●「調べる」の大和言‥‥
參ぬ
【●「しらべる」の やまと こと‥‥
たづぬ】
●「たづぬ」に當つる漢字‥‥
參ぬ,調ぬ
【●「たづぬ」に あつる からかた‥‥
たづぬ,たづぬ】
—
●「たづぬ」に当てる漢字‥‥
参ぬ,調ぬ
【●「たづぬ」に あてる カンジ‥‥
たづぬ,たづぬ】
●例の文句ひ‥‥
「何者の家ぞ」と調ねさせ給ひければ、
([出づる典]大鏡(一部改め))
(「させ」:使かせの動き助け詞「さす」の意活き連なりの形。
「ば」:確定まり順接ぎ(偶然か)の助け詞「ば」。)
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
「なにもの の いへ ぞ」と たづね させ たまひ けれ ば、
([いづる ふみ]おほかがみ(ひ ところ あらため))
(「させ」:はたらかせ の うごき たすけ こと「さす」の こころ いき つらなり の かた。
「ば」:かた さだまり ことはり つぎ(たまさか)の たすけ こと「ば」。)】
—
●例文句‥‥
「何者の家ぞ」と調ねさせ給ひければ、
([出典]大鏡(一部改め))
(「させ」:使役の助動詞「さす」の連用形。
「ば」:確定順接(偶然)の助詞「ば」。)
[訳]
「何者の家か」と調べさせなさったところ、
【●レイ モンク‥‥
「なにもの の いへ ぞ」と たづね させ たまひ けれ ば、
([シュッテン]おおかがみ(イチブ あらため))
(「させ」:シエキ の ジョドウシ「さす」の レンヨウケイ。
「ば」:カクテイ ジュンセツ(グウゼン)の ジョシ「ば」。)
[ヤク]
「なにもの の いえ か」と しらべ させ なさっ た ところ、】
≪參ね物等【たづね もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス