111(いちいちいち)

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ためらい【躊躇い】の「まし」(古典文法)

●助動詞「まし」‥‥
[活用]ませ・ましか/〇/まし/まし/ましか/〇
[活用の型]特殊型
[直前語]未然形

 
●ためらい【躊躇い】の意志「まし」の訳‥‥
(なにを・どれを)~(したら・すれば)(よいのだろうか・よいのだろう・よいかしら)

 
●ためらい【躊躇い】の「まし」に伴う語‥‥
「や」「か」「いかに」「なに」「いづれ」など。

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●「ためらう【躊躇う】」とは‥‥
・行動に移したいが、迷う部分があるため、
行動に移れない。
・しようかしまいかと(心が迷って・思い切りがつかなくて)、
決めかねる(行動に移れない)。
・決めかねる。
・迷う。
・ふらつく。
・意志の前段階。

 
●「ためらい」の類義語‥‥
「迷い」

 
●「ためらい」と「ためらいの意志」‥‥
「意志」とは「ためらっていない心の状態」であるため、
「ためらいの意志」という言い方は適切ではない。

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●ためらい【躊躇い】の「まし」の例 1‥‥

これになにを書かまし
([出典]枕草子 三一九)

[訳]
これに何を書こうかしら。

「まし」:(意志の前段階である)ためらいの「まし」。

 
●ためらい【躊躇い】の「まし」の例 2‥‥

いづれを梅と
わきて折らまし
【いづれ を うめ と
わき て をら まし】
([出典]古今和歌集 紀友則)

[訳]
(雪が降って、どの木にも梅の花が咲いているようで、)
どの木を梅の木だと見分けて
枝を折り取ったらよいだろうか

[まし]:ためらいの「まし」

 
≪助け物等【たすけ もの など】(参考文献等)≫
・大野晋 (1988)『日本語の文法〈古典編〉』角川書店
・金田一春彦 (1977)『新明解古語辞典』三省堂
・藤堂明保 (1978)『学研漢和大字典』学研プラス

 
≪關はり有る文章【かかはり ある ふみ あや】(関連記事)≫
反実仮想の「まし」1(古典文法)
反実仮想の「まし」2(古典文法)

 
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