カテゴリー
文花【あやはな】(文学)

山家集 ゆくへなく月に心のすみすみて

[キーフレーズ]
ぼーっとする

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
ゆくへなく 月に心の すみすみて
果てはいかにか ならむとすらむ

ゆくへなく つきにこころの すみすみて
はてはいかにか ならむとすらむ

西行

山家集 353

●漢字を付加
行方無く月に心の澄み澄みて果ては如何にか為らんとすらむ

●訳
ぼーっと月を見ているうちに、心が澄んでいった。どこまでも澄んでいって、このままいくと私の心はどうなってしまうのだろう。

●解釈
感じたままを詩(うた)にした、西行の魅力が溢(あふ)れでている作品。

[ad#a-auto-1]
[ad#a-336-1]

 
《参考文献》
久保田淳・吉野朋美 校注 (2013)『西行全歌集』岩波文庫

 
↓応援クリック、いつもありがとうございます。
にほんブログ村 その他日記ブログへ

 
《今日の名言》
「世の中を夢とみる」
「捨てぬ人をぞ捨つるとはいふ」(出家をしない者こそが自分を捨てている者である)
西行