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観音経(かんのんきょう)14

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( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )

●原文
稱觀世音菩薩名者
しょう かん ぜ おん ぼ さつ みょう しゃ
[ 称観世音菩薩名者
しょう かん ぜ おん ぼ さつ みょう しゃ ]

●書き下し文
觀世音菩薩の名を稱せば、
かんぜおんぼさつ の な を しょうせ ば
[ 観世音菩薩の名を称せば、
かんぜおんぼさつ の な を しょうせ ば ]

●訳
観世音菩薩の名を称(とな)えたならば、

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●解説
・觀(部首)・・・

みる
・觀(読み)・・・
カン
み(る),み(せる),しめ(す)
・觀(意味)・・・
① 観(み)る。よく見る。細かく見る。注意して見る。
例:観心(かんじん),観測(かんそく)
② 観(み)せる。 観(しめ)す。人々に見せる。
例:観艦式
・觀(漢字の成り立ち)・・・
左側は、「目の周囲が赤く、目が大きい、飾(かざ)り羽根(ばね)のある鸛(こうのとり)」の象形。
古代、この鳥を使って占い(鳥の動きを類型化した鳥占い)をしていた。鳥の動きをよく見て占っていたため、「よく見る」を意味に持つ漢字の一部分に採用された。
・觀(漢字の成り立ち)・・・
「鳥」の象形 +
「目」の象形 +
「人」の象形
→ 「よく見る」
→ 「よく見る」という意味を本質に持つ漢字「觀」の成立。

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社
・白川静 (2003)『常用字解』平凡社
・『もりの学校』

(アクセス日:2017/5/29)

 
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