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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ) 11

[キーフレーズ]
言い伝えのおかげ

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●原文
元始綿邈 頼先聖而 察生神立人之世

●書き下し文
元始はじめ綿邈とおけれども、さきひじりりて神を生み人を立てし世をれり。

●別の書き下し文
元始げんし綿邈めんばくなれども、先聖せんせいりて神を生み人を立てし世をりぬ。

●訳
この世の始まりは、連綿れんめんと続いているはるか遠い昔のことであるが、いにしえからの聖人せいじんの言い伝えのおかげで、神々が産まれた時代や、人間の世界がつくられた時代を知ることができる。

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●言葉の意味
・邈(漢字の正式な読み)・・・
バク。とお(い)。
・邈(漢字の正式な意味)・・・
遠い
・綿(漢字の正式な読み)・・・
メン。わた。つら(なる)。
・綿(漢字の正式な意味)・・・
綿わたが、繊維せんいからまりあってひとまとまりの状態になっていることから、)長く連なる。
熟語の例:「連綿れんめん」「綿々めんめん
先聖せんせい・・・
古伝承こでんしょうを言い伝えてきた聖人せいじん

●その他
地上界において、泥海のような脆弱ぜいじゃくな土壌を固められたのは、無数の龍神だった。(岡田茂吉もきちの説)

 
《参考文献》
次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫

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≪今日の言葉≫
「神はすべてを創造そうぞうした」
デカルト 「省察しょうさつ
(フランスの哲学者)
(1596~1650)

 
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