神 產 巣 日 神
[キーフレーズ]
(何かが創られて、)壊れる方向へ向かう力そのもの
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●『人間の探究 649 スピノザの汎神論』(中杉弘のブログ)における解説
・原子核を造っている素粒子(物質を構成している最小単位)が天之御中主神。
・天之御中主神が集まり、何かを創る力(集合させていく力)が高御産巣日神。
・(何かが創られて、)壊れる方向へ向かう力(分散させていく力)が神産巣日神。
●古事記の中の神産巣日神 1
・世界で三番目に現れた神。
・性別のない独神。
●古事記の中の神産巣日神 2
・屍に生じた穀類を取って、それらを種として地上に蒔いた。
・屍になった大国主命を生き返らせた。
●言葉の意味
・産巣・・・「苔が生す」の「むす」。生まれて育つ。
・日・・・太陽。
●言葉の別の意味
・むすひ・・・結び。交わり。結合により生成する。
●二つ名(別名)
・神皇産霊尊(かみむすひのみこと)
・神魂命(かみたまのみこと)
●高御産巣日神と神産巣日神
・高御産巣日神が天界の物語にに多く登場するのに対して、神産巣日神は出雲の物語に何度か登場する。
・古事記では性別のない独神だが、高御産巣日神が男神、神産巣日神が女神で、対になって男女の「むすび」を象徴する神であるとする説もある。
●その他の説
・天之御中主神、
高御産巣日神、
神産巣日神の三柱神を三位一体とする。
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●まとめ
・神産巣日神は「(何かが創られて、)壊れる方向へ向かう力そのもの」。
・三柱神の一柱。
・出雲の物語と関わりが深い。
《参考文献等》
・『中杉 弘のブログ』
(アクセス日:2016/11/30)
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
今日の言葉:
「幸福な人生を送るのに、必要不可欠なものなどほとんどない。それはすべてあなたの内部、あなたのものの考え方の中にある」
マルクス・アウレリウス(第16代ローマ皇帝)
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