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無量義経(むりょうぎきょう)14

(現代字体と正字体を併記)

無量義経徳行品第一
無量義經德行品第一

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菩薩の徳

●原文
戒 定 慧 解脱 解脱知見 之所成就
戒 定 慧 解脫 解脫知見 之所成就
かい じょう え げだつ げだつちけん ししょじょうじゅ

●書き下し文
戒(かい)・定(じょう)・慧(え)・解脱(げだつ)・解脱知見(げだつちけん)の成就せる所なり。

●訳
菩薩たちは、戒・定・慧・解脱・解脱知見などの優れた徳を備えていた。

●解説
・「戒(かい)」・・・
仏の戒めを守って外(はず)れることがないこと。
自分自身を管理する内面的な道徳に適(かな)った規範。
戒を守ることを持戒という。
・「定(じょう)」・・・
禅定(ぜんじょう)。
心が定(さだ)まって動かないこと。
一つの対象に心を集中して、散り散りに乱れる心を安定させること。
心を静めて特定の対象に集中している状態。
・「慧(え)」・・・
智慧(ちえ)。
智慧が深いこと。
仏教の教えに基づいて、正しく物事を認識し判断する精神作用。
・「解脱(げだつ)」・・・
世間の迷いや苦しみから離れること。
煩悩の束縛から解き放たれて、苦から脱し、自由な悟りの境地に達すること。
・「解脱知見(げだつちけん)」・・・
自分が解脱してることを自分で認識していること。

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≪参考文献≫
・伏見友貴 (2013)『無量義経』
(無量義経徳行品第一)
・白川静 (2003)『常用字解』

 
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