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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

観音経(かんのんきょう)10

【キーフレーズ】
金銀財宝

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(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやうくわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

●原文
爲求 金 銀 瑠璃 硨磲 瑪瑙 珊瑚 琥珀 眞珠等寶
[ 為求 金 銀 瑠璃 硨磲 瑪瑙 珊瑚 琥珀 真珠等宝
いぐ こん ごん るり しゃこ めのう さんご こはく しんじゅ とうほう ]

●書き下し文
金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、珊瑚、琥珀、眞珠等の、寶を求めんが爲に
[ 金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、珊瑚、琥珀、真珠等の、宝を求めんが為に
こん ごん るり しゃこ めのう さんご こはく しんじゅ とう の たから を もとめ ん が ため に ]

●訳
金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、珊瑚、琥珀、真珠等の、宝を求めて、

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●原文
入於大海
[ 入於大海
にゅう お だいかい ]

●書き下し文
大海に入らんに
[ 大海に入らんに
だいかい に いら ん に ]

●訳 1
大海に船出をして、

●訳 2
大海に入り、

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社

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≪今日の言葉≫
「法を見るものは我を見る、我を見るものは法を見る」
釈尊

 
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現代諸学と仏法 3

【キーワード】
観心(かんじん)

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●本文

仏法では、我が己心(心法)に就(つ)いて、反省→自覚で得た「一如の境智=仏界」を「観心」と言い、これが仏道修行の目標な訳です。

 
●解説

・己心(こしん)・・・
自己の心。

・心法(しんぽう)・・・
仏教においては、一切のものを色法(しきほう)か心法(しんぽう)かに分類する。
物質的なものが色法。精神的なもの、即ち心の働きのあるものが心法。

・一如・・・
異ならず、一つのものであること。
・境・・・
客観世界。
・智・・・
主観世界。
・一如の境智・・・
主観世界(主体)と客観世界(客体)が一つのものであること。
自分とそれ以外が一つのものであること。

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・仏界とは十界の一つ。

・仏界の諸解釈
①真理を悟った者が体現した究極の境地。
②真理を悟った者の究極の心的境地。
③壊(こわ)れない自由自在の状態(常)、
生きること自体を楽しむ状態(楽)、
何物にも左右されない主体性がある状態(我)、
何物にも汚されない清浄(しょうじょう)な状態(浄)、
以上の4つの状態に象徴される究極の境地。

・観心(かんじん)・・・
自分の心の本性を観察すること。

 
●本文
観心(かんじん)とは、自分の九界(くかい)を反省して仏界を自覚することです。
この観心は最高の智法です。
境法ではありません。

 
●解説

・九界
十界のうち、仏界以外の九つの世界。
悟りの世界である仏界と迷いの世界である九界を合わせて十界という。

・境法・・・
客観的に学問をすること。
科学的、西洋哲学的に分析をすること。

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《参考文献等》
・石田次男, 本橋雅史(1986)『現代諸学と仏法』日経企画出版局
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/4/23)

 
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無量義経(むりょうぎきょう)17

[キーワード]
菩薩の性質

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(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

無量義經德行品第一
むりやう ぎきやう とくぎやうほん だいいち
[ 無量義経徳行品第一
むりょうぎきょう とくぎょうほん だいいち ]

●原文
顚倒亂想 不復得入
てん だう らん さう ふ ぶ とく にふ
[ 顛倒乱想 不復得入
てん どう らん そう ふ ぶ とく にゅう ]

●書き下し文
顚倒亂想、復入ることを得ず。
てんだう らんさう また いる こと を え ず
[ 顛倒乱想、また入ることを得ず。
てんどう らんそう また いる こと を え ず ]

●訳
眞理に反する考へはなく、想ひが亂れることもない。
[ 真理に反する考えはなく、想いが乱れることもない。]

●解説
・顚倒(てんだう)
煩惱が有る爲に、眞理に反する考へを持つこと。
[・顛倒(てんどう)
煩悩があるために、真理に反する考えをもつこと。]

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●原文
靜寂淸澄 志玄虛漠
じやう ぢやく しやう ちやう し げん こ まく
[ 静寂清澄志玄虚漠
じょう じゃく しょう ちょう し げん こ まく ]

●書き下し文
靜寂淸澄に志玄虛漠なり。
じやう じやく しやう ちやう に し げん こ まく なり
[ 静寂清澄に志玄虚漠なり。
じょう じゃく しょう ちょう に し げん こ まく なり ]

●訳
心は靜寂で淸く澄み、考へることは奥深く無限である。
[ 心は静寂で清く澄み、考えることは奥深く無限である。]

●解説
・玄・・・
奥深い。
・虛[ 虚 ]・・・
何もない。
・漠
果てしなく広い。

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社

 
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観音経(かんのんきょう)9

【キーフレーズ】
多くの衆生

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(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやうくわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

●原文
若有百千萬億眾生
にやく う ひやく せん まん のく しゆ じやう
[ 若有百千万億衆生
にゃく う ひゃく せん まん のく しゅ じょう ]

●書き下し文
若し百千萬億の眾生有りて
もし ひやくせんまんおく の しゆじやう ありて
[ 若し百千万億の衆生有りて
もし ひゃくせんまんおく の しゅじょう ありて ]

●訳
若し、沢山の衆生がいて、

●言葉の意味
・若(読み)・・・
ニヤク,ジヤク
わか(ひ),も(し)
[ ニャク,ジャク
わか(い),も(し) ]
・有(読み)・・・
イウ,ウ
あ(る)
[ ユウ,ウ
あ(る) ]
・眾[ 衆 ](読み)・・・
シユウ,シユ
おほ(い)
[ シュウ,シュ
おお(い) ]

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●観音経について

・『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』。別名、『観音経』。

・観音経は響きが美しく、意味も分かりやすい。

・不思議な逸話が多い、霊験あらたかな御経(おきょう)。

・観音様について書かれているお経の中で、最も古く、最も有名な御経。

・『妙法蓮華経』28品の中でも、特に重要な御経。

・全ての御経の中で、一番親しまれているのが『般若心経』で、二番目が『観音経』。

・『般若心経』は262文字で、『観音経』が2062文字。

・観音様は男でも女でもなく、中性だと云われている。

 
●その他
仏教では通常、漢字の読みは呉音が使われる。

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

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《今日の言葉》
「先臨終の事を習うて後に他事を習うべし」
(まず りんじゅう の こと を ならうて のち に たじ を ならうべし)
日蓮

 
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現代諸学と仏法 2

〈キーワード〉
観心

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●本文
己心(こしん)を観じて、十法界を見る。そして仏界を得る。
これが観心(かんじん)である。

 
●解説

・観心(かんじん)・・・
心を観ずる。
己の心を観ずる。

・観心(かんじん)の目的は究極の心的境地を得ること。

●本文
信心を以て観心とするのが下種(げしゅ)仏法。
しかし、「信心しました」、「だけど反省はしません」という下種仏法では、己心に十法界は見えない。
それは、観心とは言えない。信心とも言えない。

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●解説

・信心
信ずること。

・下種・・・
・成仏のための種を下すこと。
・仏種を下すこと。

・成仏 = 仏界を得ること = 究極の心的境地を得ること
・種 = 原因
・種(たね)を下す = 種を植え付ける = 縁を結ぶ = 結縁(けちえん)する

・「観心」する唯一の道は、「反省」して、「自覚」をすることである。
・「反省」と「自覚」を通して、「観心」(己の心の本性を観察)し、「真実を明らか」にする。そして、究極の心的境地を得る。

 
《参考文献等》
・石田次男, 本橋雅史(1986)『現代諸学と仏法』日経企画出版局
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/4/15)

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《今日の言葉》
「幸せの基盤は寝ること」

 
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無量義経(むりょうぎきょう)16

(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

無量義經德行品第一
[ 無量義経徳行品第一 ]

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[キーワード]
とらわれない

●原文
恬安憺怕
てん なん たん ぱく

●書き下し文
恬安憺怕に
てんなんたんぱく に

●訳 1
穏やかで、安らかで、落ち着いており、心しずかで、

●訳 2
物事に拘(こだわ)ることがなく、常に穏やかで、

●訳 3
こころ安らか、こころ静かで、

●言葉の意味 1
・恬安(てんなん)・・・
こころ安らか。
・憺怕(たんぱく)・・・
こころ静か。

●言葉の意味 2
・恬(読み)・・・
[ テン
しず(か),やす(らか) ]
・恬(意味)・・・
やすらか。しずか。落ち着いている。
あっさりしている。とらわれない。
・安(読み)・・・
[ アン,ナン
やす(い),やす(んじる) ]
・憺(読み)・・・
[ タン
やす(らか) ]
・憺(意味)・・・
憺(やす)らか。しずか。落ち着いている。
・怕(読み)・・・
[ ハ,ハク
おそ(れる) ]
・怕(意味)・・・
おそれる。
静(しず)か。穏(おだ)やか。安(やす)らか。

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●原文
無爲無欲
むゐむよく
[ 無為無欲
むいむよく ]

●書き下し文
無爲無欲なり。
[ 無為無欲なり。 ]

●訳
自然のままに任せて、必要以上の欲もない。

●説き【とき】
・諸々の菩薩に恬安憺怕無爲無欲の徳あるを言ふ。
【もろもろ の ぼさつ に てんなんたんぱく むいむよく の とく ある を いふ】
・己を消し去り、空気の如(ごと)くなる。
・外部が押し付けた(本当の欲望ではない)欲望に振り回されない。あるがままに与えられたもの受け取り、味わう。
・無執着。
・縦横無尽、臨機応変。
・感じるままに。
・あるがままに物事を観(み)る。

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社
・『さいこうの法華経講座 無量義経 徳行品 第1(1)』(YouTube動画)

 
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観音経(かんのんきょう)8

(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやうくわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

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< キーセンテンス >
「南無観世音菩薩」と称(とな)える

●原文
稱其名號
しやう ご みやう がう
[ 称其名号
しょう ご みょう ごう ]

●書き下し文 1
其の名號を稱へれば
その みやうがう を となへ れば
[ 其の名号を称えれば
その みょうごう を となえ れば ]

●書き下し文 2
其の名號を稱せば
その みやうがう を しやう せ ば
[ 其の名号を称せば ]
その みょうごう を しょう せ ば

●訳 1
観世音菩薩の名を称(とな)えれば、

●訳 2
観音様の御名(みな)を称えれば、

●言葉の意味
・稱[ 称 ](読み)・・・
シヤウ
たた(へる),とな(へる)
[ ショウ
たた(える),とな(える) ]
・其(読み)・・・
キ,ゴ
そ(の),それ
[ キ,ゴ
そ(の),それ ]
・名(読み)・・・
ミヤウ,メイ

[ ミョウ,メイ
な ]
・號[ 号 ](読み)・・・
ガウ
さけ(ぶ),よびな
[ ゴウ
さけ(ぶ),よびな ]

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●原文
即得淺處
そく とく せん じよ
[ 即得浅処
そく とく せん じょ ]

●書き下し文
即ち淺き處を得ん
すなはち あさき ところ を え ん
[ 即ち浅き処を得ん
すなわち あさき ところ を え ん]

●訳 1
直(す)ぐに浅瀬に着けるだろう。

●訳 2
直(す)ぐに浅い所に着けるだろう。

●言葉の意味
・即(読み)・・・
ソク
すなは(ち)
[ ソク
すなわ(ち) ]
・得(読み)・・・
トク
え(る),う(る)
[ トク
え(る),う(る) ]
・淺[ 浅 ](読み)・・・
セン
あさ(い)
[ セン
あさ(い) ]
・處[ 処 ](読み)・・・
シヨ,ジヨ
お(く),ところ
[ ショ,ジョ
お(く),ところ ]

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

 
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現代諸学と仏法 1

〈キーワード〉
観ずる

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●本文
真の観心(かんじん)は、反省→自覚でしか得られない。
これを「得意」という。
観心(かんじん)は反省自覚なり。
推理、つまり論理考察からは、決して観心は得られない。

 
●解説

・観心(かんじん)・・・
自分の心の本性を観察すること。
観心をすることで「真実を明らか」にする。

・得意・・・
意を得る → 意図するところ(真実を明らかにすること)を実現する

・推理・・・
既知(きち)の事柄を基にして、思考の筋道を辿(たど)って、未知の事柄を推(お)し量(はか)ること。
(同義) 既知の事柄を基にして、新しい一つの判断を下(くだ)すこと。

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●本文
己心(こしん)を観じて、十法界を見る。そして仏界を得る。

 
●解説

・己心・・・
自己の心。

・観ずる・・・
確(しっか)りと集中して見る。対象と自己を同一化させる。

・観ずる、即(すなわ)ち観(み)ている時、人はその対象そのものになっている。
「観る」は、「見る」や「眺める」とは違う。
仏教成立以前は、「観」には「神人合一」(神と人の一体化)という意味が含まれていた。

・神人合一・・・
神と人との一体化。神と人との区別が無くなっている状態。

・十法界(じっぽうかい)の諸解釈・・・
① 迷いや悟りなど、人間の心の全ての境地(状態)を10種に分類したもの。
② 人間の精神状態を10種に分類したもの。
③ 人間の生命の全ての状態を10種に分類したもの。
④ 人間の生命には10種の生命があるというもの。
⑤ あの世の世界を10種に分類したもの。

・十法界は仏法の生命観の基本である。
十界(じっかい)、十界論、十方界とも言われる。

・仏界とは十法界の一つ。

・仏界の諸解釈
①真理を悟った者が体現した至極の境地。
②真理を悟った者の至極の心的境地。
③壊(こわ)れることのない自由自在の状態(常)、
生きること自体を楽しむ状態(楽)、
何物にも左右されない主体性がある状態(我)、
何物にも汚されることのない清浄(しょうじょう)な状態(浄)、
以上の4つの状態に象徴される至極の境地。

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《参考文献等》
・石田次男, 本橋雅史(1986)『現代諸学と仏法』日経企画出版局
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/4/10)

 
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無量義経(むりょうぎきょう)15

(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

無量義經德行品第一
[ 無量義経徳行品第一 ]

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[キーフレーズ]
菩薩の性質

●原文
其心禪寂
ごしんぜんぢやく
[ 其心禅寂
ごしんぜんじゃく ]

●書き下し文
其の心禪寂にして
その こころ ぜんぢやく に して
[ 其の心禅寂にして
その こころ ぜんじゃく に して ]

●訳 1
その菩薩たちの心は悟りの境地にあり、

●訳 2
その菩薩たちは生死を超越した無の境地にあり、

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●原文
常在三昧
じやうざいさんまい
[ 常在三昧
じょうざいさんまい ]

●書き下し文
常に三昧に在って
つね に さんまい に あって
[ 常に三昧に在って
つね に さんまい に あって ]

●訳 1
常に心を一つのものに集中させて、雑念を捨て去っている状態にあって、

●訳 2
常に精神を集中させて、安定した精神状態にあって、

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≪参考文献≫
・三木随法 (2002)『真訓対照 法華三部経』東方出版
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社

 
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観音経(かんのんきょう)7

(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやうくわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

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【キーフレーズ】
神通力

●原文
由是菩薩威神力故
ゆぜ ぼさつ ゐじんりき こ
[由是菩薩威神力故
ゆぜ ぼさつ いじんりき こ]

●書き下し文
是の菩薩の威神力に由るが故に
この ぼさつ の ゐじんりき に よる が ゆゑ に
[是の菩薩の威神力に由るが故に
この ぼさつ の いじんりき に よる が ゆえ に]

●訳
この観世音菩薩の威神力によるからである。

●解説
・威神力・・・
凄い力。神秘的な力。人知を超越した力。神通力。

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●原文
 若為大水所漂
じやく ゐ だい すゐ しよ ひやう
[若為大水所漂
じゃく い だい すい しょ ひょう]

●書き下し文
若し大水の為に漂わされむに、
もし だいすゐ の ため に ただよはされむに、
[若し大水のために漂わされんに、
もし だいすい の ため に ただよわされんに、]

●訳
もし大洪水で流されることがあったとしても、

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

 
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《今日の言葉》
「我々の神は人類にとって普遍である」
アインシュタイン

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