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古事記(ふることふみ) 28

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聖帝せいてい

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●原文(本居宣長『古事記伝』より)
於今傳聖帝

●書き下し文 1
今に聖帝せいていつた

●書き下し文 2(本居宣長『古事記伝』より)
今に於て聖帝と傳ふ。

●訳 1
(それゆえ仁徳にんとく天皇は、)今に聖帝と伝えられている。

●訳 2
(それゆえ仁徳にんとく天皇は、)今日こんにちまで聖帝と呼ばれている。

●言葉の意味
・傳(漢字の正式な読み)・・・
デン。つた(う)。
・傳(漢字の正式な意味)・・・
つたえる。語りぐ。

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●解説 1
・卽、[覺夢而敬神祇、所以稱賢后」―「望烟而撫黎元、於今伝聖帝。」で、対句。
仁徳にんとく天皇・・・
第16代天皇。高津の宮たかつのみや。大雀命(おほさざきのみことおおさざきのみこと)。
大雀命(おほさざきのみことおおさざきのみこと)は、ある日、高い山へと登り、夕食の時間にかまどからけむりが立ちのぼっていないのを見て、民(おほみたからおおみたから)の貧しさに気付き、年貢ねんぐを中止した。
すると、3年後にはかまどからけむりが立ちのぼるようになり、年貢を再開した。

●解説 2(本居宣長『古事記伝』より)(上の原文と無関係な箇所は省略)
・望烟而撫黎-元。於今傳聖帝。
烟を望て黎元を撫でたまふ。今に於て聖帝と傳ふ。
高津ノ宮ノ御世の事にて、其ノ御段リに出たり。
黎元は民をいふ。
【後に仁徳と御謚を奉られしも、こゝの文の意なり。】
(意訳:
高津の宮たかつのみや御世みよのことで、その段に話が出てくる。
黎元れいげん」は「民(おほみたからおおみたから)」の意。
【この文に記されている天皇すめらみこと御振舞おふるまいにより、後に「仁徳にんとく」というおくりなたてまつられた。】)

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《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』
(『日本人に打ち込む100本の柱』民のかまど(君臣一体)13柱)

(アクセス日:2016/12/15)
・古事記をそのまま読む

(アクセス日:2016/12/15)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第129回)

(アクセス日:2016/12/15)

 
《今日の言葉》
「柔軟になれば、不可能が可能になる」
ハンニバル
(カルタゴの将軍)
(紀元前247~紀元前183)

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