり。」
[出典] 宇治拾遺物語「児(ちご)のそら寝」
[訳き] 今は昔、比叡の山に子供がゐた。

 
「水車(みづぐるま)を造りけり。」
(『徒然草 亀山殿の御池に』の文(あや)を改(あらた)む)
[訳き] 水車を造った。

 
「腹あしき人なりけり。」
[出典] 徒然草 「公世の二位のせうとに」
[訳き] 怒りっぽい人だった。
[解き]
「なり」:断定の助動詞「なり」の連用形。
「けり」:過去の助動詞「けり」の終止形。

 
「荒くれ者といひけり。」
[訳き] 荒くれ者と呼んだ。
[解き]
「いひ」:「いふ」の連用形.「(~と)呼ぶ」の意.

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≪参考文献等≫
・望月光 (2014)『古文教室 古典文法編』旺文社
・中原敬一 (1984)『1日1題・30日完成 古典文法』日栄社
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・「大学受験対策 古文の勉強法重要ポイント 全30本」>「助動詞のき,けりの違いとは?」
https://withdom.jukendou.jp/articles/1091
(アクセス日:2017/11/5)

 
≪關はり有る文章【かかはり ある ふみ あや】(関連記事)≫
「過去・完了・存続」(古典文法)

 
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