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無量義経(むりょうぎきょう)22

【キーワード】
滴(しずく)

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( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )

無量義經德行品第一
むりょうぎきょう とくぎょうほん だいいち
[ 無量義経徳行品第一 ]

●原文
微渧先墮
み たい せん だ
[ 微渧先堕
み たい せん だ ]

●書き下し文
微渧、先ず墮ちて、
みたい まず おちて
[ 微渧、先ず堕ちて、
みたい まず おちて ]

●訳
乾いた土の上に、水の滴(しずく)が落ちると、

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・微(部首)・・・

ぎょうにんべん(行人偏)

・微(読み)・・・
ビ,ミ
かす(か),ひそ(か)

・微(意味)・・・
① 微(かす)か。ぼぉっとしてはっきり見えない。
② 微(かす)か。小さい。細かい。
例:微細
③ 微(かす)か。ほのか。
例:微風
④ 微(ひそ)か。目立たない。隠れる。
例:微行(意味:目立たぬように歩くこと。)
⑤ わずか。
例:微力(意味:わずかの力)

・微(漢字の成り立ち)・・・
「彳」は、「十字路の左半分」の象形(意味:行(い)く,行(ゆ)く)。
「微」の真ん中の部分は、「草木(くさき)がわずかに芽を出した」象形と「草木(くさき)の根」の象形(意味:①物事の始まり,②わずか)。
「攵」(「攴」)は、「右手に杖(つえ)を持つ」象形(意味:右手に持った杖で物を叩(たた)く )。


・芽が出たばかりで小さい。→
→ ① 微(かす)か。ぼぉっとしてはっきり見えない。
・芽が出たばかりで小さい。→
→ ② 微(かす)か。小さい。細かい。
・芽が出たばかりで小さい。→
→ ③ 微(かす)か。ほのか。
・微(ひそ)かに道を歩く。人目につかずに歩く。→
→ ④ 微(ひそ)か。目立たない。隠れる。
・右手に持った杖で僅(わず)かの力で叩(たた)く。→
→ ⑤ わずか。

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社

 
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