{ キーフレーズ }
仏界の自覚
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●本文の大意
仏法の反省は、一般的な反省とは違う。
今の自分は、十界(じっかい)のうち、どの界かを反省する。
しかし、反省して、自分が「地獄界」「餓鬼界」「畜生界」「修羅界」へ行っては何にもならない。
また、反省して、「人間界」「天上界」「声聞界」「縁覚界」へ行く(自覚する)のは、仏法が無くとも自分自身の力で行ける。
ところが、「菩薩界」「仏界」を自覚するような反省だけは、仏法無しでは、<教法>無しでは、絶対に出来ない。
釈尊以来・時代毎に教法は変わって来たが、どの教法でも反省自覚法であったし、この一点は永久不変である。
仏法は反省自覚法である。
反省自覚の智法である。
断じて境法ではない。
●解説
・境法・・・
真実を客観的に追究すること。
・智法・・・
真実を体感で追究すること。
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《参考文献等》
・石田次男, 本橋雅史(1986)『現代諸学と仏法』日経企画出版局
・中村元(翻訳)(1958)『ブッダのことば―スッタニパータ』岩波書店
・『中杉 弘のブログ』
(アクセス日:2017/7/15)