111(いちいちいち)

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古事記(ふることふみ) 26

[キーワード]
賢帝けんてい

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●原文 1
所以稱賢后

●原文 2(本居宣長『古事記伝』より)
所-以稱賢-后。

●書き下し文 1
所以このゆえ賢后けんごうたたうる

●書き下し文 2
所以ちて賢后さかききさきたたうる

●書き下し文 3(本居宣長『古事記伝』より)
所以に賢后と稱す。

●訳 1
そのため、(崇神すじん天皇は)賢帝けんていたたえられる。

●訳 2(「書き下し文 3」の訳)
そのため、(崇神すじん天皇は)賢帝けんていと呼ばれる。

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●言葉の意味
・后(漢字の正式な読み)・・・
コウ。きさき。きみ。
・后(漢字の正式な意味)・・・
天皇。天皇の正妻。
・所以(漢字の正式な読み)・・・
ゆえん。
・所以(漢字の正式な意味)・・・
理由。わけ。
・称(漢字の正式な読み)・・・
ショウ。たた(える)。とな(える)。
・称(漢字の正式な意味)・・・
たたえる。ほめたたえる。名付ける。

●解説 1
・卽、[覺夢而敬神祇、所以稱賢后」―「望烟而撫黎元、於今伝聖帝。」で、対句。

●解説 2(本居宣長『古事記伝』より)
・水垣ノ宮ノ御世の事にて、其ノ御段リに出たり。后は君なり。
【神功皇后の御事かとも聞ゆめれど、其(ソ)は御夢のこと見えず。】
【後に崇神と御謚を奉られしも、こゝの文の意なり。】
(意訳:
水垣の宮みずがきのみや御世みよのことで、その段に夢の話が出てくる。「后」は「君」のことである。
神功じんぐう皇后のことかとも思えるが、そちらの段には夢の話は出てこない。】
【この文にしるされている天皇の御振舞おふるまいにより、後に「崇神すじん」というおくりなたてまつられた。】)
+
・御事(読みかた)・・・
おんこと。おこと。

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第129回)

(アクセス日:2016/12/13)

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≪今日の言葉≫
「関東勢百万も候へ、男は一人もいなく候」
(関東武者は百万人いるが、勇敢な男は一人も居ない)
真田幸村
(1567~1615)

-神話【かみかたり】(神話)
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