111(いちいちいち)

長女・次女・長男・夫・妻・猫。 日常・神話・物語。

古事記(ふることふみ)63

~現代字体~

●原文
以弘国
【●ゲンブン
イ コウ コク】

●書き下し文
以て国を弘めたまひき
【●かきくだしブン
もって くに を ひろめ たまひ き】
(「以」:接続の意.「そして」.
「たまひ」:尊敬の補助動詞「たまふ」の連用形.
「き」:過去の助動詞「き」の終止形.)

●直訳
そして、国をお弘(ひろ)めになられた。

●意訳
そして、(天武天皇は、)美しい国柄(くにがら)をお広めになられた。

 
~正字体~

●原文
以弘國
【●ゲンブン】
イ コウ コク

●書き下し文
以て國を弘めたまひき
【●かきくだしブン
もって くに を ひろめ たまひ き】

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●以(部首)・・・
「人」(ひと)

●以(読み)・・・

もち(いる)
もっ(て)

●以(意味)・・・
① 以(もち)いる。使用する。
② ~で。~を使って。(手段・方法)
③そして。(接続)

●以(漢字の成り立ち)・・・
「鋤(すき)(農具)」の形

(意味:)「鋤を用いて耕す」

(意味:)「用いる」

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●弘(部首)・・・
「弓」(ゆみへん)

●弘(読み)・・・
コウ
ひろ(い)
ひろ(める)

●弘(意味)・・・
弘(ひろ)い。
弘(ひろ)める。

 
●弘(漢字の成り立ち)・・・

「弓」:「ゆみ」の形。
字源的には、「ム」:「小さく取り囲む」形。→(意味:)「私有する」「わたくし」。

ここでは、「宏(コウ)」と同じ音→「宏(コウ)」と同じ意味を持つようになった。→(意味:)「ひろい」。

または、「弓を強く弾(はじ)いた時の音の広がり」→(意味:)「ひろい」「ひろめる」

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●「國」(部首)・・・
「口」(くにがまえ)

●「國」(読み)・・・
コク
くに

●「國」(意味)・・・
国。
領地。
特定の地域。

●「國」(漢字の成り立ち)・・・
「囗」:「村」の形。
「一」:「境界線」の形。
「戈」:「矛(ほこ)」の形。
(「口」(くにがまえ)は後世になって追加された。)

「武装した村」

(意味:)「国」

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/9/20)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2017/9/20)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第137回)

(アクセス日:2017/9/20)
・語源事典
https://okjiten.jp/index.html
(アクセス日:2017/9/20)

 
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