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歷し史【へしふみ】(歴史)

綏靖天皇(すいぜいてんのう)

【キーフレーズ】
兄と弟

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( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )

●代
2代

●幼名(おさなな)

●諱(いみな)

●和風諡号(わふうしごう)(日本書紀)
神渟名川耳天皇
かむ ぬ な かは みみ の すめらみこと
[ 神渟名川耳天皇
かん ぬ な かわ みみ の すめらみこと ]

●漢風諡号(かんふうしごう)
綏靖天皇
すいぜいてんのう
[ 綏靖天皇
すいぜいてんのう ]

●父
神武天皇
じんむてんのう
[ 神武天皇
じんむてんのう ]

●母(日本書紀)
媛蹈鞴五十鈴媛命
ひめ た たら い すず ひめ の みこと
[ 媛蹈鞴五十鈴媛命
ひめ た たら い すず ひめ の みこと ]

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●異母兄
手研耳命
た ぎし みみ の みこと
[ 手研耳命
た ぎし みみ の みこと ]

●同母兄
神八井耳命
かむ や ゐ みみ の みこと
[ 神八井耳命
かむ や い みみ の みこと ]

●妻(日本書紀)
五十鈴依媛命
い すず より ひめ の みこと
[ 五十鈴依媛命
い すず より ひめ の みこと ]

●皇居
葛城高丘宮
かづらき の たかおか の みや

●事績など
神武天皇の崩御後、庶兄の手研耳命(たぎしみみのみこと)は、天皇の位をねらい、異母弟の神八井耳命(かんやいみみのみこと)・神渟名川耳尊(かんぬなかわみみのみこと)を殺そうと企(くわだ)てた。
しかし、二人の弟は、この陰謀を察知し、手研耳命(たぎしみみのみこと)を襲い、殺害した。
そして、神八井耳命は祭祀王(さいしおう)(神主)に、神渟名川耳尊は天皇になった。

葛城高丘宮(皇居)は、葛城一言主神社(祭神:一言主大神 = 事代主)の近辺にある。
母が事代主の娘の姉で、妻が事代主の娘の妹。
綏靖天皇は、事代主との関りの深い場所に皇居を構えた。

葛城の地には、第2代天皇から第9代天皇の時代に宮(皇居)が置かれていた。
すなわち、初期大和朝廷の中心地は葛城の地(奈良盆地南部)であった。

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神八井耳命(かむ や い みみ の みこと)の子孫が太安万侶(おお の やす ま ろ)。

 
●その他
天皇は祭祀(国体,国家形態)と統治(政体,政治形態)を分けるのが一般的だった。これは日本の国の特徴でもあり、過去現在未来へと繋(つな)がっている形態でもある。

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・竹内睦泰 (2016)『古事記の宇宙』青林堂
・井沢元彦 (1997)『逆説の日本史〈1〉古代黎明編』小学館

 
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