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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

空(くう)とは 1

{ ポイント }
悟りの内容の一部分

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●自分について・・・

自分の定義は、
「父は~」、
「母は~」、
「住所は~」...
自分のとって重要と思うものから挙げていき、
どんどん細かく挙げていく。

自分というものを
徹底的に定義しようとすればするほど、
自分とは関係なくなっていく。

 
●点について・・・

数学における点の定義は、
ユークリッド幾何学において、
「線分の端」または
「円の中心」または
「線と線が交わるところ」。

点を見ようとしても、
見ることはできない。
なぜなら、
幅がないものが線だから
本当の線を見ることはできない。
線を見ることができない
ということは、
点も見ることができない。

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●空(くう)・・・

「自分」も「点」も、
見ようとしても、
見ることができない。

すなわち、
「自分」も「点」も空(くう)である。

これが、空(くう)
( = 縁起(えんぎ) )
の思想である。

 
●「空(くう)」と「悟り」の関係・・・

悟りの内容は、
「言語の世界」 +
「非言語の世界」。

空の思想は、
釈尊が
言葉では語り尽せない
悟りというものを、
可能な限り語ったものである。

つまり、空の思想は、
悟りの内容の一部分である。

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≪参考文献等≫
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館
・『釈迦の悟った内容 – 苫米地英人』(YouTube動画)

 
≪関連記事≫
中観派(ちゅうがんは)とは
中観派(ちゅうがんは)の歴史
釈尊から見た中観派(ちゅうがんは)
釈尊の考え 1
釈尊の考え 2

 
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仏陀(ぶっだ)とは

{ キーワード }
悟り

 
●仏陀(ぶっだ)とは・・・

悟りを開いた人。

釈尊は仏陀の一人。

 
≪参考文献等≫
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館

 
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仏教とは

{ キーワード }
悟り

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●「佛敎」とは・・・
・悟るための敎へ。
・佛陀(ぶっだ)となるための敎へ。

 
●佛敎の学問領域・・・
科学と宗教のあいだにある学問。

仏教は宇宙の構造を
解き明かす学問であって、
人々を救うための宗教かどうかは分からない。

 
≪参考文献等≫
・ダライラマ14世 (2001)『ダライ・ラマ自伝』文藝春秋
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館
・内田樹 (2002)『寝ながら学べる構造主義』文藝春秋

 
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二乗(にじょう)とは

{ キーフレーズ }
二つの乗り物

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●二乗(にじょう)とは・・・

声聞乗 (しょうもんじょう)

縁覚乗 (えんがくじょう)。

 
●声聞(しょうもん)とは・・・

釈尊から直接教わり、
悟った者。
他人に説こうとしない。

 
●縁覚(えんがく)とは・・・

釈尊から直接教わらずに、
独りで悟った者。
他人に説こうとしない。

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≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店

 
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五時(ごじ)とは

{ キーワード }
御経(おきょう)

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●五時(ごじ)・・・
天台智顗(てんだいちぎ)が、
釈尊(しゃくそん)の生涯を、
経(きょう)が説かれた時代ごとに分類したもの。

 
●第一時(ダイイチジ)・・・
年数:21日間
経:華厳経(けごんきょう)
場所:ブッダガヤ(の菩提樹の下)

●第二時(ダイニジ)・・・
年数:12年間
経:阿含経(アゴンキョウ) 
場所:ヴァーラーナスィー國のサールナート(別名:鹿野苑(ロクヤオン))
サールナートは初転法輪(ショテンポウリン)の地と呼ばれてゐる。
( 初転法輪 = 初めて法輪を転ず = 初めて説法す)
最初の教へを受けたもの:鹿(別説では五人の比丘(ビク)。比丘達は、最初は釈尊が修行を脱落したと思ひ、蔑んだが、見た目の神々しさに圧倒されて、卽座に弟子になつた。)

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●第三時(ダイサンジ)・・・
年数:8年間
経:様々な経
 
●第四時(ダイヨジ)・・・
年数:22年間
経:般若経(はんにゃきょう) 

●第五時(ダイゴジ)・・・
年数:8年間
経:法華三部経(ほっけさんぶきょう)
涅槃経(ねはんきょう)

 
≪関連記事≫
釈尊の考え 1
釈尊の考え 2
釈尊の生きていた時代背景
究極のゴール

 
≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・『さいこうの法華経講座 はじめに、時空を超えて!』(YouTube動画)

 
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菩薩(ぼさつ)とは

●菩薩(ぼさつ)とは・・・
今、修行中の人。
悟りへ向けての修行中の人。

●「菩薩」の大和言‥‥
行ひ中ばの人
【●「ボサツ」の やまと こと‥‥
おこなひ なかば の ひと】

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≪参考文献等≫
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館

 
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阿羅漢(あらかん)とは

●阿羅漢(あらかん)・・・
既(すで)に悟(さと)った人。

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≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館

 
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大乗(だいじょう)の人とは

{ ポイント }
まずは自分が悟る。

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●大乗の人とは・・・

悟った人達のうち、
人を救いたい、
人を悟らせたい、
真の仏教を広めたい、
と思っている人達。

 
≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館

 
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