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文花【あやはな】(文学)

古今集 色見えでうつろふものは

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うつろひ

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色見えで うつろふものは 世の中の
人の心の 花にぞありける

小野小町(おののこまち)

古今集 戀五 七九七

 
いろみえで うつろふものは よのなかの
ひとのこころの はなにぞありける

 
<漢字加へ>
色見えで 移ろふものは 世の中の
人の心の 花にぞ有りける

 
<直訳>
色が見えなゐで移ろふものは、世の中の人の心といふ花であつたのだなぁ…

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<意訳 1>
花も人の心も移ろふものだ。それが目に見えるか見えなゐかだけのはなしだ。
それを今更ながらに気づゐた…

 
<意訳 2>
花の移ろひは目に見える
目に見えず移ろひゆくのが人心ひとごころ

 
<意訳 3>
はなうつろひは見ゆれども
うらうつろひは見えぬものにや

花移ろひは見ゆれどもうら移ろひは見えぬものにや

花移ろひは目には見えるが、うら移ろひは見えないものか…

 
≪参考文献≫
・佐伯梅友(校注)(1981)『古今和歌集』岩波書店

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≪今日の言葉≫
「立志は特異を尚ぶ、俗流と與に議し難し」
(りつし は とくい を たふとぶ ぞくりう と とも に ぎし がたし)
吉田松陰

 
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