【キーワード】
あめ(天)
( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )
●原文
得(とく)天(てん)統(とう)而(じ)
【得天統而】
●原文(現代字体・現代仮名遣い)
(同上)
●書き下し文
天(あめ)の統(すじ)を得(え)て、
【天の統を得て、】
●書き下し文(現代字体・現代仮名遣い)
(同上)
●ふることとき(古語訳き)
くらゐ(位)につ(即)き、
[いまこととき(今語訳き)] 天皇(すめらき)の位(くらい)に即(つ)いて、
【 ●古言訳き
くらゐにつき、
[今言訳き] 天皇の位に即いて、 】
●「あめ(天)」のこころ(意)・・・
[ふること(古言)] あめ(天)のうへ(上)のさかひ(境)。
[いまこと(今言)] 天(あめ)の上(うえ)の界(さかい)。
【 ●「あめ」のこころ・・・
[ふること] あめのうへのさかひ。
[いまこと] 天の上の界。 】
●あまつひつぎ(天津日嗣)・・・
天皇(すめらき)の位(くらゐ )を嗣(つ)ぐを云(い)ふ。
【 ●あまつひつぎ・・・
すめらきのくらゐをつぐをいふ。 】
●ふること(古言)「すめらき」(なことは(名詞) )にあ(当)つるからしるし(漢記)・・・
皇(すめらき)
【 ●ふること「すめらき」(なことは)にあつるからしるし・・・
皇(すめらき) 】
●ふること(古言)「すめる」(うごきことは(動詞) )にあ(当)つるからしるし(漢記)・・・
統(す)める,総(す)める
【 ●ふること「すめる」(うごきことは)にあつるからしるし・・・
統(す)める,総(す)める 】
●「す」のおとたま(音霊)・・・
ひとかた(一方)にすす(進)む。
[いまこと(今言)] 一(ひと)つの方向(ほうこう)へ進(すす)む。
【●「す」のおとたま・・・
ひとかたにすすむ。
[いまこと] 一つの方向へ進む。】
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』
(アクセス日:2017/6/11)
・古事記をそのまま読む
(アクセス日:2017/6/11)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第137回)
(アクセス日:2017/6/11)