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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

釈尊の生きていた時代背景

{ キーフレーズ }
厳しい身分制度

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●当時のインド・・・

生まれた時から身分は決められており、
上の身分に勝手になろうとすれば、
重罰が科されるような時代だった。

 
●当時の教団・・・

出家をする時は、財産を家に全て置いていき、
お金を持たずに出家をするのが習(なら)わしだった。

 
●当時の袈裟(けさ)・・・

幾(いく)つかの死体から袈裟を剝(は)ぎ取り、
継(つ)ぎ接(は)ぎをして着ていた。
そのため、袈裟は、便や血で汚れていた。
現在、袈裟の色が黄色なのは、それを由来(ゆらい)としている。

 
●出家者の衣食住・・・

・衣・・・
三枚の袈裟(けさ)のみ。

・食・・・
托鉢(たくはつ)をし、一日一食。

・住・・・
ベッドはダメで、地面に寝るのが習(なら)わしだった。

・その他・・・
歯の掃除用に爪楊枝(つまようじ)を持っていた。

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●精舎(しょうじゃ)・・・

金持ちが出家者のために寄付した家。
出家者は普段、野宿だったが、
雨が降っている時だけ、精舎で寝泊まりをした。

 
●女性の出家・・・

認めていなかった。
理由は、雨の日以外は野宿だったため、
暴漢に襲われる危険があったから。

後に、精舎(しょうじゃ)に常住し、
安全が確保されるようになって、
はじめて女性の出家が認めらるようになった。

 
●バラモン教徒・・・
当時、最も力を持っていたバラモン教徒は、
身分制度に厳しかったため、
身分を超えた出家を許していた釈尊の集団に嫌がらせをしていた。

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≪関連記事≫
釈尊の考え 1
釈尊の考え 2
五時(ごじ)とは
究極のゴール

 
≪参考文献等≫
・中村元,田村芳朗,末木文美士,福永光司,今野達(編集)(2002)『仏教辞典』岩波書店
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館
・苫米地英人氏の釈迦に関する話

 
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