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●原文 1
所以稱賢后
●原文 2(本居宣長『古事記伝』より)
所-以稱賢-后。
●書き下し文 1
●書き下し文 2
●書き下し文 3(本居宣長『古事記伝』より)
所以に賢后と稱す。
●訳 1
そのため、(
●訳 2(「書き下し文 3」の訳)
そのため、(
●言葉の意味
・后(漢字の正式な読み)・・・
コウ。きさき。きみ。
・后(漢字の正式な意味)・・・
天皇。天皇の正妻。
・所以(漢字の正式な読み)・・・
ゆえん。
・所以(漢字の正式な意味)・・・
理由。わけ。
・称(漢字の正式な読み)・・・
ショウ。たた(える)。とな(える)。
・称(漢字の正式な意味)・・・
たたえる。ほめたたえる。名付ける。
●解説 1
・卽、[覺夢而敬神祇、所以稱賢后」―「望烟而撫黎元、於今伝聖帝。」で、対句。
●解説 2(本居宣長『古事記伝』より)
・水垣ノ宮ノ御世の事にて、其ノ御段リに出たり。后は君なり。
【神功皇后の御事かとも聞ゆめれど、其(ソ)は御夢のこと見えず。】
【後に崇神と御謚を奉られしも、こゝの文の意なり。】
(意訳:
【
【この文に
+
・御事(読みかた)・・・
おんこと。おこと。
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第129回)
(アクセス日:2016/12/13)
≪今日の言葉≫
「関東勢百万も候へ、男は一人もいなく候」
(関東武者は百万人いるが、勇敢な男は一人も居ない)
真田幸村
(1567~1615)