111(いちいちいち)

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万葉集 天海に雲の波立ち

【キーフレーズ】
天(あま)と海(あま)

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柿本人麻呂
(かきのもと の ひとまろ)

萬葉集 巻7 1068

●原文
天海丹 雲之波立 月船
星之林丹 榜隠所見

●訓読
天海に 雲の波立ち 月の船
星の林に 榜ぎ隠る見ゆ

●仮名
あまうみに くものなみたち つきのふね
ほしのはやしに こぎかくるみゆ

●訳
海に波が立ち、船が隠れるように、天(あま)に雲が立ち込め、月が星の中を漂い、隠れてしまった。

●感想
美しい歌。

●時代背景
安倍晴明の先祖である阿倍御主人(あべ の みうし)(キトラ古墳埋葬者)が天文学者として天武天皇に重用されていた時代。
阿倍御主人はかぐや姫に登場。

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●「あま」の語源
水溜(た)まり。
「あむ(合む)」([意味] 合う,集まる,溜まる)が名詞に変化。

●「あ」に音に込められている意(こころ)1
「上へ上へと上がっていく様(さま)」
例:天(あま)

●「あ」に音に込められている意(こころ)2
「命(いのち)・物事に触(ふ)れて心が動く様(さま)」
例:有(あ)る。新(あたら)しい。

●「あ」の数霊(かずたま)
18。

●「天(あま)」の意味
① 人間には見えない世界に在(あ)る天上界。
② 天上界に在(いま)す神。
③ 天上界に在(いま)す神の命(めい)を受けて人間界を治める者。
④ 人間界に対する自然界。
⑤ 大空。

●天(あま)と海(あま)
海は「あま」と読む。
天も「あま」と読む。
『古事記』には〈 「高」の次の「天」は「あま」と読む」 〉とある。

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≪参考文献等≫
・中西進 (翻訳) (1978)『万葉集 全訳注原文付』講談社
・吉野信子 (2015)『カタカムナ 言霊の超法則』徳間書店
・前田富祺 (監修) (2005)『日本語源大辞典』小学館
・やまとことばのみちのく
http://gejirin.com/mitinoku2.html
(アクセス日:2017/5/28)

 
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