[キーフレーズ]
ぼーっとする
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ゆくへなく 月に心の すみすみて
果てはいかにか ならむとすらむ
ゆくへなく つきにこころの すみすみて
はてはいかにか ならむとすらむ
西行
山家集 353
●漢字を付加
行方無く月に心の澄み澄みて果ては如何にか為らんとすらむ
●訳
ぼーっと月を見ているうちに、心が澄んでいった。どこまでも澄んでいって、このままいくと私の心はどうなってしまうのだろう。
●解釈
感じたままを詩(うた)にした、西行の魅力が溢(あふ)れでている作品。
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《参考文献》
久保田淳・吉野朋美 校注 (2013)『西行全歌集』岩波文庫
《今日の名言》
「世の中を夢とみる」
「捨てぬ人をぞ捨つるとはいふ」(出家をしない者こそが自分を捨てている者である)
西行