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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ)51

[キーフレーズ]
舞(ま)いと歌(うた)詠(よ)み

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(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

●原文 1(本居宣長『古事記伝』より)
巻旌戢戈

●書き下し文 1(本居宣長『古事記伝』より)
旌を巻き戈を戢(をさ)め

●原文 2
卷旌戢戈
クワン シヤウ シユウ クワ
[ 巻旌戢戈
カン ショウ シュウ カ ]

●書き下し文 2
旌を卷き戈を戢め
はた を まき ほこ を をさめ
[ 旌を巻き戈を戢め
はた を まき ほこ を おさめ ]

●訳 1
旗を巻き、戈(ほこ)を収めて、

●訳 2
軍旗を巻き、武器を片づけて、

●言葉の意味
・卷[ 巻 ](読み)・・・
クワン
まき,ま(く)
[ カン
まき,ま(く) ]
・旌(読み)・・・
シヤウ,セイ
あらは(す),はた
[ ショウ,セイ
あらわ(す),はた ]
・戢(読み)・・・
シユウ
をさ(める),あつ(める)
[ シュウ
おさ(める),あつ(める) ]
・戈(読み)・・・
クワ
いくさ,ほこ
[ カ
いくさ,ほこ ]

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●原文 1(本居宣長『古事記伝』より)
儛-詠停於都-邑

●書き下し文 1(本居宣長『古事記伝』より)
儛詠して都邑に停(とま)りたまふ。

●原文 2
儛詠停於都邑
ブ エイ テイ ヨ ト イウ
[ 儛詠停於都邑
ブ エイ テイ ヨ ト ユウ ]

●書き下し文 2
舞詠して都邑に停まりたまひき。
ぶえい して という に とどまり たまひ き
[ 舞詠して都邑に停まりたまいき。
ぶえい して とゆう に とどまり たまい き ]

●書き下し文 3
舞ひ詠ひて都邑に停まりたまひき。
まひ うたひ て という に とどまり たまひ き
[ 舞い詠いて都邑に停まりたまいき。
まい うたい て とゆう に とどまり たまい き ]

●訳 1
踊り歌い、都に滞留された。

●訳 2
戦勝を祝して舞を踊り、歌を詠んだ。そして飛鳥の都に留(とど)まられた。

●訳 3
大海人皇子(おおあまのみこ)は飛鳥の都に凱旋(がいせん)され、舞を踊り、歌を詠まれた。

●言葉の意味
・儛[ 舞 ](読み)・・・
ブ,ム
ま(ふ)、まひ、もてあそ(ぶ)
[ ブ,ム
ま(う)、まい、もてあそ(ぶ) ]
・詠(読み)・・・
エイ
よ(む) ,うた(ふ)
[ エイ
よ(む),うた(う)]
・停(読み)・・・
テイ
とど(まる),と(まる)
[ テイ
とど(まる),と(まる) ]
・於(読み)・・・
ヲ,ヨ
を(ひて)
[ オ,ヨ
お(いて) ]
・都(読み)・・・
ト,ツ
みやこ
[ ト,ツ
みやこ ]
・邑(読み)・・・
ワウ,イウ
くに,みやこ,むら
[ オウ,ユウ
くに,みやこ,むら ]

●解説
都邑・・・
都(みやこ)。ここでは飛鳥の都を指す。

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《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

(アクセス日:2017/4/18)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2017/4/18)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第135回)

(アクセス日:2017/4/18)

 
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