月: 2018年10月

●「さあ」の大和言‥‥
（　　　）
【●「さあ」のやまと こと‥‥
（　　　）】

 
●「さあ」の大和言‥‥
いざ
【●「さあ」のやまと こと‥‥
いざ】

 
●例の文‥‥
（　　　　　）
［譯き］
さあ、行こう。　　
【●たぐひ の あや‥‥
（　　　　　）
［とき］
さあ、いこ う。】

 
●例の文‥‥
いざ行かむ
［譯き］
さあ、行こう。
–
「む」：持ち心の動き助け詞「む」の終はり止めの形。
（「む」：意志の助動詞「む」の終止形。）　　　
【●たぐひ の あや‥‥
いざ いか む
［とき］
さあ、いこ う。
–
「む」：もちごころ の うごきたすけこと「む」の をはりどめのかた。
（「む」：イシ の ジョドウシ「む」の シュウシケイ。）】

 
●例の文‥‥
（　　　　　）
［譯き］
さあ、始めるぞ。
【●たぐひ の あや‥‥
（　　　　　）
［とき］
さあ、はじめる ぞ。】

 
●例の文‥‥
いざ始めむ
［譯き］
さあ、始めるぞ。
【●たぐひ の あや‥‥
いざ はじめ む
［とき］
さあ、はじめる ぞ。】

 
≪參ね物（參考文獻）【たづね もの（サンコウ ブンケン）】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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●「臺風」の大和言‥‥
（　　　）
（　　　）
【●「タイ フウ」の やまと こと‥‥
（　　　）
（　　　）】

 
●「臺風」の大和言‥‥
野分き
野分け
【●「タイ フウ」の やまと こと‥‥
の わき
の わけ】

 
●例‥‥
（　　　　　　　　　）
［出で典］武蔵曲／芭蕉（一部改め）
［譯き］
臺風が吹き荒れ、盥に落ちる雨漏りの音を聞く夜かな。
【●たぐひ‥‥
（　　　　　　　　　）
［いで ぶみ］むさし ぶり／バショウ（ひ ところ あらため）
［とき］
タイフウ が ふきあれ、たらひ に おちる あまもり の おと を きく よ か な。】

 
●例‥‥
野分きして盥に雨を聞く夜かな
［出で典］武蔵曲／芭蕉（一部改め）
［譯き］
臺風が吹き荒れ、盥に落ちる雨漏りの音を聞く夜かな。
【●たぐひ‥‥
のわきし て たらひ に あめ を きく よ か な
［いで ぶみ］むさし ぶり／バショウ（ひ ところ あらため）
［とき］
タイフウ が ふきあれ、たらひ に おちる あまもり の おと を きく よ か な。】

 
≪參ね物（參考文獻）【たづね もの（サンコウ ブンケン）】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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●「繪」の大和言‥‥
（　　）
【●「エ」の やまと こと‥‥
（　　）】

 
●「繪」の大和言‥‥
繪
【●「エ」の やまと こと‥‥
かた】

 
●例の文‥‥
（　　　　　　　）
［出で典］枕の草子（一部改め）
［譯き］
障子には、荒海の繪。
【●たぐひ の あや‥‥
（　　　　　　　）
［いで ぶみ］まくら の くさ ふみ（ひ ところ あらため）
［とき］
ショウジ に は、あらうみ の エ。】

 
●例の文‥‥
御障子は荒海の繪
［出で典］枕の草子（一部改め）
［譯き］
障子には、荒海の繪。
【●たぐひ の あや‥‥
みソウジ は あらうみ の かた
［いで ぶみ］まくら の くさ ふみ（ひ ところ あらため）
［とき］
ショウジ に は、あらうみ の エ。】

 
●「繪を描く専門家」の大和言‥‥
（　　　）
【●「エ を かく セン モン カ」の やまと こと‥‥
（　　　）】

 
●「繪を描く専門家」の大和言‥‥
繪師
【●「エ を かく セン モン カ」の やまと こと‥‥
かた うし】

 
≪參ね物（參考文獻）【たづね もの（サンコウ ブンケン）】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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●「掃除」「淸掃」の大和言‥‥
（　　　）
（　　　）
【●「ソウ ジ」「セイ ソウ」の やまと こと‥‥
（　　　）
（　　　）】

 
●「掃除」「淸掃」の大和言‥‥
淸め
掃ひ除ひ
【●「ソウ ジ」「セイ ソウ」の やまと こと‥‥
きよめ
はらひ のごひ】

 
●例の文‥‥
（　　　　　　　　）
［出で典］枕草子（一部改め）
［譯き］
例の役人が御庭の淸掃に參上した。
【●たぐひ の あや‥‥
（　　　　　　　　）
［いで ぶみ］まくら の くさ ふみ（ひ ところ あらため）
［とき］
レイ の ヤクニン が み には の セイソウ に サンジョウし た。】

 
●例の文‥‥
例の官人御淸めに參りたり
［出で典］枕草子（一部改め）
［譯き］
例の役人が御庭の淸掃に參上した。
【●たぐひ の あや‥‥
か の つかさ びと お きよめ に まゐり たり
［いで ぶみ］まくら の くさ ふみ（ひ ところ あらため）
［とき］
レイ の ヤクニン が み には の セイソウ に サンジョウし た。】

 
≪參ね物（參考文獻）【たづね もの（サンコウ ブンケン）】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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●「役人」の大和言‥‥
（　　　）
【●「ヤク ニン」の やまと こと‥‥
（　　　）】

 
●「役人」の大和言‥‥
官人
【●「ヤク ニン」の やまと こと‥‥
つかさ びと】

 
●例の文‥‥
（　　　　　　　　）
［出で典］枕草子（一部改め）
［譯き］
例の役人が御庭の淸掃に參上した。
【●たぐひ の あや‥‥
（　　　　　　　　）
［いで ぶみ］まくら の くさ ふみ（ひ ところ あらため）
［とき］
レイ の ヤクニン が み には の セイソウ に サンジョウし た。】

 
●例の文‥‥
例の官人御淸めに參りたり
［出で典］枕草子（一部改め）
［譯き］
例の役人が御庭の淸掃に參上した。
【●たぐひ の あや‥‥
か の つかさ びと お きよめ に まゐり たり
［いで ぶみ］まくら の くさ ふみ（ひ ところ あらため）
［とき］
レイ の ヤクニン が み には の セイソウ に サンジョウし た。】

 
●例の言の葉‥‥
（　　　　）
［譯き］
御役人樣
【●たぐひ の こと の は‥‥
（　　　　）
［とき］
おヤクニンさま】

 
●例の言の葉‥‥
官人樣
［譯き］
御役人樣
【●たぐひ の こと の は‥‥
つかさ びと さま
［とき］
おヤクニンさま】

 
≪參ね物（參考文獻）【たづね もの（サンコウ ブンケン）】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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●「二流」の大和言‥‥
（　　　）
（　　　）
【●「ニ リュウ」の やまと こと‥‥
（　　　）
（　　　）】

 
●「二流」の大和言‥‥
次樣
二の町
【●「ニ リュウ」の やまと こと‥‥
つぎ さま（つぎ ざま）
ふ の まち】

 
●例の文句ひ‥‥
（　　　　　　　　）
［譯き］
永遠の二流国家
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
（　　　　　　　　）
［とき］
エイエンの ニリュウ コッカ】

 
●例の文句ひ‥‥
常しへなる次樣の國
［譯き］
永遠の二流国家
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
とこしへなる つぎさま の くに
［とき］
エイエンの ニリュウ コッカ】

 
●例の文句ひ‥‥
（　　　　　　　　）
［出で典］假装人物/德田秋声（一部改め）
［譯き］
顏はあまりハンサムではないが、
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
（　　　　　　　　）
［いで ぶみ］カソウ ジンブツ/トクダ シュウセイ（ひ ところ あらため）
［とき］
かほ は あまり ハンサムで は ない が、】

 
●例の文句ひ‥‥
顏は些と二の町なれど、
［出で典］假装人物/德田秋声（一部改め）
［譯き］
顏はあまりハンサムではないが、
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
かほ は ちと ふのまち なれ ど、
［いで ぶみ］カソウ ジンブツ/トクダ シュウセイ（ひ ところ あらため）
［とき］
かほ は あまり ハンサムで は ない が、】

 
≪參ね物（參考文獻）【たづね もの（サンコウ ブンケン）】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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●「解明する」「明らかにする」の大和言‥‥
（　　　）
【●「カイメイする」「あきらか に する」の やまと こと‥‥
（　　　）】

 
●「解明する」「明らかにする」の大和言‥‥
明らむ
【●「カイメイする」「あきらか に する」の やまと こと‥‥
あきらむ】

 
●例の文句ひ‥‥
（　　　　　　）
［譯き 一］
解明していきたい
［譯き 二］
明らかにしていきたい
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
（　　　　　　）
［とき ひ］
カイメイし て いき たい
［とき ふ］
あきらか に し て いき たい】

 
●例の文句ひ‥‥
明らめまほし
［譯き 一］
解明していきたい
［譯き 二］
明らかにしていきたい
【●たぐひ の あや さかひ‥‥
あきらめ まほし
［とき ひ］
カイメイし て いき たい
［とき ふ］
あきらか に し て いき たい】
–
「いき」：補助動詞（前の動詞に補助的に意味を添へる動詞）。本來の「行く」の意味はない。

 
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・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
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