[キーワード]
天武天皇
●原文 1
曁飛鳥淸原大宮 御大八洲天皇御世
●原文 2(本居宣長『古事記伝』より)
曁飛-鳥清-原大-宮。御大-八-洲天-皇御-世。
●書き下し文 1
+
・「
しら(しめしし),をさ(めたまふ)
・「
いた(りて)
●書き下し文 2(本居宣長『古事記伝』より)
飛鳥の清み原の大宮に。大八洲(おおやしま)御(しろしめ)しゝ天皇の御世に曁(およ)びて。
●訳
●解説
・曁(正規の読み)・・・
キ,いた(る),およ(ぶ)
・曁(正規の意味)・・・
いたる。およぶ。日の出。日がのぼり始めるさま。
・曁(部首)・・・
「日」(ひ)
・
「あすかきよみがはら の みや」とも言う。
672年から694年までの皇居。天武天皇と持統天皇の
・「洲」(正規の読み)・・・
シュウ,しま,す
・「洲」(正規の意味)・・・
しま。くに。大陸。
・「州」(正規の読み)・・・
シュウ,ス,す,くに,しま
・「州」(正規の意味)・・・
しま。川の中に砂が積もってできた陸地。古代中国の行政区画。
・「御」(正規の読み)・・・
ギョ,ゴ,おん,お,おさ(める),み
・「御」(正規の意味)・・・
治める。統治する。
動物を思い通りに操る。
・「白」(漢字の語源)
「頭の白い骨、日光、どんぐりの実」の象形。 → 「白いもの」→ 「白い」
・「匕」(正規の読み)・・・
ヒ,さじ
・「匕」(正規の意味)・・・
さじ(匕,匙)。
あいくち(匕首)。
(語源:
(語源:
・「匕」(部首)・・・
匕(ひ)
・「皀」(正規の読み)・・・
キュウ。キョウ。コウ。ヒキ。ヒョク。
・「皀」(正規の意味)・・・
かんばしい。穀物のよい香り。
ひとつぶ。穀物の一粒。
・「皀」(部首)・・・
「白」(しろ)
・「皀」(漢字の語源)・・・
「白」(白い
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』
(アクセス日:2017/1/8)
・古事記をそのまま読む
(アクセス日:2017/1/8)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第131回)
(アクセス日:2017/1/8)