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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

観音経(かんのんきょう)2

妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
(みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼんだいにじゅうご)

[キーワード]
無盡意菩薩(むじんにぼさつ)の問い

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●原文
合掌向佛
がっしょうこうぶつ

●書き下し文
合掌し仏に向いたてまつりて、

●訳 1
釈尊に向かい、合掌して、

●訳 2
手を合わせて佛様(ほとけさま)に向かい、

 
●原文
而作是言
にさくぜごん

●書き下し文 1
是の言(ことば)を作(な)したり

●書き下し文 2
是の言(ことば)を作(な)さく

●訳 1
釈尊に尋ねた。

●訳 2
このように言った。

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《今日の言葉》
「風向きを気にすれば種は蒔けない」
旧約聖書『コヘレトの言葉』11章4節

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

観音経(かんのんきょう)1

妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
(みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼんだいにじゅうご)

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[キーワード]
無盡意菩薩(むじんにぼさつ) 

●原文
爾時 無盡意菩薩 卽從座起
にじ むじんにぼさつ そくじゅうざき

●書き下し文
爾(そ)の時、無盡意菩薩、卽ち座より起(た)ちて、

●訳 1
その時、無盡意菩薩は、直(ただ)ちに座より起ちて、

●訳 2
その時、無盡意菩薩は、直(す)ぐに座から立ち上がり、

●解説
・爾時・・・
釈尊がこの世に居られた時の、此(こ)れから説法をしようとする「爾(そ)の時」であり、同時に今の私が応身佛(おうじんぶつ)(人間の姿形をした佛(ほとけ)様)であるところの釈尊に対して、此(こ)れから質問をしようとする「今、現在」。
・無盡意菩薩(アクシャヤマティ菩薩)‥‥
無盡意菩薩とは、学んでいる人々を代表している菩薩。
盡(つ)くることのなき悟りへの意(おも)ひを持ちたる菩薩。
盡(つ)くることのなき強き意志を持ちたる菩薩。
尽くることのなき意(こころ)を持つ菩薩。→ 常(とこ)しなへに道を求め続ける修行者。
悟りたしといふ、盡くることなき意ひを持ちて、悟るまで佛の敎へを學ぶことに身を獻ぐる者。
【さとりたしと いふ、つくる ことなき おもひを もちて、さとるまで ほとけの おしへを まねぶ ことに みを ささぐる もの。】
「アクシャヤ」:「盡くること無し」
「マティ」:「獻身」「身を獻(ささ)ぐること」「祈り」「祈ること」
「菩薩」:今、修行中の人。悟りへ向けての修行中の人。

「アクシャヤマティ菩薩」:「盡くること無き祈りをする菩薩」「常に佛の敎へに身を獻(ささ)げている修行者」

●「アクシャヤ(サンスクリット語)」‥‥
[意] 終ふることなし。常しなへに續く。盡くること無し。朽つること無し。滅ぶること無し。永遠に續く。不盡の。不朽の。不滅の。
[語感] 常しなへに續くさま。
【●「アクシャヤ(サンスクリット語)」‥‥
[こころ] をふる こと なし。とこしなへに つづく。つくる こと なし。くつる こと なし。ほろぶる こと なし。エイエンに つづく。フジンの。フキュウの。フメツの。
[ことの おもひ] とこしなへに つづく さま。】
——
●「とこしなへなり」‥‥
[漢字(からかた)] 常しなへなり
[單つ語(ひつこと)の種(くさ)] 形容動詞
[活用型] ナリ活用
[活用]{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
[例(たぐひ)]「心とこしなへに安し」(『徒然草 二一七(ふも と な)』の文(あや)を改(あらた)む)([譯(と)き] 心はいつまでも安らかなり。)

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●原文
偏袒右肩
へんだんうけん

●書き下し文
偏(ひとへ)に右の肩を袒(あらわ)にし、

●訳
法衣(ほうえ)の右肩を脱いで、

 
≪參考文献等≫
・神魔精妖名辞典
(アクセス日:2017/11/11)

 
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《今日の言葉》
「近くして見難きは我が心、
細にして空に遍(あまね)きは我が仏なり」

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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

延命十句観音経 (えんめいじっくかんのんきょう)

延命十句観音経 (えんめいじっくかんのんきょう)

(正字体)
延命十句觀音經

 
[キーワード]
観世音菩薩様

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●原文
観世音
かんぜおん
南無佛
なーむーぶつ
与佛有因  
よーぶつ うーいん
与佛有縁
よーぶつ うーえん
佛法僧縁
ぶっぽう そうえん
常楽我浄
じょうらく がーじょう
朝念観世音
ちょうねんかんぜーおん
暮念観世音
ぼーねんかんぜーおん
念念従心起
ねんねんじゅうしんきー
念念不離心
ねんねんふーりーしん

 
(正字体)
觀世音 南無佛
與佛有因 與佛有緣
佛法僧緣 常樂我淨
朝念觀世音 暮念觀世音
念念從心起 念念不離心

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●訳
観世音菩薩様、私は佛様(ほとけさま)に帰依(きえ)いたします。
私は佛(ほとけ)になるための因を持っています。
私は佛(ほとけ)になるための縁を持っています。
私は佛様(ほとけさま)・佛様の教え・佛様の教えを教える人と縁があります。
この世界は不滅・安楽・無我・清浄です。
朝に観世音菩薩様を念じ、
暮に観世音菩薩様を念じ、
一念一念、観世音菩薩様を心より念じ、
一念一念、観世音菩薩様に寄り添います。

●言葉の意味
・帰依・・・
信仰する。
・「常楽我浄」の「常」・・・
私達は「常」(不生不滅)の大生命であることを意味している。
・「常楽我浄」の「楽」・・・
人間の本性の神様の部分は安楽そのものであることを意味している。
・「常楽我浄」の「我」・・・
小さな我執をはなれて真実の自己に目覚めた自由自在の無我のはたらき。
・「常楽我浄」の「浄」・・・
迷いの心が尽きた時に現れてくる清らかな世界。

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《今日の言葉》
「我が生(しょう) 何処(いずこ)より来たる 去って 何処にか行く」
良寛

 
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