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文花【あやはな】(文学)

雲祖書(くもつおやふみ)1

雲祖書(くもつおやふみ)とは、私の先祖(さきつおや)より伝わる古書(いにしへのふみ)です。
少しずつ投稿していく予定です。

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●時

あまにときなし。
こしかた、いま、ゆくすゑ、みなことごとく、いまなり。
ゆくすゑにおこらむこと、みな、いまあらはる。

【天(あま)に時(とき)無(な)し。
来(こ)し方(かた)、今(いま)、行(ゆ)く末(すゑ)、皆(みな)悉(ことごと)く、今(いま)なり。
行(ゆ)く末(すゑ)に起(お)こらむこと、皆(みな)、今(いま)現(あらは)る。】

[訳] あの世には時が流れていない。
過ぎ去った時、今、これから来る時、すべてが今である。
未来に起こることは、すべて、今現れる。

【[訳] あの世(よ)には時(とき)が流(なが)れていない。
過(す)ぎ去(さ)った時(とき)、今(いま)、これから来(きた)る時(とき)、すべてが今(いま)である。
未来(みらい)に起(お)こることは、すべて、今(いま)現(あらわ)れる。】

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●山

やまのかみほどおそろしきものはなし。

【山(やま)の神(かみ)ほど恐(おそ)ろしきものはなし。】

[訳] 山の神ほど恐ろしいものはない。

【[訳] 山(やま)の神(かみ)ほど恐(おそ)ろしいものはない。】

 
●海

うみはことなるうみとかよへり。

【海(うみ)は異(こと)なる海(うみ)と通(かよ)へり。】

[訳] 海は異なる世の海と繋がっている。

【[訳] 海(うみ)は異(こと)なる世(よ)の海(うみ)と繋(つな)がっている。】

 
●時

こよみのうまれしより、たみのこころはつかにやすまれり。

【暦(こよみ)の生(う)まれしより、民(たみ)の心(こころ)僅(はつ)かに安(やす)まれり。】

[訳] 暦ができてから、民の心は僅かばかり安らかになった。

【[訳] 暦(こよみ)ができてから、民(たみ)の心(こころ)は僅(わず)かばかり安(やす)らかになった。】

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≪参考文献≫
・『雲祖書(くもつおやふみ)』
・吉野信子 (2015)『カタカムナ 言霊の超法則』徳間書店
・前田富祺 (監修) (2005)『日本語源大辞典』小学館
・やまとことばのみちのく

(アクセス日:2017/6/4)

 
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