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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 32

[キーワード]
允恭いんぎょう天皇

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●原文(本居宣長『古事記伝』より)
勒于遠飛鳥

●書き下し文 1
遠(とほとお)つ飛鳥あすかちょくたまふたもう

●書き下し文 2(本居宣長『古事記伝』より)
遠つ飛鳥に勒したまふ。

●訳 1
允恭いんぎょう天皇は、)遠飛鳥宮(とほつとおつ あすか の みや)にいまして、みことのりを発せられた。

●訳 2
允恭いんぎょう天皇は、)遠(とほとお)つ飛鳥あすかの地から、みことのりくだされた。

●訳 3
允恭いんぎょう天皇は、)遠飛鳥宮(とほつとおつ あすか の みや)を拠点として、国を統治なされた。

●言葉の意味
・「勅」(正式な読み)・・・
チョク。いまし(める)。みことのり。
・「勅」(正式な意味)・・・
天皇すめらぎ御言葉みことば

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●解説 1
・「定境開邦、制于近淡海」―「正姓撰氏、勒于遠飛鳥」で、対句ついく
允恭いんぎょう天皇・・・
第19代天皇。
雄朝津間稚子宿禰尊おあさづまわくご の すくね の みこと
都は遠飛鳥宮(とほつとおつ あすか の みや)。
飛鳥の地に宮を設けた初めての天皇が允恭いんぎょう天皇。

●解説 2(本居宣長『古事記伝』より)(上の原文と無関係な箇所は省略)
正姓撰氏。勒于遠飛鳥。
姓を正し氏を撰て。遠つ飛鳥に勒したまふ。
遠ツ飛鳥ノ宮ノ御世の事なり。
勒スとは、たゞ其ノ宮に坐まして天ノ下の政所聞看(キコシメシ)しをいふ。
(意訳:
遠(とほとお)つ飛鳥あすかの宮(允恭いんぎょう天皇)の御世みよの事なり。
「勒す」とは、国を統治なさることをいう。)

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2016/12/24)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2016/12/24)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第129回)

(アクセス日:2016/12/24)

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《今日の言葉》
「人生の希望は勤勉が決める」
いにしえことわざ

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 31

[キーフレーズ]
氏姓うじかばねを正す

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●原文(本居宣長『古事記伝』より)
正姓撰氏

●書き下し文 1
かばねを正し、うじえらびて、

●書き下し文 2(本居宣長『古事記伝』より)
姓を正し氏を撰て。

●訳
かばねを正し、うじを定め、

●意訳
允恭いんぎょう天皇は、氏姓うじ かばねの乱れを正し、

●解説 1
・「定境開邦、制于近淡海」―「正姓撰氏、勒于遠飛鳥」で、対句ついく
允恭いんぎょう天皇・・・
第19代天皇。
雄朝津間稚子宿禰尊おあさづまわくご の すくね の みこと

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●解説 2(本居宣長『古事記伝』より)(上の原文と無関係な箇所は省略)
正姓撰氏。勒于遠飛鳥。
姓を正し氏を撰て。遠つ飛鳥に勒したまふ。
遠ツ飛鳥ノ宮ノ御世の事なり。
勒スとは、たゞ其ノ宮に坐まして天ノ下の政所聞看(キコシメシ)しをいふ。
(意訳:
遠(とほとお)つ飛鳥あすかの宮(允恭いんぎょう天皇)の御世みよの事なり。
「勒す」とは、国を統治なさることをいう。)

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2016/12/23)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2016/12/23)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第129回)

(アクセス日:2016/12/23)

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《今日の言葉》
「書物なき部屋は、魂なき肉体のごとし」
キケロ
(ローマの政治家)
(紀元前106~紀元前43)

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 14

[キーフレーズ]
多くの神々

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●原文
以萬神蕃息歟。

●書き下し文
もっ萬神ばんしん蕃息はんそくすることを。

●別の書き下し文
もって、よろずかみ蕃息はんそくせしことを。

●直訳
多くの神々が繁栄はんえいした。

●意訳
須佐之男命すさのおのみことの子孫の神々が、たくさん生まれ、広がっていった。

●言葉の意味
・蕃(漢字の正式な読み)・・・
ハン。バン。しげ(る)。ふ(える)。
・蕃(漢字の正式な意味)・・・
草木がしげる。草木が増える。
・息(漢字の正式な意味)・・・
生きる。増える。

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≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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≪今日の言葉≫
「学びて時にこれを習う、よろこばしからずや」
(学んだことを何度も繰り返し学習することは、とても楽しい)
孔子こうし
(紀元前551~紀元前479)
(同時代の人:
ピタゴラス 紀元前570年生まれ
ダレイオス一世 紀元前551年生まれ)

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 11

[キーフレーズ]
言い伝えのおかげ

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●原文
元始綿邈 頼先聖而 察生神立人之世

●書き下し文
元始はじめ綿邈とおけれども、さきひじりりて神を生み人を立てし世をれり。

●別の書き下し文
元始げんし綿邈めんばくなれども、先聖せんせいりて神を生み人を立てし世をりぬ。

●訳
この世の始まりは、連綿れんめんと続いているはるか遠い昔のことであるが、いにしえからの聖人せいじんの言い伝えのおかげで、神々が産まれた時代や、人間の世界がつくられた時代を知ることができる。

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●言葉の意味
・邈(漢字の正式な読み)・・・
バク。とお(い)。
・邈(漢字の正式な意味)・・・
遠い
・綿(漢字の正式な読み)・・・
メン。わた。つら(なる)。
・綿(漢字の正式な意味)・・・
綿わたが、繊維せんいからまりあってひとまとまりの状態になっていることから、)長く連なる。
熟語の例:「連綿れんめん」「綿々めんめん
先聖せんせい・・・
古伝承こでんしょうを言い伝えてきた聖人せいじん

●その他
地上界において、泥海のような脆弱ぜいじゃくな土壌を固められたのは、無数の龍神だった。(岡田茂吉もきちの説)

 
《参考文献》
次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫

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≪今日の言葉≫
「神はすべてを創造そうぞうした」
デカルト 「省察しょうさつ
(フランスの哲学者)
(1596~1650)

 
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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 10

[キーフレーズ]
古くからの言い伝え

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●原文
故 太素 杳冥

●書き下し文
かれ太素もと杳冥くらけれども、

●訳
このように、この世の始まりは、はるかに遠くておぼろげだが、

●言葉の意味
かれ・・・
このように。
太素もと・・・
この世の初め。天地創造。
・杳(漢字の正式な読み)・・・
ヨウ。くら(い)。はる(か)。
・杳(漢字の正式な意味)・・・
はるかに遠い。はっきりしない。
・冥(漢字の正式な読み)・・・
メイ。くら(い)。
・冥(漢字の正式な意味)・・・
光がなくて暗い。
杳冥くらい・・・
くらくてはっきりしないこと。

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●原文
因 本教 而 識 孕土産嶋 之時

●書き下し文
本教もとつおしえりて、くにはらしまみしときり、

●訳
古くからの言い伝えによって、国土こくどつくり、島を造った時代の話を知ることができ、

●別の訳
古伝承こでんしょうによって、日本列島が造られた時代の話を知ることができ、

●言葉の意味
もと・・・
大本おおもと。一番大切なもの。一番古いもの。
おしえ・・・
人に物を語り聞かすこと。言い伝え。伝承でんしょう
本教もとつおしえ・・・
古くからの言い伝え。
・而・・・
~して。(訓読くんどくしなくともよい)

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《参考文献》
次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫

 
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今日の言葉:
「神なくしては何ものも存在しえない」
スピノザ
(オランダの哲学者 / 1632~1677)

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 9

[キーフレーズ]
多くの神々の出現

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●原文
浮沈海水 神祇呈於滌身

●書き下し文
海水うしお浮沈うきしずみて、神 祗あまつかみ くにつかみすすぐにあらわれたり。

●訳
伊邪那美命いざなみのみこと伊邪那岐命いざなぎのみことが、)海水に浮き沈みして体を洗った時に、多くの神々が現れた。

●別の訳
海に浮き沈みして禊祓みそぎはらえを行って天上界の神と地上界の神が現れた。

●言葉の意味
あまつかみ・・・
天つ神あまつかみ。天上界の神。
くにつかみ・・・
国つ神くにつかみ。地上界の神。
神 祇あまつかみ くにつかみ・・・
多くの神々。

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《参考文献》
次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫

 
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≪今日の言葉≫
妖精ようせいなんかいないよ」と言うたびに、どこかで可哀相かわいそうな妖精が死んでいく。
ジェイムス・バリ 『ピーターパン』

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 8

[キーフレーズ:日神ひのかみ月神つきのかみ

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●原文
所以出入幽顕 日月彰於洗目

●書き下し文
所以ゆえに、かくりよ あらわよりて、
あらふに、つき あらわれ、

●訳
(意訳。「所以ゆえに」の訳は省略。)
伊邪那岐命いざなぎのみことは、幽界ゆうかい(目に見えない世界)に入っていった。それから、顕界けんかい(目に見える世界)に戻ってきた。戻ってきた伊邪那岐命いざなぎのみことが、左目を洗ったときに日神ひのかみ天照大神あまてらすおおみかみ)が産まれ、右目を洗ったときに月神つきのかみ月読命つくよみのみこと)が産まれた。

●解説
黄泉国よみのくに(魔界)から戻ってきた伊邪那岐命いざなぎのみことが左目を洗ったときに日神ひのかみ天照大神あまてらすおおみかみ)が産まれ、右目を洗ったときに月神つきのかみ月読命つくよみのみこと)が産まれたことを指す。

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●言葉の意味
所以ゆえ・・・理由を言うときに使う。こういうわけで。だから。(なぜ「所以ゆえに」が使われるかが、前後の文脈ぶんみゃくからは正確には分からないため、訳文では省略した。)
所以ゆえ(自説)・・・すべてが神の意思であると考えると、伊邪那岐命いざなぎのみことは、最高神である天之御中主神あめのみなかぬしのかみから、万霊ばんれい万物ばんぶつを産む役割を与えられた「所以ゆえに」、目を洗う行為により、日神ひのかみ月神つきのかみが産まれた。 
かくりよ・・・かく幽界ゆうかい。あの世。霊の世界。目に見えない世界。
・「幽」(漢字の正式な読み)・・・
ユウ。かす(か)。くら(い)。
・「幽」(漢字の正式な意味)・・・
かすか。はっきり見えない。あの世。
あらわよ・・・現世あらわよ。現界。この世。人の世界。目に見える世界。
・顕(漢字の正式な読み)・・・
ケン。あき(らか)。あらわ(れる)。
・顕(漢字の正式な意味)・・・
あきらか。あらわれる。おもてに出る。
・彰(漢字の正式な読み)・・・
ショウ。あき(らか)。あらわ(れる)。
・彰(漢字の正式な意味)・・・
あきらか。あらわれる。
・於・・・「~したら」。「~したときに」。(「於」の読みは、上記の書き下し文では省略。)
・於(漢字の正式な読み)・・・
オ。ヨ。お(いて)。
・於(漢字の正式な意味)・・・
おいて。おける。時刻や場所などを表す。
・・・
日神ひのかみである天照大神あまてらすおおみかみ
つき・・・
月神つきのかみである月読命つくよみのみこと

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《参考文献》
次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫

 
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今日の言葉:
「大切なのは、どれだけ多くのことをしたかではなく、どれだけ心をめたかです」
マザー・テレサ

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 7

[キーフレーズ]
伊邪那美命いざなみのみこと伊邪那岐命いざなぎのみこと

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●原文
陰陽斯開

●書き下し文
ここひらけて、

●訳
いんようが分かれて

●別の訳
・(万物ばんぶつつくり出す二つの気である)陰と陽が生じて
・陰の気と陽の気が分かれて
・女の気と男の気が分かれて

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●原文
二霊為群品之祖

●書き下し文
二霊ふたはしらのかみ群品もろもろおやれり。

●訳
二霊ふたはしらのかみ群品もろもろ諸々もろもろの物)のおやとなった。

●別の訳
二柱ふたはしらの神が万物ばんぶつとなった。
・(女の気と男の気とが分かれ、)女神めがみ男神おがみが現れて、万物ばんぶつの生みの親となった。
いんの神とようの神が万物ばんぶつを作り上げるおやとなった。

●言葉の意味
二霊ふたはしらのかみ・・・
伊邪那美命いざなみのみこと
伊邪那岐命いざなぎのみこと、の二柱ふたはしらの神
群品もろもろ・・・
諸々もろもろの物。よろずの物。万物ばんぶつ

 
《参考文献》
次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫

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今日の言葉:
「人生は神が書かれる小説だ。神におまかせしようではないか」
アイザック・シンガー
(アメリカの発明家)

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神話【かみかたり】(神話)

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)とは

[キーワード:大元おおもとかみ]

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●『人間の探究 649 スピノザの汎神論』(中杉弘のブログ)における解説
・原子核を造っている素粒子(物質を構成している最小単位)が天之御中主神あめのみなかぬしのかみ
天之御中主神あめのみなかぬしのかみが集まり、何かを創るちから(集合させていくちから)が高御産巣日神たかみむすひのかみ
・(何かが創られて、)壊れる方向へ向かうちから(分散させていくちから)が神産巣日神かみむすひのかみ

古事記ふることふみの中の天之御中主神あめのみなかぬしのかみ
・一番はじめに現れる神。
・天界に初めて現れた神。
・頂点に位置する神。

三柱神みはしらのかみ
天之御中主神あめのみなかぬしのかみ
高御産巣日神たかみむすひのかみ
神産巣日神かみむすひのかみ三柱神みはしらのかみは、いずれも性別のない独神ひとりがみで、造化むすひ三神みはしらのかみと呼ばれている。

古事記ふることふみに出てくる回数・・・一回。一度しか登場しないという意味の深さ。

天之御中主神あめのみなかぬしのかみ神柄かみから(性質)
・世界そのもの。ありとあらゆるところに満ちている神。姿をとらえることができない。
・姿は隠しているが、目に見えない世界から神々に役目をお与えになり、常に世界を見守っている至上しじょうの神。

天之御中主神あめのみなかぬしのかみの本質
・この世界の全ての存在が、(目に見えない)大元おおもとちからによって動いている。その大元おおもとちからが、天之御中主神あめのみなかぬしのかみの本質。
万物ばんぶつつらぬとおすエネルギーのみなもと
万物ばんぶつに溶け込んでいる根源こんげんの神。

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●言葉の意味から紐解ひもと
あめ・・・
宇宙。天界。全ての世界。
ぬし・・・
主人。支配している者。つかさどる者。
天之御中主神あめのみなかぬしのかみ・・・
天界の中心に居て、天界をつかさどる神。

二つ名ふたつな別名べつめい
根源のかみ
大元おおもとかみ
創造神そうぞうしん
北極星の神
宇宙のエネルギーのみなもと
大元おおもとちから

●世界の各宗教での呼び名
「ゴッド」(キリスト教)、「ブラフマン」(ヒンズー教)、「ヤハウェ」(ユダヤ教)など色々な名称めいしょうで呼ばれている。

●その他の説
天之御中主神あめのみなかぬしのかみは宇宙の神。

●その他
・「大元おおもと根源こんげん」・・・
「ひ」の音霊おとだま
・「(すべてを)つらぬいている」、(すべてに)「溶け込んでいる」・・・
「ぬ」の音霊おとだま

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《参考文献等》
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2016/11/30)
・吉野信子(2015)『カタカムナ 言霊の超法則』
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫

 
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今日の言葉:
「世のなかの よきもあしきも ことごとに 神のこころの しわざにぞある」 本居宣長

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 6

[キーワード:三柱神みはしらのかみ

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●原文
参神みはしらのかみ造化むすひはじめれり。

●訳
(天界と地上界が別れた後、)三柱みはしらの神が産まれた。
三柱神みはしらのかみの誕生が万物創造ばんぶつそうぞうの初めとなった。

●言葉の意味
参神みはしらのかみ・・・
天之御中主神あめのみなかぬしのかみ
高御産巣日神たかみむすひのかみ
神産巣日神かみむすひのかみ三柱神みはしらのかみ
造化むすひ ・・・
万物ばんぶつでること。万物創造ばんぶつそうぞう
はじめ・・・先駆さきがけ。最初。

●その他
天之御中主神あめのみなかぬしのかみ・・・
古事記の中で一番はじめに現れる神。日本神話の最高神。
はしら・・・神を数える単位。
一柱ひとはしら二柱ふたはしら三柱みはしら
太古の人が見た神の姿が家屋かおくの柱に似ていたため、神を数える単位となった。

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《参考文献》
次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫

 
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今日の言葉:
「人間はなんと神に似ていることだろう!」 シェイクスピア