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孫子韓非子君主論戰爭論ショーペンハウアーセネカ兵法

孫子(そんし) 2

[キーフレーズ]
5つの事柄を基に精査せいさ熟考

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●原文
故經之以五事

●書き下し 一
故に之を經るに五事を以てし
【●かきくだし ひ
ゆゑ に これ を はかる に いこと を もちて し】

●書き下し 二
ゆえこれはかるに五事ごじもってし、

●訳
五つの基本事項でもって、これ(戦争に関する全ての事)を注意深く調べ、また考え、

●言葉の意味
・経(漢字の成り立ち)・・・
機織はたおりの縦糸たていとの形をかたどった漢字 →
糸が真っ直ぐ通っている →
すじみち, 規則 →
筋道すじみちをたてて(注意深く, しっかりと, 丹念たんねんに)調べ考える
精査せいさ・・・
詳しく調べること。

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●解説
個人の闘い及び集団の戦争はしない方がいい。
避けられない戦争も軽々しく始めるべきではない。
しかし、5つの事柄を基軸に、常に熟考・準備をしておかないと、良心を持たない人間・集団に、全てをぎ取られてしまうことになりかねない。

 
≪今日の言葉≫
かまえありてかまえなし」
宮本武蔵
(1584~1645)
(同時代の人物:
シェイクスピア 1564年生まれ
宮本武蔵の武術最盛期 1604~1614
シェイクスピアの創作活動最盛期 1594~1604)
 

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 14

[キーフレーズ]
多くの神々

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●原文
以萬神蕃息歟。

●書き下し文
もっ萬神ばんしん蕃息はんそくすることを。

●別の書き下し文
もって、よろずかみ蕃息はんそくせしことを。

●直訳
多くの神々が繁栄はんえいした。

●意訳
須佐之男命すさのおのみことの子孫の神々が、たくさん生まれ、広がっていった。

●言葉の意味
・蕃(漢字の正式な読み)・・・
ハン。バン。しげ(る)。ふ(える)。
・蕃(漢字の正式な意味)・・・
草木がしげる。草木が増える。
・息(漢字の正式な意味)・・・
生きる。増える。

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≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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≪今日の言葉≫
「学びて時にこれを習う、よろこばしからずや」
(学んだことを何度も繰り返し学習することは、とても楽しい)
孔子こうし
(紀元前551~紀元前479)
(同時代の人:
ピタゴラス 紀元前570年生まれ
ダレイオス一世 紀元前551年生まれ)

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文花【あやはな】(文学)

源氏物語 若菜(わかな) 2

[キーセンテンス]
もう長くは生きられないと感じる

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●原文
もとよりあつしくおはしますおわしますうちに、このたびはもの心細こころぼそおぼされて、

●直訳
朱雀院すざくいんは、)もともと病気がちでいらせられる中で、今回は何となく心細こころぼそくお思いになられて、

●意訳
朱雀院すざくいんは、)もともと病気がちでいらっしゃったが、このたび病気になられてからは、もう自分は長くはないとお感じになられて、

●言葉の意味
朱雀院すざくいん・・・
光る源氏の兄。
・もとより・・・
もともと。普段から。
あつし・・・
病気が重い。(例:危篤きとく)
・もの心細こころぼそし・・・
何となく心細い。
おぼす・・・
お思いになる。お思いあそばす。

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≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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≪今日の言葉≫
「ゆっくり歩くこと」
シェイクスピア
(イギリスの作家)
(1564~1616)
(同時代の人:
ガリレイ 1564年生まれ
伊達政宗 1567年生まれ)

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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

無量義経(むりょうぎきょう)7

[キーフレーズ]
釈迦様しゃかさま礼拝らいはいする

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●原文
各与眷属。百千万数。而自圍遶
かくよけんぞく。ひゃくせんまんじゅ。にじいにょう。

●書きくだし文
おのおの眷属百千万数けんぞくひゃくせんまんじゅくみして、みずか囲繞いにょうし、

●訳
各々おのおのが、多くの従者じゅうしゃを引き連れていて、みな、お釈迦様しゃかさまの周りを歩き礼拝らいはいし、

●言葉の意味
おのおの・・・
大転輪王だいてんりんおう小転輪王しょうてんりんおう金輪こんりん銀輪ごんりん
諸輪しょりんの王、国王、王子、国臣こくじん、国民、国士こくじ国女こくじょ国大長者こくだいちょうじゃなどの、
世俗せぞく世界の王や俗世間ぞくせけんの人々。
眷属けんぞく・・・
従者じゅうしゃ臣下しんか
くみする・・・
~と一緒に行動する。~を引き連れる。
囲繞いにょう・・・
聖なる者の周囲を回って礼拝らいはいすること。

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≪参考文献≫
伏見友貴 (2013)『無量義経』
(無量義経徳行品第一)

 
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≪今日の言葉≫
「 ああここにおれの進むべき道があった!ようやく掘り当てた!こういう感動詞かんどうしを心の底から叫び出される時、あなたがたは始めて心をやすんずる事ができるのでしょう」
夏目漱石
(1867~1916)
(同時代の人:
幸田露伴こうだろはん 1867年生まれ、
南方熊楠みなかたくまぐす 1867年生まれ)

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文花【あやはな】(文学)

新古今集 見渡せば山もとかすむ

[キーフレーズ]
春の夕暮れ

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●原文
見渡せば 山もとかすむ 水無瀬川
夕べは秋と なに思ひけむ 

みわたせば やまもとかすむ みなせがわ 
ゆうべはあきと なにおもいけん

新古今集しんこきんしゅう 36 
後鳥羽院ごとばいん

●訳
見渡せば、山のふもとかすみ、(近くには)水無瀬川みなせがわが流れている。夕暮れのながめは秋に限ると、何故なぜ思っていたのだろう。春の夕暮れもよい...

●言葉の意味
・見渡せば・・・
みをしている宮からのながめ。
・山もと・・・
山のふもと
水無瀬川みなせがわ・・・
今の大阪府高槻たかつき市を流れる川。
後鳥羽院ごとばいん水無瀬離宮みなせりきゅうがあった。
・夕べは秋・・・
清少納言せいしょうなごんが書いた「秋は夕暮れ」「春はあけぼの(夜空がほのかに明るくなる頃)」を意識した。
・なに・・・
どうして。

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≪今日の言葉≫
「心の底からやりたいと思わないなら、やめておけ」
ヘミングウェイ
(アメリカの小説家)
(1899~1961)
(同時代の人:
岸信介  1896年生まれ、
横光利一 1898年生まれ)

 
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