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文花【あやはな】(文学)

源氏物語 若菜(わかな) 1

[キーフレーズ]
朱雀院すざくいん御不例ごふれい
御不例ごふれい・・・貴人きじんの病気)

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●原文
朱雀院すざくいんみかど、ありし御幸みゆきののち、その頃ほひころおいより、つねならずなやみわたらせ給ふたもう

●訳
朱雀院すざくいんみかどは、少し前に紅葉のうたげ御幸みゆきなされた。そのあとぐらいから、御身体おからだの具合が悪くなられ、苦しんでいらっしゃった。

●言葉の意味
朱雀院すざくいん・・・
光る源氏の兄。
御幸みゆき・・・
天皇すめらぎの外出。
・ありし御幸みゆきののち・・・
先日の(紅葉のうたげの)御幸みゆきの後。
頃ほひころおい・・・
(その)頃。
つね(れい)ならず・・・
(病気のために)体の状態がいつもと違っている。
・悩む・・・
病気で苦しむ。

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≪參ね物(參考文獻)【たづね もの(サンコウ ブンケン)】≫
・林達夫ほか (1972)『世界大百科事典』平凡社
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
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≪今日の言葉≫
「あせってはいけません。 ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です」
夏目漱石
(1867~1916)
(同時代の人:南方熊楠みなかたくまぐす 1867年生まれ、出口王仁三郎でぐちおにさぶろう 1871年生まれ)