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文花【あやはな】(文学)

源氏物語 若菜(わかな) 3

[キーフレーズ]
出家への思い

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●原文
としごろ行なひおこない本意ほいふかきを

●訳
朱雀院すざくいんみかどは、)長年、出家しゅっけの意思が深かったのを

●言葉の意味
・ころ・・・
とし」「つき」などの語に付くと、時間経過を表す言葉になる。
としごろ・・・
長年の間。
行なひおこない・・・
出家。仏道修行ぶつどうしゅぎょう
本意ほい・・・
かねてからの願い。

●その他
・本(漢字の成り立ち)・・・
「木」の根本ねもとの部分に「-(しるし)」をつけた字が「本」→(意味)→
根本こんぽんかなめ

●解説
もう長くはないと悟った朱雀院すざくいんは、出家を考えている。

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≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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≪今日の言葉≫
「ある段階を超えると、所有物が主人となり、所有者が奴隷となる」
ニーチェ
(1844~1900)
(同時代の人:
伊藤博文 1841年生まれ
孝明こうめい天皇
1831~1867
在位 1846~1867)