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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

観音経(かんのんきょう)12

【キーセンテンス】
観世音菩薩の名を称(とな)える

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(正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

●原文
其中若有 乃至一人 稱觀世音菩薩名者
ごちゅうにゃくう ないしいちにん しょうかんぜおんぼさつみょうしゃ
[ 其中若有 乃至一人 称観世音菩薩名者
ごちゅうにゃくう ないしいちにん しょうかんぜおんぼさつみょうしゃ ]

●書き下し文
其の中に、若し乃至一人有りて、觀世音菩薩の名を稱せば、
そのなかに もしないし ひとりありて かんぜおんぼさつの なを しょうせば
[ 其の中に、若し乃至一人有りて、観世音菩薩の名を称せば、
そのなかに もしないし ひとりありて かんぜおんぼさつの なを しょうせば ]

●訳
その中に一人だけでも、観世音菩薩の御名(みな)を称(とな)えるものがいれば、

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●原文
是諸人等 皆得解脫 羅剎之難
ぜしょにんとう かいとくげだつ らせつしなん
[ 是諸人等 皆得解脱 羅刹之難
ぜしょにんとう かいとくげだつ らせつしなん ]

●書き下し文
この諸の人等は皆、羅剎の難を解脫することをことを得ん。
この もろもろの ひとらは みな らせつの なんを げだつする ことを えん
[ この諸の人等は皆、羅刹の難を解脱することをことを得ん。
この もろもろの ひとらは みな らせつの なんを げだつする ことを えん ]

●訳 1
これらの者たちは皆、羅刹鬼の難から逃れることができるであろう。

●訳 2
漂着した者たちは皆、羅刹の島から脱出できるであろう。

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社

 
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観音経(かんのんきょう)11

★~ やさしい 観音経 ~★

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【キーフレーズ】
黒風と鬼

●原文
仮使黒風吹其船舫
け し こく ふう すい ご せん ぼう

●書き下し文
仮使、黒風其の船舫を吹きて、
たとい こくふう その せんぼう を ふきて

●訳
たとえ、黒い風が現れ、その船を吹き流して、

●原文
飄堕羅刹鬼国
ひょう だ ら せつ き こく

●書き下し文
羅刹鬼の国に飄堕せんも、
らせつき の くに に ひょうだ せん も

●訳
(その船が)人食い鬼の国に流されたとしても、

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★~ まぜこぜ 観音経 ~★

(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

【キーフレーズ】
黒風と鬼

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやう くわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

●原文
假使黑風吹其船舫
け し こく ふう すい ご せん ばう
[ 仮使黒風吹其船舫
け し こく ふう すい ご せん ぼう ]

●書き下し文
仮使、黒風其の船舫を吹きて、
たとひ こくふう その せんばう を ふきて
[ 仮使、黒風其の船舫を吹きて、
たとい こくふう その せんぼう を ふきて]

●訳 1
たとえ、黒い風がその船を吹き流して、

●訳 2
たとえ、黒い風が現れ、その船を吹き流して、

●原文
飄墮羅剎鬼國
へう だ ら せつ き こく
[ 飄堕羅刹鬼国
ひょう だ ら せつ き こく ]

●書き下し文
羅剎鬼の國に飄墮せんも、
らせつき の くに に へうだ せん も
[ 羅刹鬼の国に飄堕せんも、
らせつき の くに に ひょうだ せん も ]

●訳 1
(その船が)人食い鬼の国に流されたとしても、

●訳 2
(黒風が船を)恐ろしい羅刹鬼の国に漂着させたとしても、

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社

 
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観音経(かんのんきょう)10

【キーフレーズ】
金銀財宝

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(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやうくわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

●原文
爲求 金 銀 瑠璃 硨磲 瑪瑙 珊瑚 琥珀 眞珠等寶
[ 為求 金 銀 瑠璃 硨磲 瑪瑙 珊瑚 琥珀 真珠等宝
いぐ こん ごん るり しゃこ めのう さんご こはく しんじゅ とうほう ]

●書き下し文
金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、珊瑚、琥珀、眞珠等の、寶を求めんが爲に
[ 金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、珊瑚、琥珀、真珠等の、宝を求めんが為に
こん ごん るり しゃこ めのう さんご こはく しんじゅ とう の たから を もとめ ん が ため に ]

●訳
金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、珊瑚、琥珀、真珠等の、宝を求めて、

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●原文
入於大海
[ 入於大海
にゅう お だいかい ]

●書き下し文
大海に入らんに
[ 大海に入らんに
だいかい に いら ん に ]

●訳 1
大海に船出をして、

●訳 2
大海に入り、

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店
・鎌田茂雄 (1991)『観音経講話』講談社

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≪今日の言葉≫
「法を見るものは我を見る、我を見るものは法を見る」
釈尊

 
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観音経(かんのんきょう)9

【キーフレーズ】
多くの衆生

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(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやうくわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

●原文
若有百千萬億眾生
にやく う ひやく せん まん のく しゆ じやう
[ 若有百千万億衆生
にゃく う ひゃく せん まん のく しゅ じょう ]

●書き下し文
若し百千萬億の眾生有りて
もし ひやくせんまんおく の しゆじやう ありて
[ 若し百千万億の衆生有りて
もし ひゃくせんまんおく の しゅじょう ありて ]

●訳
若し、沢山の衆生がいて、

●言葉の意味
・若(読み)・・・
ニヤク,ジヤク
わか(ひ),も(し)
[ ニャク,ジャク
わか(い),も(し) ]
・有(読み)・・・
イウ,ウ
あ(る)
[ ユウ,ウ
あ(る) ]
・眾[ 衆 ](読み)・・・
シユウ,シユ
おほ(い)
[ シュウ,シュ
おお(い) ]

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●観音経について

・『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』。別名、『観音経』。

・観音経は響きが美しく、意味も分かりやすい。

・不思議な逸話が多い、霊験あらたかな御経(おきょう)。

・観音様について書かれているお経の中で、最も古く、最も有名な御経。

・『妙法蓮華経』28品の中でも、特に重要な御経。

・全ての御経の中で、一番親しまれているのが『般若心経』で、二番目が『観音経』。

・『般若心経』は262文字で、『観音経』が2062文字。

・観音様は男でも女でもなく、中性だと云われている。

 
●その他
仏教では通常、漢字の読みは呉音が使われる。

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

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《今日の言葉》
「先臨終の事を習うて後に他事を習うべし」
(まず りんじゅう の こと を ならうて のち に たじ を ならうべし)
日蓮

 
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観音経(かんのんきょう)8

(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやうくわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

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< キーセンテンス >
「南無観世音菩薩」と称(とな)える

●原文
稱其名號
しやう ご みやう がう
[ 称其名号
しょう ご みょう ごう ]

●書き下し文 1
其の名號を稱へれば
その みやうがう を となへ れば
[ 其の名号を称えれば
その みょうごう を となえ れば ]

●書き下し文 2
其の名號を稱せば
その みやうがう を しやう せ ば
[ 其の名号を称せば ]
その みょうごう を しょう せ ば

●訳 1
観世音菩薩の名を称(とな)えれば、

●訳 2
観音様の御名(みな)を称えれば、

●言葉の意味
・稱[ 称 ](読み)・・・
シヤウ
たた(へる),とな(へる)
[ ショウ
たた(える),とな(える) ]
・其(読み)・・・
キ,ゴ
そ(の),それ
[ キ,ゴ
そ(の),それ ]
・名(読み)・・・
ミヤウ,メイ

[ ミョウ,メイ
な ]
・號[ 号 ](読み)・・・
ガウ
さけ(ぶ),よびな
[ ゴウ
さけ(ぶ),よびな ]

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●原文
即得淺處
そく とく せん じよ
[ 即得浅処
そく とく せん じょ ]

●書き下し文
即ち淺き處を得ん
すなはち あさき ところ を え ん
[ 即ち浅き処を得ん
すなわち あさき ところ を え ん]

●訳 1
直(す)ぐに浅瀬に着けるだろう。

●訳 2
直(す)ぐに浅い所に着けるだろう。

●言葉の意味
・即(読み)・・・
ソク
すなは(ち)
[ ソク
すなわ(ち) ]
・得(読み)・・・
トク
え(る),う(る)
[ トク
え(る),う(る) ]
・淺[ 浅 ](読み)・・・
セン
あさ(い)
[ セン
あさ(い) ]
・處[ 処 ](読み)・・・
シヨ,ジヨ
お(く),ところ
[ ショ,ジョ
お(く),ところ ]

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

 
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観音経(かんのんきょう)7

(正字体・歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
めうほうれんげきやうくわんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじふご
[妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼん だいにじゅうご]

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【キーフレーズ】
神通力

●原文
由是菩薩威神力故
ゆぜ ぼさつ ゐじんりき こ
[由是菩薩威神力故
ゆぜ ぼさつ いじんりき こ]

●書き下し文
是の菩薩の威神力に由るが故に
この ぼさつ の ゐじんりき に よる が ゆゑ に
[是の菩薩の威神力に由るが故に
この ぼさつ の いじんりき に よる が ゆえ に]

●訳
この観世音菩薩の威神力によるからである。

●解説
・威神力・・・
凄い力。神秘的な力。人知を超越した力。神通力。

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●原文
 若為大水所漂
じやく ゐ だい すゐ しよ ひやう
[若為大水所漂
じゃく い だい すい しょ ひょう]

●書き下し文
若し大水の為に漂わされむに、
もし だいすゐ の ため に ただよはされむに、
[若し大水のために漂わされんに、
もし だいすい の ため に ただよわされんに、]

●訳
もし大洪水で流されることがあったとしても、

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

 
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《今日の言葉》
「我々の神は人類にとって普遍である」
アインシュタイン

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観音経(かんのんきょう)6

(正字体と現代字体,歴史的仮名遣いと現代仮名遣いを併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
(みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼんだいにじゅうご)

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[キーフレーズ]
菩薩の力

●原文
若有持是觀世音菩薩名者

若有持是観世音菩薩名者

にやくうじぜ くわんぜおんぼさつ みやうしや

にゃくうじぜ かんぜおんぼさつ みょうしゃ

●書き下し文
若(も)し、是(こ)の観世音菩薩の名を持する者有らば、

●訳 1
もし、この観世音菩薩の名を保持するならば、

●訳 2
もし、この観世音菩薩の名を一心に称える者がいるならば、

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●原文
設入大火 火不能燒

設入大火 火不能焼

せつにふ だいくわ くわふのうせう

せつにゅう だいか かふのうしょう

●書き下し文
設(たと)ひ大火(たいくわ)に入(い)るとも、火(ひ)も焼(や)くこと能(あた)わず。

設(たと)い大火(たいか)に入(い)るとも、火(ひ)も焼(や)くこと能(あた)わず。

●訳 1
たとえ、大火に入ろうとも、菩薩の力によって、火は、身を焼くことができない。

●訳 2
たとえ、大火に包まれても、火の方が逃げていく。

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

 
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観音経(かんのんきょう)5

(現代字体と正字体を併記)

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
(みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼんだいにじゅうご)

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[キーフレーズ]
苦からの解放

●原文
觀世音菩薩
即時觀其音聲
皆得解脫

観世音菩薩
即時観其音声
皆得解脱

かんぜおんぼさつ
そくじかんごおんじょう
かいとくげだつ

●書き下し文
觀世音菩薩、
即時に、其の音聲を觀じて、
皆、解脫することを得せしめん。

●訳 1
観世音菩薩は、直(す)ぐに、その声を聞いて、皆(みな)、苦悩からの解放を得(え)るだろう。

●訳 2
そうすると、観世音菩薩は、即座にその声を観(み)て、皆(みな)を苦(く)から解放させるだろう。

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●解釈
・「解脱(げだつ)」・・・
呪縛を解いて、苦を脱すること。

●言葉の意味
・觀[観](読み)・・・
カン
み(る),み(せる),しめ(す)
・觀[観](意味)・・・
① 注意して見る。
① 広く見わたす。
② 人々に見せる。しめす。
③ 姿。外見。
④ ものの見方。考え方。
⑤ 易(えき)の六十四卦の一つ。

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

 
《今日の言葉》
「無知な友人を持つことほど危険なものはない」
ラ・フォンテーヌ

 
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観音経(かんのんきょう)4

妙法蓮華經 觀世音菩薩 普門品 第二十五
妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
(みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼんだいにじゅうご)

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[キーフレーズ]
音を観る

●原文 1
善男子 若有無量 百千萬億眾生 受諸苦惱
ぜんなんし にゃくうむりょう ひゃくせんまんのくしゅじょう じゅしょくのう

●原文 2
善男子 若有無量 百千萬億衆生 受諸苦悩

●書き下し文
善男子(ぜんなんし)、若(も)し無量(むりょう)百千萬億(まんのく)の衆生(しゅじょう)ありて、諸(もろもろ)の苦悩(くのう)を受(う)けんに、

●訳 1
善男子よ、もし数えきれぬほどの、たとえば、百千万億の人々が、諸々(もろもろ)の苦悩を受け、

●訳 2
善男子よ、もし多くの人々が、諸々の苦悩を受ける場合でも、

●訳 3
善男子よ、もしも無量・百千万億の生あるものたちが、多くの苦悩を受けた時、

●解説
・「善男子」・・・
善い男。善良な男子。

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●原文 1
聞是觀世音菩薩 一心稱名
もんぜかんぜおんぼさつ いっしんしょうみょう

●原文 2
聞是観世音菩薩 一心称名

●書き下し文
是の観世音菩薩を聞きて、一心に名を称せば、

●訳 1
この観世音菩薩の名を聞き知って、一心にその名を称えるなら、

●訳 2
この観世音菩薩の名を聞いて、一心にその名を称えたならば、

●訳 3
この観世音菩薩の声を聞き、その呼ばれた声に純粋素直に耳を傾け、その名を唱えたならば、

●解説
・「観世音」・・・
助けを請(こ)う「世」の人々の「音」(声)を「観」て救う。
音は音波(波動の一つ)であり、観音様にはエネルギーのようなものとして「観」える。

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≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』岩波書店

 
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佛の敎へ【ほとけのをしへ】(佛敎)

観音経(かんのんきょう)3

妙法蓮華経 観世音菩薩 普門品 第二十五
(みょうほうれんげきょう かんぜおんぼさつ ふもんぼんだいにじゅうご)

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[キーフレーズ]
觀世音菩薩という名

●原文
世尊 觀世音菩薩
以何因縁 名觀世音
せそん かんぜおんぼさつ 
いがいんねん みょうかんぜおん

●書き下し文
世尊、観世音菩薩は何の因縁(いんねん)を以(もっ)て観世音と名(な)づくる。

●訳
「世尊よ、観世音菩薩は、どういう因縁で観世音と名付けられたのですか」

 
●原文
佛告 無盡意菩薩
ぶつごう むじんにぼさつ

●書き下し文
佛(ほとけ)、無盡意菩薩に告げたまわく、

●訳
佛(ほとけ)が無盡意菩薩に告げられた。

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●解釈
・佛・・・
世尊(せそん)。釈尊。お釈迦様。

 
≪参考文献≫
・坂本幸男 (翻訳), 岩本裕 (翻訳) (1976)『法華経』

 
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《今日の言葉》
「世間虚仮(こけ)」
(世の中は仮の世界である)
聖徳太子

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