【キーフレーズ】
ふりをする
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●原文
用而示之不用
ヨウ ジ ジ シ フ ヨウ
●書き下し文 1
用なるも之に不用を示し、
ようなる も これ に ふよう を しめし
●書き下し文 2
用にして之に不用を示し、
よう にして これ に ふよう を しめし
●訳 1
役に立つのに、役に立たないように見せかけたり、
●訳 2
用立てられるのに、用立てられないふりをしたり、
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●言葉の意味
・用(部首)・・・
用
もちいる
・用(読み)・・・
ヨウ
もち(いる),はたら(き)
・用(意味)・・・
用いることができる。使える。役立たせることができる。用立てられる。
・「用」の漢字の成り立ち・・・
二つ以上の漢字の形(または意味)を会わせて作られた漢字を会意文字という。
「用」は二つの「形」を「会」わせて作られた漢字だから「会形文字」といえるが、一般的には会意文字と呼ばれる。
棒で板に穴を開ける様(さま)を描いた。
「卜」の形に近い棒で「中」の形に近い板に穴を開ける様を描いた。
→ その棒を板を開ける道具として使う(用いる)ことができる。
→(「用」の意味) 用(もち)いることができる。使える。役立たせることができる。
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《参考文献》
金谷治 (2000)『新訂 孫子』岩波文庫