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文花【あやはな】(文学)

源氏物語 若菜(わかな)18

【キーセンテンス】
寺を造り終えた。

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●原文
西山なる御寺 造り果てて
(にしやま なる みてら つくりはてて)

●訳
西山にある御寺(みてら)を造り終え、

●言葉の意味
・「なる」・・・
「~にある」
存在の助動詞「なり」の連体形

●「西山なる御寺」
仁和寺(にんなじ)。

●ふること(古言)「なり」(名詞)のこころ(意)・・・
なりいづること。
生(な)り出(い)づること。
生(う)まれ出(で)ること。

●ふること(古言)「なり」のみなもと(源)・・・
「なる」が名詞に化(か)わった。

●ふること(古言)「なる」(動詞)のこころ(意)・・・
なりいづ。
生(な)り出(い)づ。生(な)る。成(な)る。
生(う)まれ出(で)る。

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●「な」の音霊(おとたま)・・・
核(さね)。中心(なかうら)。

●核(さね)・・・
形有るものと形無き霊(たましい)を合わせ統(す)べている核(さね)というものがある。
その核(さね)は「な」という音でもある。

●「な」の数霊(かずたま)・・・
14。

●大和言葉(やまとことば)の源(みなもと)は、二つの音から成る動詞群。

 
≪参考文献≫
・山岸徳平(校注)(2010)『源氏物語』岩波書店
・吉野信子 (2015)『カタカムナ 言霊の超法則』徳間書店
・前田富祺 (監修) (2005)『日本語源大辞典』小学館
・やまとことばのみちのく

(アクセス日:2017/5/31)

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≪今日の言葉≫
「物事に名前が付けられると、それに対する不安感が減る」

 
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