●「~のやうだ」の「やうだ」の品詞…
「やう」:名詞
「だ」:斷定の助動詞
●「~のやうだ」の「やうだ」の語源(こともと)…
「やう(樣)」(名詞)+
「なり」(斷定の助動詞)
●その他…
學校文法では、「~のやうだ」の「やうだ」は助動詞。
≪参考文献≫
・望月光 (2014)『古文教室 古典文法編』旺文社
・中原敬一 (1984)『1日1題・30日完成 古典文法』日栄社
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
●文節区切りのルール…
文節は自立語(体言,動詞など)の前で区切る。
●文節の区切り(補助動詞の前で区切る例)…
・「雲が 動いて いる。」
「雲」:普通名詞
「動い」:自動詞
「いる」:補助動詞
・「新しい 方法を 試して みる。」
「新しい」:形容詞
「方法」:普通名詞
「試し」:他動詞
「みる」:補助動詞
●補助動詞の種類(具体例)…
・動いて いる。
・試して みる。
・届けて やる。
・走って いく。
・閉じて おく。
・書いて ある。
・売りに くる。
・やって もらう。
・見せて くれる。
・止まって しまう。
・飛んで みせる。
●補助動詞(敬語動詞)の種類(具体例)…
・選んで あげる。
・教えて くださる。
・やめて いただく。
・こちらで ございます。
・寝て いらっしゃる。
・相談に のって さしあげる。
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/10/10)
・国語の文法 > 文法の基礎
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/10/10)
・中学国語のツボ > 中学国文法講座
www.geocities.jp/nm3032nakatsu/index.html
(アクセス日:2017/10/10)
・語源事典
https://okjiten.jp/index.html
(アクセス日:2017/10/10)
≪関連記事≫
・文節(間違えやすい区切り)1
・文節(間違えやすい区切り)2
・文節とは(国語文法)
●文節の区切りのルール…
自立語の前で区切る。
(換言すると…) 付属語(助詞と助動詞)以外の単語(自立語)の前で区切る。
●上記のルールに従った文節の区切りの特徴…
・自立語が文節の最初にくる。
・一文節の中に自立語は必ず一つ存在する。
・一文節の中に自立語は一つしか存在しない。
・単独で文節をつくることができる。
●文節区切りのルール…
文節は自立語(体言,動詞など)の前で区切る
●文節の区切り(体言(名詞・代名詞)の前で区切る例)…
・「これは 私の 本だ。」
「これ」:指示代名詞
「私」:人称代名詞
「本」:普通名詞
・「あの 犬が 吠えた。」
「犬」:普通名詞
「ね」を入れて区切る、文節区切り法だと、
「あの犬が」で、一文節のように感じるが、
「文節は、体言の前で区切る」という文節のルールにより、
「犬」という普通名詞(= 体言)の前で区切る。
・「私が この 料理を つくった。」
「私」:人称代名詞
「料理」:普通名詞
「ね」を入れて区切る、文節区切り法だと、
「この料理を」で、一文節のように感じるが、
「文節は、体言の前で区切る」という文節のルールにより、
「料理」という普通名詞(= 体言)の前で区切る。
・「その 時、彼は 外に いた。」
「時」:形式名詞
「彼」:人称代名詞
「外」:普通名詞
「ね」を入れて区切る、文節区切り法だと、
「その時」で、一文節のように感じるが、
「文節は、体言の前で区切る」という文節のルールにより、
「時」という形式名詞(= 体言)の前で区切る。
・「鈴木さんは 進む ことに 決めた。」
「鈴木さん」:固有名詞
「こと」:形式名詞
「ね」を入れて区切る、文節区切り法だと、
「進むこと」で、一文節のように感じるが、
「文節は、体言の前で区切る」という文節のルールにより、
「こと」という形式名詞(= 体言)の前で区切る。
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/10/5)
・国語の文法 > 文法の基礎
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/10/5)
・中学国語のツボ > 中学国文法講座
www.geocities.jp/nm3032nakatsu/index.html
(アクセス日:2017/10/5)
・語源事典
https://okjiten.jp/index.html
(アクセス日:2017/10/5)
≪関連記事≫
・修飾語とは (国語文法)
・述語とは (国語文法)
・主語とは (国語文法)
・文節とは(国語文法)
・「係り受け」とは (国語文法)
●體言とは・・・
人,物,事を表す單語。
(換言すれば…)(人の體のやうに)纏(まと)まりたる何かを表す單語。
(「たる」:存続の助動詞「たり」の連體形.)
●「體」「言」(漢字の意味)・・・
「體」:(元々の意)「からだ」→(付け加へられたる意)「かたち」→(付け加へられたる意)「ありさま」
「言」:(元々の意)「言葉」→(付け加へられたる意)「單語」
●體言の種類・・・
名詞
代名詞
●体言の特徴 1・・・
体言の直後に「が」「は」が付く文節は、主語である。
(換言すると…)単語の直後に「が」「は」が付く文節で、主語にできるのは、体言だけである。
●体言の特徴 2
活用しない。
(換言すると…)語尾変化しない。
●名詞とは・・・
物の名前を表す単語。
●名詞の種類・・・
①普通名詞
②固有名詞
③数詞
④形式名詞
●①普通名詞・・・
同じ種類の物を一括(ひとくく)りにして呼ぶ名詞。
(例) 海,人間,寺,本
●「普通名詞」と呼ばれる理由・・・
同じ種類の物の集まりの中で,普(あまね)く通(ツウ)じる名詞であるから、普通名詞と呼ばれる。
(「普(あまね)く」=「広く行き渡っている」
「通(ツウ)じる」=「行きわたる」))
●「普」(部首)・・・
日(ひ)
●「普」(読み)・・・
フ
あまね(く)
●「普」(意味)・・・
あまねく。広く行き渡っている。
●「普」(「暜」が正字)の漢字の成り立ち・・・
「竝」:「並び立つ人」の形.
↓
(意味)「並び立つ」
↓
(意味が広がって)「多くの物が並び立って広がる」
「日」:「太陽」の形.
↓
(意味)「太陽」
「竝」+「日」:「並び立って広がっている多くの物に、太陽の光が照らされている」
↓
(意味)「広く行き渡っている」
●②固有名詞・・・
人名や地名を表す名詞。
(換言すると…)ある物を同類の他の物と区別するときの名詞。
(換言すると…)唯一の存在を表す名詞。
(例)日本海,田中さん,吉田松陰,法隆寺,古事記
(雑学・・・
固有名詞の上位概念が普通名詞。
普通名詞の上位概念が名詞。
名詞の上位概念が体言。
上位の概念ほど情報量が少ない。)
●③数詞・・・
数量や順序を表す名詞。
数量を表す名詞を基数詞、
順序を表す名詞を序数詞という。
数を表す語の直後の接尾語を助数詞という。
(基数詞の例) 「五本」「いくつ」(「本」が助数詞)
(序数詞の例)「三等」「何番目」(「等」「番目」が助数詞)
●④形式名詞・・・
形式的な名詞。
(換言すると…)本来の意味が薄れた名詞。
(換言すると…)形だけの名詞。
(例) 「もの」「こと」「とき」「ほう(方)」
●代名詞とは・・・
人や物の名に代わって指し示す単語。
●代名詞の種類・・・
①人称代名詞
②指示代名詞
●①人称代名詞とは・・・
人をさす代名詞。
(例) 「私」「あなた」「彼」
●②指示代名詞とは・・・
物をさす代名詞。
(例) 「あれ」「これ」「ここ」
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/9/10)
・国語の文法 > 文法の基礎
(アクセス日:2017/9/10)
・中学国語のツボ > 中学国文法講座 > 名詞
(アクセス日:2017/9/10)
・語源事典
(アクセス日:2017/9/10)
≪関連記事≫
・修飾語とは (国語文法)
・述語とは (国語文法)
・主語とは (国語文法)
・文節とは(国語文法)
・「係り受け」とは (国語文法)
{ ポイント }
用言に連なる修飾語
●連用修飾語とは・・・
用言に連(つら)なる修飾語。
(換言すると…) 用言を含む文節に係る修飾語。
(換言すると…) 用言を修飾する文節。
●用言とは・・・
「動詞」「形容詞」「形容動詞」のこと。
単独で述語になることができる単語。
自立語で、活用する。
●動詞とは・・・
物事の動作・作用・存在を表す単語。
主語が「どうする」という述語になる。
最後が「ウ」段の言葉で終わる。
●動詞を使った例文・・・
「彼は ゆっくりと 話した。」
「話した」は、述語であり、ウ段の言葉で終わる文節だから動詞である。
「ゆっくりと」は「話した」に係る。
換言すると、「ゆっくりと」は「話した」を修飾する。
よって、「ゆっくりと」は連用修飾語である。
●形容詞とは・・・
物事の性質・状態・様子を表す単語。
最後が「い」で終わる。
●形容詞を使った例文・・・
「家の 庭は 緑色で すがすがしい。」
「すがすがしい」は、物の様子を表す単語で、「い」で終わるから形容詞である。
「緑色で」は「すがすがしい」に係る。
換言すると、「緑色で」は「すがすがしい」を修飾する。
よって、「緑色で」は連用修飾語である。
●形容動詞とは・・・
物事の性質・状態・様子を表す単語。
最後が「~な」「~だ」で終わる。
●形容動詞を使った例文・・・
「常に トップで 走るなんて、 彼は とても 優秀だ。」
「優秀だ」は、人の性質を表す単語で、「だ」で終わるから形容動詞である。
「とても」は「優秀だ」に係る。
換言すると、「とても」は「優秀だ」を修飾する。
よって、「とても」は連用修飾語である。
~「連」という漢字~
●「連」(読み)・・・
つら(なる)
レン
●「連」(意味)・・・
連(つら)なる。引き続く。
●「連」(漢字の成り立ち)・・・
① (「辶」(しんにょう)の成り立ち)
「止」「立ち止まる足」の形
「彳」:「十字路」の形
↓
(意味)
「行く」
② (「車」の成り立ち)
「車」:「二つの車輪が付いた箱車(はこぐるま)」の形
① + ②
「二つの車輪が付いた箱車(はこぐるま)を引いて道を行くさま」
↓
「箱車を引いて道を行くには、二つの車輪がしっかりと連なって(つながって)いなければならない。」
↓
(「連」の意味)
連(つら)なる。引き続く。
二つの物が何らかの関係で繋(つな)がる。
●「連」(漢字のイメージ)
「二つの車輪が付いた箱車(はこぐるま)を人が引いて、行き来するイメージ」
↓
「二つの物が何らかの関係で繋(つな)がりながら、物事が進むイメージ」
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/9/4)
・国語の文法 > 文法の基礎
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/9/4)
・語源事典
https://okjiten.jp/index.html
(アクセス日:2017/9/4)
≪関連記事≫
・修飾語とは (国語文法)
・述語とは (国語文法)
・主語とは (国語文法)
・文節とは(国語文法)
・「係り受け」とは (国語文法)
{ ポイント }
修飾 = 何かを加えて文節を飾(かざ)る
●修飾語とは・・・
他の文節を修(かざ)る語。
他の文節に係る文節。
(換言すると…)他の文節を詳しく説明する文節。
(換言すると…)被修飾語を詳しく説明する文節。
( 他の文節 = 被修飾語
修(かざ)る = 飾(かざ)る = 詳しく説明する )
●被修飾語とは・・・
他の文節に修(かざ)られる語。
他の文節を受ける文節。
(換言すると…)他の文節によって、詳しく説明される文節。
(換言すると…)修飾語によって、詳しく説明される文節。
( 他の文節 = 被修飾語
修(かざ)られる = 飾(かざ)られる = 詳しく説明される
「被」:受身をあらわす助字。 )
●例文 1・・・
「今日、学校を 休んだ。」
「休んだ」が述語。
「今日は 休んだ」で、
二つの文節が意味の上で結びついているから、
「今日」は「休んだ」に係る。
よって、
「今日」が修飾語。
「休んだ」が被修飾語。
「学校を 休んだ」で、
二つの文節が意味の上で結びついているから、
「学校を」は「休んだ」に係る。
よって、
「学校を」が修飾語。
「休んだ」が被修飾語。
●例文 2・・・
「彼は 海に 行きます。」
「行きます」が述語。
「彼は」が主語。
「海に 行きます」で、
二つの文節が意味の上で結びついているから、
「海に」は「行きます」に係る。
よって、
「海に」が修飾語。
「行きます」が被修飾語。
「海に」という修飾語が、
「行きます」という被修飾語を詳しく説明している。)
~「修」という漢字~
●修(読み)・・・
① おさ(める)
② かざ(る)
③ シュウ
●修(意味)・・・
① 修(おさ)める。形を整える。
② 修(かざ)る。飾(かざ)る。
●修(漢字の成り立ち)・・・
(一)
「亻」:「横から見た人」の形
「|」:水の省略形
「卜」:「ボクッという音を表す擬声語」
「又」:右手の形
↓
「ひとの背に水を流して手で洗うさま」
↓
「洗い清める」
(二)
「彡」:「豊かで艶(つや)やかな髪」の形
(一) + (二)
↓
「洗い清めて、整えたり、飾ったりする」
↓
(「修」の意味)
① 修(おさ)める。形を整える。
② 修(かざ)る。飾(かざ)る。
~「飾」という漢字~
●飾(読み)・・・
かざ(る)
ショク
●飾(意味)・・・
飾(かざ)る。手を加えて美しくみせる。
●飾(漢字の成り立ち)・・・
「食」:「食器に食べ物を盛りそれにふたをした」形
「人」:「人」のかたち
「巾」:「頭に巻く布きれに紐(ひも)をつけ、帯に差し込む」形
↓
「食べ物をきれいに盛るように
家の中を布で飾って美しくみせる」
↓
(「飾」の意味)
飾(かざ)る。手を加えて美しくみせる。
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/9/4)
・国語の文法 > 文法の基礎 > 文節の働き(2)修飾語
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/9/4)
・語源事典
https://okjiten.jp/index.html
(アクセス日:2017/9/4)
≪関連記事≫
・述語とは (国語文法)
・主語とは (国語文法)
・文節とは(国語文法)
・単語とは(国語文法)
・「係り受け」とは (国語文法)
{ ポイント }
「どうする」「どんなだ」
●述語とは・・・
・文節の働きの一つ。
・「どうする」「どんなだ」にあたる文節。
・主語の動作や状態を表す。
●主語と述語の関係・・・
・係り受けの関係である。すなわち、
主語の文節は述語の文節に係り、
述語の文節は主語の文節を受ける。
・主語と述語の関係は、文を作る上で最も重要な部分である。
換言すると、
主語と述語の関係は、文の基礎構造である。
●述語の特徴・・・
文の最後にある。
●述語の特徴を生かした、主語の見つけ方・・・
1.文を文節に区切る。
2.述語を見つける。
(文の最後にある.)
3.その述語と意味の上でつながる(主語と述語の関係にある)
「誰が」「何が」にあたる文節を見つける。
●日本語と英語の比較・・・
日本語では、述語が文の最後にある。
英語では、述語が主語の直後にある。
●主語と述語の基本形・・・
「誰が どうする。」(動作を表す述語)
(例) 「私が投げる。」
「誰が どんなだ。」(状態を表す述語)
(例) 「彼女は綺麗だ。」
「誰が なんだ。」(状態を表す述語)
(例) 「彼は消防士だ。」
「誰が いる。」(状態を表す述語)
(例) 「妻が家にいる。」
~「動作」と「状態」について~
●「動作」とは・・・
体を動かすこと。
何かをすること。
●文の中の「動作」を表す文節・・・
「どうする」にあたる文節が、
「動作」を表す文節。
●「動作」の特徴・・・
・「その動きをすぐに止めたりすぐ始めることが出来る」
・(少し具体的に言うと…)「その動きを3秒後に止めたり3秒後に始めることが出来る」
●「動作」と「状態」の比較・・・
「動作」は急激に変化できる。
「状態」は急激に変化しない。
●動物の動作を表す文節の例・・・
両腕を振れ。
(動作を表す文節は「振れ」)
目を閉じろ。
(動作を表す文節は「閉じろ」)
●「状態」とは・・・
・(短く言うと…)人の、ある時点の有様(ありさま)。
・(詳細に言うと…)時間とともに変化する
人や物の
ある時点における
有様(ありさま)や性質。
・(換言すると…)移り変わる
人や物の
ある時点における
有様(ありさま)や性質。
●文の中の「状態」を表す文節・・・
「どんなだ」にあたる文節が、
「状態」を表す文節。
●「状態」の特徴・・・
・「急にその有様(ありさま)と正反対にならない。急にその有様にはならない。」
・(少し具体的に言うと…)「その有様から3秒後にその有様と正反対にはならない。」
●「状態」と「動作」の比較・・・
「状態」は急激に変化しない。
「動作」は急激に変化できる。
●動物の状態を表す文節の例・・・
彼は忙しい。
(状態を表す文節は「忙しい」)
顔色が悪い。
(状態を表す文節は「悪い」)
●物の状態を表す文節の例・・・
リンゴが美味しい。
(状態を表す文節は「美味しい」)
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/9/4)
・国語の文法 > 文法の基礎 > 文節の働き(1)主語・述語
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/9/4)
≪関連記事≫
・主語とは (国語文法)
・文節とは(国語文法)
・単語とは(国語文法)
・文とは(国語文法)
{ ポイント }
「誰が」「何が」
●主語とは・・・
・文節の働きの一つ。
・「誰が」「何が」にあたる文節。
・「誰が」「何が」という動作の主体をあらわす。
・文の主人公。
●主体とは・・・
動作をした本人のこと。
●主語と述語の関係・・・
・係り受けの関係である。すなわち、
主語の文節は述語の文節に係り、
述語の文節は主語の文節を受ける。
・主語と述語の関係は、文を作る上で最も重要な部分である。
換言すると、
主語と述語の関係は、文の基礎構造である。
●主語の見つけ方・・・
1.文を文節に区切る。
2.述語を見つける。
(文の最後にある.)
3.その述語と意味の上でつながる(主語と述語の関係にある)
「誰が」「何が」にあたる文節を見つける。
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/8/29)
・国語の文法 > 文法の基礎 > 文節の働き(1)主語・述語
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/8/29)
≪関連記事≫
・単語とは(国語文法)
・文節とは(国語文法)
・文とは(国語文法)
・段落とは(国語文法)
・文章とは (国語文法)
●文の種類・・・
単文
複文
重文
●単文とは・・・
一つ文の中に、主語・述語の関係が一組しかないもの。
●複文とは・・・
一つの文の中に、
主語・述語の関係が二組以上あり、
意味の上でそれらが対等でないもの。
●複文の例・・・
「台風がひどいので、学校は休みだ。」
文節に区切る。
「台風が/ひどいので、/学校は/休みだ。」
「台風が」が主語、
「ひどいので」が述語、
「学校は」が主語、
「休みだ」が述語。
主語・述語の関係が二組以上あり、
意味の上でそれらが対等ではないから、
複文である。
●重文とは・・・
一つの文の中に、
主語・述語の関係が二組以上あり、
意味の上でそれらが対等なもの。
●重文の例・・・
「今日は暑く、明日も暑い。」
文節に区切る。
「今日は/暑く、/明日も/暑い。」
「今日は」が主語、
「暑く」が述語、
「明日も」が主語、
「暑い」が述語。
主語・述語の関係が二組以上あり、
意味の上でそれらが対等だから、
重文である。
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/8/26)
・国語の文法
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/8/26)
≪関連記事≫
・単語とは(国語文法)
・文節とは(国語文法)
・文とは(国語文法)
・段落とは(国語文法)
・文章とは (国語文法)