カテゴリー
神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 44

[キーフレーズ]
大海人皇子(おおあまのみこ)の進軍

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●原文 1
淩渡山川
リョウ ト サン セン

●原文 2(本居宣長『古事記伝』より)
淩-渡山-川

●書き下し文 1(本居宣長『古事記伝』より)
山川を淩渡り

●書き下し文 2
山川(さんせん)を淩渡(りょうと)し

●訳 1
山を越え川を渡り、

●訳 2
山や川をおし渡り、

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●解説 1(本居宣長『古事記伝』より)(上の原文と無関係な箇所は省略)
淩は歴也と註せり。
【汎海淩山(海に汎山を淩)など云り。
延佳本に凌と作(カケ)るは誤なり。】
(意訳:
「淩」は「歴也」(「経る」の意)との註がある。
【汎海淩山 <海に汎(う)かび、山を淩(りょう)す>などと言う。
延佳本の「凌」は誤りである。】)

●言葉の意味
・淩(正規の読み)・・・
リョウ
の(る)
・渡(正規の読み)・・・

わた(す),わた(る)

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/3/6)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2017/3/6)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第133回)

(アクセス日:2017/3/6)

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《今日の言葉》
次の二つは軽視してはならない。
第一は、寛容と忍耐で接しても、人間の敵意は溶解しない。
第二は、金銭などの援助を与えても、敵対関係は好転しない。
(マキャヴェリ)

 
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文花【あやはな】(文学)

足利尊氏の和歌と言葉

[キーフレーズ]
文武両道

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夏祓
なつはらへ

麻の葉に 波のしらゆふ かけそへて
この夕べより かよふ秋風

あさのはに なみのしらゆふ かけそへて
このゆうべより かよふあきかぜ

(出典:延文百首)

 
●訳
麻の葉に波の白木綿(しらゆふ)を添えて川に流した。この祓(はらへ)の神事(かみごと)が神様に届くだろうか。まだ六月末であるのに、夕方に秋風が吹いているのは、その験(しるし)であろうか。

●解釈
・夏祓(なつはらへ)・・・
水無月祓(みなづきのはらへ)、六月祓(みなづきばらへ)、夏越祓(なごしのはらへ)、夏越の大祓式(なごしのおほはらへしき)とも呼ばれる。
一年の折り返しに当たる日に行われるる大祓。
白木綿をかけた麻の葉を川に流して身を浄めた。
現在でも、6月30日に日本各地の神社で行われる。
半年間の穢れを祓い、残りの半年間の健康と厄除けを祈願する。
由来は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)まで遡(さかのぼ)る。
夏越祓(なごしのはらへ)と年末の年越祓(としこしのはらへ)がある。
祓は浄めの神事(かみごと)として宮中や神社で日常的に行われている。
・「かよふ」・・・
「風が吹き通う」と「祈りが神に通じる」を掛けている。

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「文武両道は車輪のごとし」

(『等持院殿御遺言』の一節)

 
足利尊氏は二条為定より和歌を学び、三代集を伝授された。また、新千載集の企画立案をした。能楽、生け花、茶の湯など、現代日本の文化と伝統は、尊氏の文化面での活躍から始まっている。

 
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《今日の言葉》
「世論と共に考えるような人は、自分で目隠しをしているのと同じである」
ニーチェ

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神話【かみかたり】(神話)

竹内文書 1

[キーワード]
古代文献

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●成立年

古事記や日本書紀よりも更に古い書物。古事記の200年以上前。

 
●成立過程
外国文化の渡来により、日本古来の文化が失われるのではないかと危惧した武烈天皇が、平群真鳥(武内宿禰の孫)を神代以来の伝統を守る越中に派遣した。
そして、真鳥を皇祖皇太神宮の大宮司に就任させ、神代の記録を写筆させた。
この写筆した文献と、皇祖皇太神宮に伝わる、その他の文献を総称して竹内文書と呼ばれている。

 
●内容

天の巻、 地の巻、人の巻から成る。

神武天皇の遥(はる)か前に天皇(すめらみこと)が存在。
天上界・地上界の神を祭る役目を担当。

天浮船に乗ってスメラミコトが世界を巡幸。
それぞれの地での政治は、スメラミコトが選出した者が行っていた。

スメラミコトはヒヒイロカネ(金属のひとつ)を使って神殿を建設。
世界各国の聖人たちが参拝したと記されている。

竹内文書の原文に記された神代文字は400種類。
漢字と平仮名を除く表音文字すべての起源が、この神代文字。
古代エジプト、中東ヒッタイトの象形文字、ヘブライ文字…

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●古代ヘブライ語と日本語
シャムライ(護る者) - サムライ(もののふ)
ミガドル(高貴な方[かた]) - ミカド(帝)
マクト(王) - ミコト(尊)
ナギット(司[つかさ]) - ネギ(神職) 
ムトゥサガ(死者を閉ざす) - ミササギ(陵、墓)   
ハスカ(住所) - アスカ(飛鳥)
ミソグ(分別) - ミソギ(禊ぎ)
ヌシ(長) - ヌシ(主)
イム(ひどい) - イム(忌む)
    
●証拠   
世界各地の古代遺跡から天皇家の16菊花紋が発見された。

 
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《今日の言葉》
「明日のことを思い煩うな。明日のことは、明日自身が思い煩うであろう」
マタイによる福音書 6:34

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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 42

[キーフレーズ]
関ケ原

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●原文 1(本居宣長『古事記伝』より)
虎-歩於東國
コホ ヨ トウゴク

●書き下し文 1(本居宣長『古事記伝』より)
東國(とうごく)に虎の如(ごと)く歩みたまひき

●解説 1(本居宣長『古事記伝』より)(上の原文と無関係な箇所は省略)
人事共洽。虎-歩於東國。
人事共に洽(あま)ねくして。東國に虎の如く歩みたまひき。
道より人多(サハ)に従ひ附キ奉て、御威(ミイキホヒ)さかりになりまして、美濃ノ国に幸行(イデマシ)しことなり。
皆書紀に見ゆ。
(意訳:
多くの豪族が大海人皇子(おおあまのみこ)に付き従い、御威光(ごいこう)も盛んになられ、美濃國(みののくに)にお入りなられた。
日本書紀に記載あり。)

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●原文 2
虎步於東國

●書き下し文 2
東國(あづまのくに)に虎歩む。

●解説 2
・然「天時未臻蟬蛻於南山―人事共給虎步於東國」で、対句構造。
「天」「人」、「蝉」「虎」、「南」「東」をそれぞれ交換による同位性を持たせて、対句構造を整備させている。
・虎步・・・
日本書紀には、大海人皇子(おおあまのみこ)が出家して吉野山に移った時、「虎に翼を付けて之(これ)を放てり」とある。
天智天皇崩御の後、豪族を味方につけ、東国(関ケ原付近)に向かって進軍を開始した。
・東國・・・
この時代の「東國」というと、不破の関(岐阜県関ケ原付近)より東全部を指した。

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/3/5)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2017/3/5)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第133回)

(アクセス日:2017/3/5)

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《今日の言葉》
「天の下のすべてのことには季節があり、すべてのわざには時がある」
ユダヤ教聖書

 
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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 41

[キーフレーズ]
壬申の乱

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●原文 1(本居宣長『古事記伝』より)
人事共洽

●書き下し文(本居宣長『古事記伝』より)
人事共に洽(あま)ねくして

●訳
人の勢いも、天の時も、多いに満ち、

●言葉の意味
・洽(正規の読み)・・・
コウ,あまね(し),うるお(う),うるお(す)
・洽(正規の意味)・・・
広くゆきわたっている。全体を覆(おお)っている。
うるおう。うるおす。
・天の時・・・
神々からの導きによる、戦いの開始時期の到来。

●解説(本居宣長『古事記伝』より)(上の原文と無関係な箇所は省略)
人事共洽。虎-歩於東國。
人事共に洽(あま)ねくして。東國に虎の如く歩みたまひき。
道より人多(サハ)に従ひ附キ奉て、御威(ミイキホヒ)さかりになりまして、美濃ノ国に幸行(イデマシ)しことなり。
皆書紀に見ゆ。
洽ノ字、延佳本には給と作(カケ)り。それもあしからず。
(意訳:
多くの豪族が大海人皇子(おおあまのみこ)に付き従い、御威光(ごいこう)も盛んになられ、美濃國(みののくに)にお入りなられた。
日本書紀に記載あり。
延佳本では「洽」を「給」としている。それでも意味は通じる。)

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●原文 2
人事共給

●書き下し文
人事(ひとこと)共に給(そな)はり

●訳
人と事が共に備わり、

●意訳
多くの人々を味方につけ、天の時も至り、

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/3/2)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2017/3/2)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第133回)

(アクセス日:2017/3/2)

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《今日の言葉》
「才能は学ぶことで開花する」

 
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孫子韓非子君主論戰爭論ショーペンハウアーセネカ兵法

孫子(そんし) 9

[キーフレーズ]
将軍の特質

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●原文
將者智信仁勇嚴也

●書き下し文
将(しょう)とは、智・信・仁・勇・厳なり。

●訳
将軍たるもの、智・信・仁・勇・厳の五徳を備えているべきである。

●言葉の意味
・「智」(部首)・・・


・「智」(正規の読み)・・・
チ,さと(い),ちえ
・「智」(正規の意味)・・・
さとい。かしこい。
ちえ。物事を理解し、物事に対処する能力。物事の本質を理解し、知らせる。
・「知」(漢字の語源)・・・
「矢」(古代中国では矢は神聖な物)+「口」(神への祈りの祝詞(のりと)を入れる器(うつわ))。
古代中国では祝詞を「サイ」(うつわ)に入れ、矢を折るという行為をすることで、神様から大切なお告げを頂いていた。
つまり、「神様からのお告げを知る」→「知る」行為すべてにこの漢字が用いられるようになった。
・「智」(漢字の語源)・・・
「知」(知る)+「日」(太陽)
→ 太陽(神様)のように物事の本質を理解できること
→ 智(さと)い。賢(かしこい)い。

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●解説
智・・・知恵、知性
信・・・信用する、信頼される人である
仁・・・慈しむ、愛する心
勇・・・勇気、決断力
厳・・・自分に厳しい、規律正しい

 
《参考文献》
金谷治 (2000)『新訂 孫子』岩波文庫

 
《今日の言葉》
「生を必するものは死し、死を必するものは生く」
上杉謙信

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

観音経(かんのんきょう)2

妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
(みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼんだいにじゅうご)

[キーワード]
無盡意菩薩(むじんにぼさつ)の問い

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●原文
合掌向佛
がっしょうこうぶつ

●書き下し文
合掌し仏に向いたてまつりて、

●訳 1
釈尊に向かい、合掌して、

●訳 2
手を合わせて佛様(ほとけさま)に向かい、

 
●原文
而作是言
にさくぜごん

●書き下し文 1
是の言(ことば)を作(な)したり

●書き下し文 2
是の言(ことば)を作(な)さく

●訳 1
釈尊に尋ねた。

●訳 2
このように言った。

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《今日の言葉》
「風向きを気にすれば種は蒔けない」
旧約聖書『コヘレトの言葉』11章4節

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

観音経(かんのんきょう)1

妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
(みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼんだいにじゅうご)

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[キーワード]
無盡意菩薩(むじんにぼさつ) 

●原文
爾時 無盡意菩薩 卽從座起
にじ むじんにぼさつ そくじゅうざき

●書き下し文
爾(そ)の時、無盡意菩薩、卽ち座より起(た)ちて、

●訳 1
その時、無盡意菩薩は、直(ただ)ちに座より起ちて、

●訳 2
その時、無盡意菩薩は、直(す)ぐに座から立ち上がり、

●解説
・爾時・・・
釈尊がこの世に居られた時の、此(こ)れから説法をしようとする「爾(そ)の時」であり、同時に今の私が応身佛(おうじんぶつ)(人間の姿形をした佛(ほとけ)様)であるところの釈尊に対して、此(こ)れから質問をしようとする「今、現在」。
・無盡意菩薩(アクシャヤマティ菩薩)‥‥
無盡意菩薩とは、学んでいる人々を代表している菩薩。
盡(つ)くることのなき悟りへの意(おも)ひを持ちたる菩薩。
盡(つ)くることのなき強き意志を持ちたる菩薩。
尽くることのなき意(こころ)を持つ菩薩。→ 常(とこ)しなへに道を求め続ける修行者。
悟りたしといふ、盡くることなき意ひを持ちて、悟るまで佛の敎へを學ぶことに身を獻ぐる者。
【さとりたしと いふ、つくる ことなき おもひを もちて、さとるまで ほとけの おしへを まねぶ ことに みを ささぐる もの。】
「アクシャヤ」:「盡くること無し」
「マティ」:「獻身」「身を獻(ささ)ぐること」「祈り」「祈ること」
「菩薩」:今、修行中の人。悟りへ向けての修行中の人。

「アクシャヤマティ菩薩」:「盡くること無き祈りをする菩薩」「常に佛の敎へに身を獻(ささ)げている修行者」

●「アクシャヤ(サンスクリット語)」‥‥
[意] 終ふることなし。常しなへに續く。盡くること無し。朽つること無し。滅ぶること無し。永遠に續く。不盡の。不朽の。不滅の。
[語感] 常しなへに續くさま。
【●「アクシャヤ(サンスクリット語)」‥‥
[こころ] をふる こと なし。とこしなへに つづく。つくる こと なし。くつる こと なし。ほろぶる こと なし。エイエンに つづく。フジンの。フキュウの。フメツの。
[ことの おもひ] とこしなへに つづく さま。】
——
●「とこしなへなり」‥‥
[漢字(からかた)] 常しなへなり
[單つ語(ひつこと)の種(くさ)] 形容動詞
[活用型] ナリ活用
[活用]{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
[例(たぐひ)]「心とこしなへに安し」(『徒然草 二一七(ふも と な)』の文(あや)を改(あらた)む)([譯(と)き] 心はいつまでも安らかなり。)

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●原文
偏袒右肩
へんだんうけん

●書き下し文
偏(ひとへ)に右の肩を袒(あらわ)にし、

●訳
法衣(ほうえ)の右肩を脱いで、

 
≪參考文献等≫
・神魔精妖名辞典
(アクセス日:2017/11/11)

 
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《今日の言葉》
「近くして見難きは我が心、
細にして空に遍(あまね)きは我が仏なり」

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文花【あやはな】(文学)

新古今集 静かなる暁ごとに

[キーワード]
静寂

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静かなる 暁ごとに 見わたせば
まだ深き夜の 夢ぞ悲しき

しづかなる あかつきごとに みわたせば
まだふかきよの ゆめぞかなしき

式子内親王(しきしないしんのう)

(新古今・1970)

 
(訳 1)
私は毎日、毎日、夜明け前の静寂の中で瞑想をしている。
見渡せば、人々はまだ深い眠りの中にいる。

(訳 2)
夜明け前の静寂の中で私は瞑想をしている。
見渡すと、人々はまだ深い眠りの中にいる。
私は毎日、瞑想をしているが、いまだ悟ることが出来ず、迷いの中、夢の中にいる。

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《今日の言葉》
「怠らず、行かば千里の外も見ん、牛の歩みのよし遅くとも」
徳川家康

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

延命十句観音経 (えんめいじっくかんのんきょう)

延命十句観音経 (えんめいじっくかんのんきょう)

(正字体)
延命十句觀音經

 
[キーワード]
観世音菩薩様

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●原文
観世音
かんぜおん
南無佛
なーむーぶつ
与佛有因  
よーぶつ うーいん
与佛有縁
よーぶつ うーえん
佛法僧縁
ぶっぽう そうえん
常楽我浄
じょうらく がーじょう
朝念観世音
ちょうねんかんぜーおん
暮念観世音
ぼーねんかんぜーおん
念念従心起
ねんねんじゅうしんきー
念念不離心
ねんねんふーりーしん

 
(正字体)
觀世音 南無佛
與佛有因 與佛有緣
佛法僧緣 常樂我淨
朝念觀世音 暮念觀世音
念念從心起 念念不離心

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●訳
観世音菩薩様、私は佛様(ほとけさま)に帰依(きえ)いたします。
私は佛(ほとけ)になるための因を持っています。
私は佛(ほとけ)になるための縁を持っています。
私は佛様(ほとけさま)・佛様の教え・佛様の教えを教える人と縁があります。
この世界は不滅・安楽・無我・清浄です。
朝に観世音菩薩様を念じ、
暮に観世音菩薩様を念じ、
一念一念、観世音菩薩様を心より念じ、
一念一念、観世音菩薩様に寄り添います。

●言葉の意味
・帰依・・・
信仰する。
・「常楽我浄」の「常」・・・
私達は「常」(不生不滅)の大生命であることを意味している。
・「常楽我浄」の「楽」・・・
人間の本性の神様の部分は安楽そのものであることを意味している。
・「常楽我浄」の「我」・・・
小さな我執をはなれて真実の自己に目覚めた自由自在の無我のはたらき。
・「常楽我浄」の「浄」・・・
迷いの心が尽きた時に現れてくる清らかな世界。

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《今日の言葉》
「我が生(しょう) 何処(いずこ)より来たる 去って 何処にか行く」
良寛

 
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