闇の歴史、後南朝 後醍醐流の抵抗と終焉 / 森
数ヶ月前から後南朝に興味を持ち始め、きちんとした資料を探していたところ、この本に巡りあいました。
南朝研究の第一人者である森氏が、後南朝に特化して著した本です。信用に値する資料に基づいて、後南朝の実像を
南朝は、室町幕府により歴史の闇に葬りさられました。
その後、南朝系は応仁の乱の時代まで生き延びました。本書はその具体的な経緯が書かれています。
●この本で分かったこと
・南北統一前後の天皇とその周辺の動向。
・南北統一で完全に消滅したかに見える後醍醐天皇の子孫たちが、何度も歴史の表舞台に現れ、歴史をかき回してきた。
・断続的に、南朝系の威光が消滅するように画策してきた。
●読んでも分からなかった点
・後南朝がどのように終わりを迎えたのか?
・歴史教科書には、なぜ後南朝の動向が取り上げられていないのか?
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≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス