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釈尊から見た中観派(ちゅうがんは)

{ キーフレーズ }
言語と非言語

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●釈尊から見た中観派(ちゅうがんは)・・・

論理的には
釈尊の教えであるが、
論理と非論理の両方を極めたものが
釈尊の悟りである。

言語で語られる「縁起」と
言語で語ることの出来ない「体感」による悟りの
両方を極めたものが
釈尊の悟りであり、
真実の悟りの内容である。

「徹底的に考え、
最後は思考を超えなさい」
これが、
釈尊の仰(おっしゃ)ったこと。

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●釈尊派・・・

原始仏教。
釈迦仏教。

中観派(ちゅうがんは)の
空(くう)の思想という
「論理」と、
体感による悟りという
「非論理」の
両方を極めたもの。

 
≪関連記事≫
中観派(ちゅうがんは)とは
中観派(ちゅうがんは)の歴史

 
≪参考文献等≫
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館
・『釈迦の悟った内容 – 苫米地英人』(YouTube動画)

 
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中観派(ちゅうがんは)とは

{ キーフレーズ }
言葉を重視

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●中観派(ちゅうがんは)とは・・・

北伝仏教の流れにある、
唯識派(ゆいしきは)と並ぶ、
二大学派のひとつ。

ナーガールジュナを開祖とする。

空(くう)の思想を説く。

 
●「空(くう)」の思想とは・・・

全ての「存在」は、
他との「関係」によってのみ
成立する。

「関係」が出来た後、
「存在」が出来る。

 
●中観派(ちゅうがんは)の特徴・・・

論理重視。
言葉を重視する。

そして、語り尽したあとで、
「それも空(くう)、
何も語っていない」
という。

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●ナーガールジュナの書いた『中論(ちゅうろん)』・・・

誤った「空(くう)」に対する考え方を、
論理で、論破する書物。

 
●ツォンカパ・・・
中観派(ちゅうがんは)の仏教徒。

 
●ツォンカパの思想・・・

「ナーガールジュナは何も語っていない」
「中論(ちゅうろん)は何も語っていない」
「空(くう)の思想は何も語っていない」
「私も何も語っていない」

なぜなら、「空(くう)」の思想は、
「存在するものは無い」という思想だから。

 
●ゲルグ派・・・

ツォンカパが始めた宗派。
ダライ・ラマ14世はゲルグ派。
現在のチベット密教の中心流派。

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≪参考文献等≫
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館
・『釈迦の悟った内容 – 苫米地英人』(YouTube動画)

 
≪関連記事≫
中観派(ちゅうがんは)の歴史
釈尊から見た中観派(ちゅうがんは)

 
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中観派(ちゅうがんは)の歴史

{ キーフレーズ }
北伝仏教の流れ

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●中観派(ちゅうがんは)の歴史 1・・・

釈尊(しゃくそん)が
菩提樹(ぼだいじゅ)の下で悟った内容は、

南伝仏教では、
「縁起(えんぎ)」、

北伝仏教では、
「空(くう)」、

と呼ばれている。

後から作られた北伝仏教が、
「縁起」のことを
「空」と言い換えた。

北伝仏教は、
釈尊の死後、500年経って、
サンスクリット語に訳して経典を残していった。

北伝仏教の流れが、
中観派(ちゅうがんは)や
唯識派(ゆいしきは)。

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●中観派(ちゅうがんは)の歴史 2・・・

南伝仏教では、
ある時期から
論理を積み重ねる仏教が流行し、
それが、
北伝仏教に受け継がれ、
中観派(ちゅうがんは)ができた。

中観派は、
言葉を使い、
論理を固めていった。
それが
論理重視の日本仏教学者に
引き継がれている。

 
≪関連記事≫
中観派(ちゅうがんは)とは
釈尊から見た中観派(ちゅうがんは)

 
≪参考文献等≫
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・苫米地英人 (2010)『お釈迦さまの脳科学』小学館
・『釈迦の悟った内容 – 苫米地英人』(YouTube動画)

 
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