{ ポイント }
氏姓制度 = 管理制度
●氏姓制度とは・・・
・大和政権が大きくなるにつれて、
それに従う豪族が増えていった。
これら豪族達を管理するための制度が作られた。
その制度の一つが氏姓制度である。
・朝廷が豪族に氏と姓を与えた。
・姓は順位(地位)と職種をあらわす。
●氏(うじ)とは・・・
各豪族の一族及び彼らが支配する民を一括(くく)りにした集団の名称。
(例) 蘇我氏,物部氏.
●姓(かばね)とは・・・
氏(豪族)に与えられる大和政権内での地位をあらわす称号。
●姓による優劣・・・
(身分の高い順に,)
1.大王(おおきみ)
(大王は姓(かばね)ではないが,身分が分かりやすいように一位として記した.)
(天皇や天皇家に姓(かばね)はない.)
2.臣(おみ)
2.連(むらじ)
4.君(きみ)
5.直(あたひ)
5.造(みやつこ)
5.首(おびと)
●大王(おほきみ)・・・
天皇。
●臣(おみ)・・・
・天皇家の親戚。
・先祖は天照大神(あまてらす おほみかみ)。
・蘇我氏,平群氏(へぐりうじ),葛城氏(かつらぎうじ)など。
・臣(おみ)の職務は今でいう政治家や官僚。
・臣(おみ)の中で一人の最有力者が
大臣(おほおみ)に選ばれた。大臣は今でいう首相。
・「おみ」の語源は「おむ(和む・治む)」。「おむ」が名詞に変化し、「おみ」となった。
●連(むらじ)・・・
天皇家の家来。
≪参考文献≫
・渡部昇一 (2011)『決定版・日本史』扶桑社
・竹内睦泰 (2005)『超速!最新日本史の流れ』ブックマン社
・好奇心は放浪中! > 大和政権の内部をちょびっと拝見☆ (11)
https://plaza.rakuten.co.jp/kikimomo15/diary/200502100000/
(アクセス日:2017/8/30)