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言の葉【ことのは】

「らし」「らしい」

(      )
[出で典]萬葉集め(一部改め)
[譯き]
妻の旅は長くなってゐるらしい。
【(      )
[いで ぶみ]よろづ は つめ(ひ ところ あらため)
[とき]
つま の たび は ながく なっ て ゐる らしい。】

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妹が旅は久しくあるらし
[出で典]萬葉集め(一部改め)
[譯き]
妻の旅は長くなってゐるらしい。
【いも が たび は ひさしく ある らし
[いで ぶみ]よろづ は つめ(ひ ところ あらため)
[とき]
つま の たび は ながく なっ て ゐる らしい。】

 
(      )
[出で典]古今和歌集め(一部改め)
[譯き]
玉を通してゐる紐を抜いてばらばらにしてゐる人が居るらしい。
【(      )
[いで ぶみ]いにしへ いま やまと うた つめ(ひ ところ あらため)
[とき]
たま を とほし て ゐる ひも を ぬい て バラバラ に し て ゐる ひと が ゐる らしい。】

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抜き亂る人あるらし
[出で典]古今和歌集め(一部改め)
[譯き]
玉を通してゐる紐を抜いてばらばらにしてゐる人が居るらしい。
【ぬき みだる ひと ある らし
[いで ぶみ]いにしへ いま やまと うた つめ(ひ ところ あらため)
[とき]
たま を とほし て ゐる ひも を ぬい て バラバラ に し て ゐる ひと が ゐる らしい。】

 
(      )
[出で典]萬葉集め(一部改め)
[譯き]
此の酒であるらしい。
【(      )
[いで ぶみ]よろづ は つめ(ひ ところ あらため)
[とき]
こ の さけ で ある らしい。】

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此の酒にてあるらし
[出で典]萬葉集め(一部改め)
[譯き]
此の酒であるらしい。
【こ の さけ に て ある らし
[いで ぶみ]よろづ は つめ(ひ ところ あらため)
[とき]
こ の さけ で ある らしい。】

 
≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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