{ キーフレーズ }
この世とあの世
●釈尊の語った内容・・・
99%以上は、
「この世をどう生きるべきか」
という話。
死後の世界は、
ほとんど語らなかった。
≪関連記事≫
・釈尊の考え 1
・釈尊の考え 2
・釈尊の生きていた時代背景
・五時(ごじ)とは
・究極のゴール
≪参考文献等≫
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・末木文美士 (1996)『日本仏教史』小学館
{ キーフレーズ }
この世とあの世
●釈尊の語った内容・・・
99%以上は、
「この世をどう生きるべきか」
という話。
死後の世界は、
ほとんど語らなかった。
≪関連記事≫
・釈尊の考え 1
・釈尊の考え 2
・釈尊の生きていた時代背景
・五時(ごじ)とは
・究極のゴール
≪参考文献等≫
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・末木文美士 (1996)『日本仏教史』小学館
{ キーフレーズ }
二つの乗り物
●二乗(にじょう)とは・・・
声聞乗 (しょうもんじょう)
と
縁覚乗 (えんがくじょう)。
●声聞(しょうもん)とは・・・
釈尊から直接教わり、
悟った者。
他人に説こうとしない。
●縁覚(えんがく)とは・・・
釈尊から直接教わらずに、
独りで悟った者。
他人に説こうとしない。
≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
{ キーワード }
御経(おきょう)
●五時(ごじ)・・・
天台智顗(てんだいちぎ)が、
釈尊(しゃくそん)の生涯を、
経(きょう)が説かれた時代ごとに分類したもの。
●第一時(ダイイチジ)・・・
年数:21日間
経:華厳経(けごんきょう)
場所:ブッダガヤ(の菩提樹の下)
●第二時(ダイニジ)・・・
年数:12年間
経:阿含経(アゴンキョウ)
場所:ヴァーラーナスィー國のサールナート(別名:鹿野苑(ロクヤオン))
サールナートは初転法輪(ショテンポウリン)の地と呼ばれてゐる。
( 初転法輪 = 初めて法輪を転ず = 初めて説法す)
最初の教へを受けたもの:鹿(別説では五人の比丘(ビク)。比丘達は、最初は釈尊が修行を脱落したと思ひ、蔑んだが、見た目の神々しさに圧倒されて、卽座に弟子になつた。)
●第三時(ダイサンジ)・・・
年数:8年間
経:様々な経
●第四時(ダイヨジ)・・・
年数:22年間
経:般若経(はんにゃきょう)
●第五時(ダイゴジ)・・・
年数:8年間
経:法華三部経(ほっけさんぶきょう)
涅槃経(ねはんきょう)
≪関連記事≫
・釈尊の考え 1
・釈尊の考え 2
・釈尊の生きていた時代背景
・究極のゴール
≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・『さいこうの法華経講座 はじめに、時空を超えて!』(YouTube動画)
{ キーワード }
空(くう)
●究極のゴール・・・
釈尊(しゃくそん)の考えでは、
この世は空(くう)。
何も無い。
↓
全ての存在は、
他との関係によってのみ成り立っている。
関係が先で、
存在が後。
↓
だから、他人のために生きる。
究極のゴールは、
他人の欲求を満足させること。
●究極のゴールの具体例・・・
「世界の貧困と差別をなくす」
(苫米地英人氏)
●欲求・・・
・生理的欲求・・・
食べ物、衣服など。
・個人的欲求・・・
知識、知恵など。
・社会的欲求・・・
承認、愛情など。
≪関連記事≫
・釈尊の考え 1
・釈尊の考え 2
・釈尊の生きていた時代背景
≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館
・苫米地英人氏の釈迦に関する話
{ キーフレーズ }
厳しい身分制度
●当時のインド・・・
生まれた時から身分は決められており、
上の身分に勝手になろうとすれば、
重罰が科されるような時代だった。
●当時の教団・・・
出家をする時は、財産を家に全て置いていき、
お金を持たずに出家をするのが習(なら)わしだった。
●当時の袈裟(けさ)・・・
幾(いく)つかの死体から袈裟を剝(は)ぎ取り、
継(つ)ぎ接(は)ぎをして着ていた。
そのため、袈裟は、便や血で汚れていた。
現在、袈裟の色が黄色なのは、それを由来(ゆらい)としている。
●出家者の衣食住・・・
・衣・・・
三枚の袈裟(けさ)のみ。
・食・・・
托鉢(たくはつ)をし、一日一食。
・住・・・
ベッドはダメで、地面に寝るのが習(なら)わしだった。
・その他・・・
歯の掃除用に爪楊枝(つまようじ)を持っていた。
●精舎(しょうじゃ)・・・
金持ちが出家者のために寄付した家。
出家者は普段、野宿だったが、
雨が降っている時だけ、精舎で寝泊まりをした。
●女性の出家・・・
認めていなかった。
理由は、雨の日以外は野宿だったため、
暴漢に襲われる危険があったから。
後に、精舎(しょうじゃ)に常住し、
安全が確保されるようになって、
はじめて女性の出家が認めらるようになった。
●バラモン教徒・・・
当時、最も力を持っていたバラモン教徒は、
身分制度に厳しかったため、
身分を超えた出家を許していた釈尊の集団に嫌がらせをしていた。
≪関連記事≫
・釈尊の考え 1
・釈尊の考え 2
・五時(ごじ)とは
・究極のゴール
≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館
・苫米地英人氏の釈迦に関する話