【キーセンテンス】
観世音菩薩の名を称(とな)える
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(正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)
●原文
其中若有 乃至一人 稱觀世音菩薩名者
ごちゅうにゃくう ないしいちにん しょうかんぜおんぼさつみょうしゃ
[ 其中若有 乃至一人 称観世音菩薩名者
ごちゅうにゃくう ないしいちにん しょうかんぜおんぼさつみょうしゃ ]
●書き下し文
其の中に、若し乃至一人有りて、觀世音菩薩の名を稱せば、
そのなかに もしないし ひとりありて かんぜおんぼさつの なを しょうせば
[ 其の中に、若し乃至一人有りて、観世音菩薩の名を称せば、
そのなかに もしないし ひとりありて かんぜおんぼさつの なを しょうせば ]
●訳
その中に一人だけでも、観世音菩薩の御名(みな)を称(とな)えるものがいれば、
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●原文
是諸人等 皆得解脫 羅剎之難
ぜしょにんとう かいとくげだつ らせつしなん
[ 是諸人等 皆得解脱 羅刹之難
ぜしょにんとう かいとくげだつ らせつしなん ]
●書き下し文
この諸の人等は皆、羅剎の難を解脫することをことを得ん。
この もろもろの ひとらは みな らせつの なんを げだつする ことを えん
[ この諸の人等は皆、羅刹の難を解脱することをことを得ん。
この もろもろの ひとらは みな らせつの なんを げだつする ことを えん ]
●訳 1
これらの者たちは皆、羅刹鬼の難から逃れることができるであろう。
●訳 2
漂着した者たちは皆、羅刹の島から脱出できるであろう。
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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社