{ キーフレーズ }
一滴の法
【ひとしつく の のり】
⚫︎原文【もとあや】
以淹欲塵
【イ エン ヨク ジン】
⚫︎書き下し【かきくたし】
以て欲の塵を淹し
【もて ほし の ちり を ひたし】
⚫︎訳き【とき】
滴 欲の穢れに浸みて
【しつく ほし の けかれ に しみて】
●説き【とき】
一滴の水なりとも
乾たる土の上に落つは
其処のみ塵立たぬ
一滴の法なりとも
欲の上に落つは
其処のみ欲鎮まる
【ひとしつく の みつ なり とも
ひたる つち の うへ に おつ は
そこ のみ ちり たたぬ
ひとしつく の のり なり とも
ほし の うへ に おつ は
そこ のみ ほし しつまる】
(今言【いまこと】
は:~ならば
法:仏の法【のり:ほとけ の のり】)
≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・やまとことばのみちのく
(アクセス日:2017/8/9)