111(いちいちいち)

長女・次女・長男・夫・妻・猫。 日常・神話・物語。

源氏物語 若菜(わかな)17

【キーフレーズ】
気がかりな朱雀院(すざくいん)

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( 正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと
[現代字体・現代仮名遣い]を併記 )

●原文
誰を頼む蔭にてものしたまはむとすらむと
(たれ を たのむ かげ にて ものし たまはむ と すらむ と)

●原文に漢字を付加
誰を頼む蔭にて物し給はむとすらむと

●訳
「~ 誰を頼りにしてお過ごしになるのだろう」と、

●言葉の意味
・「蔭(かげ)」・・・
「(頼みの)綱」「支え」「あて」「よりどころ」「かばってくれるもの」
・「にて」・・・
「~で」「~によって」
〔手段,方法〕の意味の格助詞。
・「ものす(物す)」・・・
「暮らす」「過ごす」
サ行変格活用。
様々な動きを表す言葉の代わりとして用いられる。
本文では、「暮らす」「過ごす」の言葉の代用として用いられている。
・「たまは(給は)」・・・
「お~になる」
補助動詞ハ行四段「給ふ」の未然形。尊敬語。作者または話者からの動作主に向けてのうやまいのこころ
ここでは、朱雀院(話者)から女三の宮(おんなさんのみや)(動作主)に向けてのうやまいのこころ

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●原文
ただこの御ことをうしろめたく思し嘆く。
(ただ この おんこと を うしろめたく おぼし なげく)

●原文に漢字を付加
ただこの御事を後ろめたく思し嘆く

●訳
(朱雀院は、)この女三の宮(おんなさんのみや)だけが気がかりで、お嘆きになられている。

●その他
・「御」のおとは、「おほみ、おほん、おん、お、み」のうち、より調しらべのおとった。
・地の文で用いられる敬語は、作者からのうやまいのこころ
会話文で用いられる敬語は、話者からのうやまいのこころ

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≪参考文献≫
・山岸徳平(校注)(2010)『源氏物語』岩波書店

 
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