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言の葉【ことのは】

「心臟」

●「心臟」の大和言‥‥
(  )
(   )
【●「シンゾウ」の やまと こと‥‥
(  )
(   )】

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●「心臟」の大和言‥‥

心の臟
【●「シンゾウ」の やまと こと‥‥
こころ
こころ の くら】

 
●例‥‥
(        )
『蘭學事始/菊池寛』(一部改め)
[譯き]
桃の實の樣な心臟
【●たぐひ‥‥
(        )
『ランガク こと はじめ/キクチ カン』(ひ ところ あらため)
[とき]
もも の み の よう な シンゾウ】

 
●例‥‥
桃の實の如き心の臟
『蘭學事始/菊池寛』(一部改め)
[譯き]
桃の實の樣な心臟
【●たぐひ‥‥
もも の み の ごとき こころ の くら
『ランガク こと はじめ/キクチ カン』(ひ ところ あらため)
[とき]
もも の み の よう な シンゾウ】

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≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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言の葉【ことのは】

「一層」

●「一層」の大和言‥‥
(   )
【●「イッ ソウ」の やまと こと‥‥
(   )】

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●「一層」の大和言‥‥
いとど
【●「イッ ソウ」の やまと こと‥‥
いとど】

 
●例‥‥
(                     )、
『更級日記』(一部改め)
[直譯き]
物語りの所々を語るのを聞くと、もっと聞きたい気持ちが增すけれど、
[譯き 二]
物語りの所々を語ってくれるのを聞くと、益聞きたい気持ちが募るけれど、
【●たぐひ‥‥
(                     )、
『さらしな ひふみ』(ひ ところ あらため)
[なほ とき]
ものがたり の ところどころ を かたる の を きく と、もっと きき たい きもち が ます けれど、
[とき ふ]
ものがたり の ところどころ を かたっ て くれる の を きく と、ますます きき たい きもち が つのる けれど、】

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●例‥‥
物語りの所所語るを聞くに、いとどゆかしさ增されど、
『更級日記』(一部改め)
[直譯き]
物語りの所々を語るのを聞くと、もっと聞きたい気持ちが增すけれど、
[譯き 二]
物語りの所々を語ってくれるのを聞くと、益聞きたい気持ちが募るけれど、
【●たぐひ‥‥
ものがたり の ところどころ かたる を きく に、いとど ゆかしさ まされど、
『さらしな ひふみ』(ひ ところ あらため)
[なほ とき]
ものがたり の ところどころ を かたる の を きく と、もっと きき たい きもち が ます けれど、
[とき ふ]
ものがたり の ところどころ を かたっ て くれる の を きく と、ますます きき たい きもち が つのる けれど、】

 
●「一層」の類語‥‥
(  )
(  )
(  )
【●「イッ ソウ」の たぐひ こと‥‥
(  )
(  )
(  )】

 
●「一層」の類語‥‥

もっと
一段と
【●「イッ ソウ」の たぐひ こと‥‥
ますます
もっと
イチダンと】

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言の葉【ことのは】

「祖父」

●「祖父」の大和言‥‥
(  )
(  )
【●「ソ フ」の やまと こと‥‥
(  )
(  )】

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●「祖父」の大和言‥‥
大父
祖父
【●「ソ フ」の やまと こと‥‥
おほ ちち
おほ ぢ】

 
●例‥‥
(            )
『平家物語り』(一部改め)
[譯き]
祖父の忠盛は笛の名人だった。
【●たぐひ‥‥
(            )
『たひら の いへ ものがたり』(ひ ところ あらため)
[とき]
ソフ の ただもり は ふえ の メイジン だっ た。】

 
●例‥‥
大父忠盛笛の秀つ手なりけり
『平家物語り』(一部改め)
[譯き]
祖父の忠盛は笛の名人だった。
【●たぐひ‥‥
おほちち ただもり ふえ の ほつて なり けり
『たひら の いへ ものがたり』(ひ ところ あらため)
[とき]
ソフ の ただもり は ふえ の メイジン だっ た。】

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●例‥‥
(          )、
『源氏物語り』(一部改め)
[譯き 一]
祖父の右大臣は性格が惡くゐらっしゃって、
[譯き 二]
祖父の右大臣は意地の惡い御方で、
【●たぐひ‥‥
(          )、
『みなもと うぢ ものがたり』(ひ ところ あらため)
[とき ひ]
ソフ の ウダイジン は セイカク が わるく ゐらっしゃっ て、
[とき ふ]
ソフ の ウダイジン は イジ の わるい おかた で、】

 
●例‥‥
大父大臣性無く御座して、
『源氏物語り』(一部改め)
[譯き 一]
祖父の右大臣は性格が惡くゐらっしゃって、
[譯き 二]
祖父の右大臣は意地の惡い御方で、
【●たぐひ‥‥
おほちち おとど さがなく おはし て、
『みなもと うぢ ものがたり』(ひ ところ あらため)
[とき ひ]
ソフ の ウダイジン は セイカク が わるく ゐらっしゃっ て、
[とき ふ]
ソフ の ウダイジン は イジ の わるい おかた で、】

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言の葉【ことのは】

「地層」

●「地層」の大和言‥‥
(  )
【●「チ ソウ」の やまと こと‥‥
(  )】

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●「地層」の大和言‥‥
地層
【●「チ ソウ」の やまと こと‥‥
つち ごし】

 
●「層」を含む例の文句ひ‥‥
(      )、
『今昔物語り集め』(一部改め)
[譯き 一]
朱雀門の上の階に、
[譯き 二]
朱雀門の二階に、
【●「こし」を ふくむ たぐひ の あや さかひ‥‥
(      )、
『いま むかし ものがたり つめ』(ひ ところ あらため)
[とき ひ]
スザクモン の うへ の カイ に、
[とき ふ]
スザクモン の ニカイ に、】

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●「層」を含む例の文句ひ‥‥
朱雀門の上の層に、
『今昔物語り集め』(一部改め)
[譯き 一]
朱雀門の上の階に、
[譯き 二]
朱雀門の二階に、
【●「こし」を ふくむ たぐひ の あや さかひ‥‥
スザク の かど の うへ の こし に、
『いま むかし ものがたり つめ』(ひ ところ あらため)
[とき ひ]
スザクモン の うへ の カイ に、
[とき ふ]
スザクモン の ニカイ に、】

 
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・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
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言の葉【ことのは】

「實家」

●「實家」の大和言‥‥
(  )
【●「ジッカ」の やまと こと‥‥
(  )】

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●「實家」の大和言‥‥

【●「ジッカ」の やまと こと‥‥
さと】

 
●例‥‥
(               )、
『源氏物語り』(一部改め)
[譯き 一]
舞の習ひ等は實家でとてもよく敎へ込んで、
[譯き 二]
舞の躾などは實家で本當によく敎へ込んで、
【●たぐひ‥‥
(               )、
『みなもと うぢ ものがたり』(ひ ところ あらため)
[とき ひ]
まひ の ならひ など は ジッカ で とても よく をしへ こんで、
[とき ふ]
まひ の しつけ など は ジッカ で ホントウに よく をしへ こんで、】

 
●例‥‥
舞習はし等は里にていと良う仕立てて、
『源氏物語り』(一部改め)
[譯き 一]
舞の習ひ等は實家でとてもよく敎へ込んで、
[譯き 二]
舞の躾などは實家で本當によく敎へ込んで、
【●たぐひ‥‥
まひ ならはし など は さと に て いと よう したて て、
『みなもと うぢ ものがたり』(ひ ところ あらため)
[とき ひ]
まひ の ならひ など は ジッカ で とても よく をしへ こんで、
[とき ふ]
まひ の しつけ など は ジッカ で ホントウに よく をしへ こんで、】

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言の葉【ことのは】

「小さい」

●「小さい」の大和言‥‥
(   )
【●「ちひさい」の やまと こと‥‥
(   )」

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●「小さい」の大和言‥‥
小さし
【●「ちひさい」の やまと こと‥‥
ちひさし」

 
●「小」の付く言の葉の例‥‥
(   )
(   )
(   )
(   )
(   )
(   )
(   )

 
●「小」の付く言の葉の例‥‥
小口・・・小さき口
小門・・・小さき門
小庭・・・小さき庭
小澤・・・小さき澤
小國・・・小さき國
小櫛・・・小さき櫛
小波・・・小さき波
【「ショウ」の つく ことのは の たぐひ‥‥
こぐち・・・ちひさき くち
こかど・・・ちひさき かど
こには・・・ちひさき には
をさは・・・ちひさき さは
をくに・・・ちひさき くに
をぐし・・・ちひさき くし
ささなみ・・・ちひさき なみ】

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言の葉【ことのは】

「平生」(副詞)

●「平生」(副詞)の大和言‥‥
(   )
(   )
(   )
【●「ヘイ ゼイ」(フク シ)の やまと こと‥‥
(   )
(   )
(   )】

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●「平生」(副詞)の大和言‥‥
何時も
常に
常日頃
【●「ヘイ ゼイ」(フク シ)の やまと こと‥‥
いつも
つねに
つね ひごろ】

 
●例‥‥
(          )
[譯き]
何時も有難う御座います。
【●たぐひ‥‥
(          )
[とき]
いつも ありがとう ございます。】

 
●例‥‥
何時も忝く候ふ
[譯き]
何時も有難う御座います。
【●たぐひ‥‥
いつも かたじけなく さもらふ
[とき]
いつも ありがとう ございます。】

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言の葉【ことのは】

「龍神」

●「龍神」の大和言‥‥
(  )
(  )
【●「リュウ ジン」の やまと こと‥‥
(  )
(  )】

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●「龍神」の大和言‥‥
龍神
龍神
【●「リュウ ジン」の やまと こと‥‥
たつ の かみ
たつ かみ】

 
●例‥‥
(   )
– 阿蘇神社の祭り神 –
【●たぐひ‥‥
(   )
– あそ の かみ やしろ の まつり がみ -】

 
●例‥‥
國龍神
– 阿蘇神社の祭り神 –
【●たぐひ‥‥
くに たつ の かみ
– あそ の かみ やしろ の まつり がみ -】

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●例‥‥
(    )
– 富山縣富山市 –
【●たぐひ‥‥
(    )
– とやま の あがた とやま いち -】

 
●例‥‥
龍神の滝
– 富山縣富山市 –
【●たぐひ‥‥
たつ かみ の たき
– とやま の あがた とやま いち -】

 
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言の葉【ことのは】

「なす」(古語)

●例‥‥
(    )もの(       )時、
『古事記』(一部改め)
[譯き]
脂の樣なものが海月の樣に漂ってゐる時、
【●たぐひ‥‥
(    )もの(       )とき、
『ふる こと ふみ』(ひ ところ あらため)
[とき]
あぶら の ヨウ な もの が くらげ の ヨウ に ただよっ て ゐる とき、】

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●例‥‥
脂の如きもの海月なす漂へる時、
『古事記』(一部改め)
[譯き]
脂の樣なものが海月の樣に漂ってゐる時、
【●たぐひ‥‥
あぶら の ごとき もの くらげ なす ただよへ る とき、
『ふる こと ふみ』(ひ ところ あらため)
[とき]
あぶら の ヨウ な もの が くらげ の ヨウ に ただよっ て ゐる とき、】

 
●例‥‥
(   )を(   )に(       )
『萬葉集め』(一部改め)
[譯き]
檜の荒材を宇治川に漂ひ靡く玉藻の樣に浮かべ流してゐる。
【●たぐひ‥‥
(   )を(   )に(       )
『よろづ は つめ』(ひ ところ あらため)
[とき]
ひのき の あらザイ を うぢ がは に ただよひ なびく たまも の ヨウ に うかべ ながし て ゐる。】

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●例‥‥
檜の嬬手を宇治川に玉藻なす浮かべ流せり
『萬葉集め』(一部改め)
[譯き]
檜の荒材を宇治川に漂ひ靡く玉藻の樣に浮かべ流してゐる。
【●たぐひ‥‥
ひ の つまで を うぢ がは に たまも なす うかべ ながせ り
『よろづ は つめ』(ひ ところ あらため)
[とき]
ひのき の あらザイ を うぢ がは に ただよひ なびく たまも の ヨウ に うかべ ながし て ゐる。】

 
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言の葉【ことのは】

「既に」「もう」

●「既に」「もう」の大和言‥‥
(  ),(  )
(  )
(  )
【●「すでに」「もう」の やまと こと‥‥
(  ),(  )
(  )
(  )】

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●「既に」「もう」の大和言‥‥
已に,既に
疾く

【●「すでに」「もう」の やまと こと‥‥
すでに,すでに
とく
はや】

 
●「既に」「もう」の現代の類語‥‥
(    )
【●「すでに」「もう」の いま よ の たぐひ こと‥‥
(    )】

 
●「既に」「もう」の現代の類語‥‥
疾っくに
【●「すでに」「もう」の いま よ の たぐひ こと‥‥
とっくに】

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●例‥‥
(         )
[出で典]今昔物語り集め(一部改め)
[直譯き]
盗人は既に射落とした。
[意譯き]
盗人は射落とした。
【●たぐひ‥‥
(         )
[いで ぶみ]いま むかし ものがたり つめ(ひ ところ あらため)
[なほ とき]
ぬすびと は すでに いおとし た。
「こころ とき」
ぬすびと は いおとし た。】

 
●例‥‥
盗人は已に射落としぬ
[出で典]今昔物語り集め(一部改め)
[直譯き]
盗人は既に射落とした。
[意譯き]
盗人は射落とした。
【●たぐひ‥‥
ぬすびと は すでに いおとし ぬ
[いで ぶみ]いま むかし ものがたり つめ(ひ ところ あらため)
[なほ とき]
ぬすびと は すでに いおとし た。
「こころ とき」
ぬすびと は いおとし た。】

「ぬ」:完了の助動詞。

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●例‥‥
(         )
『源氏物語り』(一部改め)
[譯き]
息は疾っくに絶え果ててしまってゐた。
【●たぐひ‥‥
(         )
『みなもと うぢ ものがたり』(ひ ところ あらため)
[とき]
いき は とっくに たえはて て しまっ て ゐ た。】

 
●例‥‥
息は疾く絶え果てにけり
『源氏物語り』(一部改め)
[譯き]
息は疾っくに絶え果ててしまってゐた。
【●たぐひ‥‥
いき は とく たえはて に けり
『みなもと うぢ ものがたり』(ひ ところ あらため)
[とき]
いき は とっくに たえはて て しまっ て ゐ た。】

「に」:完了の助動詞「ぬ」の連用形。
「けり」:過去の助動詞。

 
●例‥‥
(         )
[出で典]伊勢物語り(一部改め)
[譯き]
鬼は既に一口で(女を)食ってしまってゐた。
【●たぐひ‥‥
(         )
[いで ぶみ]イセ ものがたり(ひ ところ あらため)
[とき]
おに は すでに ひとくち で (をんな を)くっ て しまっ て ゐ た。】

 
●例‥‥
鬼早一口に食ひてけり
[出で典]伊勢物語り(一部改め)
[譯き]
鬼は既に一口で(女を)食ってしまってゐた。
【●たぐひ‥‥
おに はや ひ くち に くひ て けり
[いで ぶみ]イセ ものがたり(ひ ところ あらため)
[とき]
おに は すでに ひとくち で (をんな を)くっ て しまっ て ゐ た。】

「に」:動作の手法の助詞。
「て」:完了の助動詞「つ」の連用形。
「けり」:過去の助動詞。

 
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