●数の下位概念は?
実数
虚数
●実数の下位概念は?
有理数
無理数
●有理数の下位概念は?
整数
分数
●整数の下位概念は?
自然数
0
負の整数
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・日本数学会 (1985)『岩波 数学辞典』岩波書店
●「一念」の大和言‥‥
一念か
【●「イチネン」の やまと こと‥‥
ひ はつか】
●「一念か」とは‥‥
一.極めて短き時。
二.瞬く間。
【●「ひ はつか」とは‥‥
ひ.きはめて みじかき とき。
ふ.またたく ま。】
—
●「一念」とは‥‥
1.非常に短い時間。
2.瞬間。
【●「イチネン」とは‥‥
イチ.ヒジョウに みじかい ジカン。
ニ.シュンカン。】
●「はつか」に當つる漢字‥‥
念か,僅か,瞬か,
秒か(意:時の單位)
【●「はつか」に あつる からかた‥‥
はつか,はつか,はつか,
はつか(こころ:とき の ひ くらゐ)】
—
●「はつか」に当てる漢字‥‥
念か,僅か,瞬か,
秒か(意味:時間の単位)
【●「はつか」に あてる カンジ‥‥
はつか,はつか,はつか,
はつか(イミ:ジカン の タンイ)】
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス
[問題]
サ行変格活用、カ行変格活用、ナ行変格活用を
下二段活用から変形する時、
変形した活用形の数はそれぞれいくつか?
[答]
サ変は1個
カ変は3個
ナ変は3個
[解説]
サ行下二段活用[せ/せ/す/する/すれ/せよ]
サ行変格活用 [せ/し/す/する/すれ/せよ]
(連用形が変形)
カ行下二段活用[け/け/く/くる/くれ/けよ]
カ行変格活用 [こ/き/く/くる/くれ/こよ]
(未然形・連用形・命令形が変形)
ナ行下二段活用[ね/ね/ぬ/ぬる/ぬれ/ねよ]
ナ行変格活用 [な/に/ぬ/ぬる/ぬれ/ね]
(未然形・連用形・命令形が変形)
[問題]
サ行変格活用、カ行変格活用、ナ行変格活用を
下二段活用から変形する時、
変形しない活用形は?
[答]
終止形、連体形、已然形。
≪關はり有る文章【かかはり ある ふみ あや】(関連記事)≫
・「サ行変格活用」(古典文法)
・「カ行変格活用」(古典文法)
・「ナ行変格活用」(古典文法)
・四段・下二段・下一段・サ変・カ変・ナ変・ラ変の覚え方(古典文法)
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス
{キーワード}
種子
●種子植物‥‥
・植物界の一門。
・種子植物門。
【●シュシ ショクブツ‥‥
・ショクブツ カイ の イチ モン。
・シュシ ショクブツ モン。】
●種子植物‥‥
・種子を形成する植物。
・植物のうち、種子を作るもの。
(種子 = 種)
【●シュシ ショクブツ‥‥
・シュシ を ケイセイする ショクブツ。
・ショクブツ の うち、シュシ を つくる もの。
(シュシ = たね)】
●種子植物の分類‥‥
裸子植物亜門と被子植物亜門に分類される。
【●シュシ ショクブツ の ブンルイ‥‥
ラシ ショクブツ アモン と ヒシ ショクブツ アモン に ブンルイさ れる。】
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
●「運く」の意‥‥
物を或る所より他の所へ移す
【●「はく」の こころ‥‥
もの を ある ところ より ほか の ところ へ うつす】
—
●「運く」の意味‥‥
物をある場所から他の場所へ移す
【●「はく」の イミ‥‥
もの を ある バショ から ほか の バショ へ うつす】
●「はく」(語源と転化)1‥‥
息を吐く音(「ハー」「フー」)
→「(息を)吐く」「(息を)吹く」
→ 息を吹くように風が塵【ちり】を払うことから
→「掃く」【はく】(意:塵を払い除く)
→「運く」【はく】(意:物をある場所から他の場所へ移す)
●「はく」(語源と転化)2‥‥
息を吐く音(「ハー」「フー」)
→「(息を)吐く」「(息を)吹く」
→ 息を吹くように風が塵【ちり】を払うことから
→「掃く」【はく】(意:塵を払い除く)
●「はく」(語源と転化)3‥‥
息を吐く音(「ハー」「フー」)
→「(息を)吐く」「(息を)吹く」
→ 風が輪を描くように塵【ちり】を払うことから
→「回く」【はく】(意:輪を描くように動く)→(転じて)
→「巡く」【はく】(意:回ってまた元に戻る)→(転じて)
→「還く」【はく】(意:元へ戻る)
●派かれ生まれ‥‥
・「運く」→「運ぶ」
・「運く」→(名詞化はり)→「運か」
【●わかれ うまれ‥‥
・「はく」→「はこぶ」
・「はく」→(な こと かはり)→「はか」】
—
●派生‥‥
・「運く」→「運ぶ」
・「運く」→(名詞化)→「運か」
【●ハセイ‥‥
・「はく」→「はこぶ」
・「はく」→(メイシカ)→「はか」】
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス
・やまとことばのみちのく
(アクセス日:2018/6/10)
●動詞の前にある単語の活用形は?
連用形。
[解説]
連用形は用言に連なる。
用言とは、自立語かつ活用する単語、
すなわち、動詞、形容詞、形容動詞。
[例]
田舎人多く詣でたりけり
【ゐなかびと おほく まうで たり けり】
(『源氏物語』(一部改め))
[訳 1]
田舎の人が多く詣でていた。
【いなか の ひと が おおく もうで て い た。】
[訳 2]
田舎の人々が沢山参詣していた。
【いなか の ひとびと が タクサン サンケイし て い た。】
[品詞]
「おほく」:形容詞「おほし」(ク活用)の連用形。
「まうで」:動詞「まうづ」の連用形。
「おほく」+「まうで」:連用形 + 用言(動詞)
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス
●「院」(太上天皇の御座所)の大和言‥‥
院
【●「イン」(おほき すめら みこと の お まし どころ)の やまと こと‥‥
みや】
—
●「院」(太上天皇の御所)の大和言葉‥‥
院
【●「イン」(ダイジョウ テンノウ の ゴショ)の やまと ことば‥‥
みや】
●例‥‥
院の中に
止む事無く思す御寶物
【●たぐひ‥‥
みや の うち に
やむごとなく おぼす みたからもの】
(『源氏物語』(一部改め))
【『みなもと の うじ ものがたり』(ひ ところ あらため)】
[譯き]
院にて
持ち給ひたる御寶物の中にて一際良き物
【[とき]
みや にて
もち たまひ たる みたからもの の うち にて ひときは よき もの】
—
●例‥‥
院の中に
止む事無く思す御宝物
【●レイ‥‥
みや の うち に
やむごとなく おぼす みたからもの】
(『源氏物語』(一部改め))
【『ゲンジものがたり』(イチブ あらため)】
[訳]
御所にて所持なされている御宝物の中で一際良い物
【[ヤク]
ゴショ にて ショジなされ て いる ゴホウモツ の なか で ひときわ よい もの】
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス
●「確定順接」の「原因・理由」の訳‥‥
~ので…
~から…
●「確定順接」の「原因・理由」の例文 1‥‥
「京には見えぬ鳥なれば、皆人見知らず」
([出典]伊勢物語 九)
[訳]
京では見かけない鳥なので、皆その鳥を見ても、何という鳥だか分からない。
[意訳]
京の都では見かけない鳥なので、皆その鳥をよく知らない。
「見知る」:「見て、それとわかる」
●「確定順接」の「原因・理由」の例文 2‥‥
いと後ろめたければ、乳母替へてむ。
【いと うしろめたけれ ば、めのと かへ て む。】
(『枕草子』(一部改め))
[訳]
非常に先が気掛かりなので、必ず乳母を替えよう。
【ヒジョウに さき が きがかりな ので、かならず ウバ を かえ よう。】
[意訳]
この乳母では凄く不安だから、絶対に替える!
【この ウバ では すごく フアンだ から、ゼッタイに かえる!】
「て」:強意の助動詞「つ」の未然形。
「む」:意志の助動詞「む」の終止形。
●「確定順接」の「偶然」の訳‥‥
~(する)と…
~(した)ところ…
~(した)ところたまたま…
●「確定順接」の「偶然」の例文‥‥
走り出づれば、地割れ裂く。
【はしり いづれ ば、つち われ さく。】
([出典]方丈記)
[訳 1]
(地震のために)外に走り出すと、地面が割れて裂ける。
[訳 2]
外に逃げ出すと、(大地震の後のために)地面が割れて裂ける。
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス
≪關はり有る文章【かかはり ある ふみ あや】(関連記事)≫
・「確定順接・仮定順接・確定逆接・仮定逆接」(古典文法)1
・「確定順接・仮定順接・確定逆接・仮定逆接」(古典文法)2
・「仮定順接」(古典文法)
・「確定」(古典文法)
・「順接」(古典文法)
●「後ろめたし」の語源‥‥
後ろ目痛し →
後ろで見ていて心が痛くなる →
後ろで見ていて先行き不安になる →
後ろめたし
【●「うしろめたし」の ゴゲン‥‥
うしろ め いたし →
うしろ で みて いて こころ が いたく なる →
うしろ で みて いて さきゆき フアン に なる →
うしろめたし】
●活用‥‥
ク活用 [く・く・し・き・けれ・○]
(補足:形容詞、形容動詞の活用では、
ク活用が最頻出のため、最優先で覚える。)
●例文‥‥
いとはかなければ、後ろめたし。
【いと はかなけれ ば、うしろめたし。】
(『源氏物語』(一部改め))
[訳]
とても幼いので、先行き心配だ。
【とても おさない ので、さきゆき シンパイだ。】
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス