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言の葉【ことのは】

「述語」とは (国語文法)

{ ポイント }
「どうする」「どんなだ」

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●述語とは・・・
・文節の働きの一つ。
・「どうする」「どんなだ」にあたる文節。
・主語の動作や状態を表す。

●主語と述語の関係・・・
・係り受けの関係である。すなわち、
主語の文節は述語の文節に係り、
述語の文節は主語の文節を受ける。
・主語と述語の関係は、文を作る上で最も重要な部分である。
換言すると、
主語と述語の関係は、文の基礎構造である。

●述語の特徴・・・
文の最後にある。

●述語の特徴を生かした、主語の見つけ方・・・
1.文を文節に区切る。
2.述語を見つける。
(文の最後にある.)
3.その述語と意味の上でつながる(主語と述語の関係にある)
「誰が」「何が」にあたる文節を見つける。

●日本語と英語の比較・・・
日本語では、述語が文の最後にある。
英語では、述語が主語の直後にある。

●主語と述語の基本形・・・
「誰が どうする。」(動作を表す述語)
(例) 「私が投げる。」
「誰が どんなだ。」(状態を表す述語)
(例) 「彼女は綺麗だ。」
「誰が なんだ。」(状態を表す述語)
(例) 「彼は消防士だ。」
「誰が いる。」(状態を表す述語)
(例) 「妻が家にいる。」

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~「動作」と「状態」について~

●「動作」とは・・・
体を動かすこと。
何かをすること。

●文の中の「動作」を表す文節・・・
「どうする」にあたる文節が、
「動作」を表す文節。

●「動作」の特徴・・・
・「その動きをすぐに止めたりすぐ始めることが出来る」
・(少し具体的に言うと…)「その動きを3秒後に止めたり3秒後に始めることが出来る」

●「動作」と「状態」の比較・・・
「動作」は急激に変化できる。
「状態」は急激に変化しない。

●動物の動作を表す文節の例・・・
両腕を振れ。
(動作を表す文節は「振れ」)
目を閉じろ。
(動作を表す文節は「閉じろ」)

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●「状態」とは・・・
・(短く言うと…)人の、ある時点の有様(ありさま)。
・(詳細に言うと…)時間とともに変化する
人や物の
ある時点における
有様(ありさま)や性質。
・(換言すると…)移り変わる
人や物の
ある時点における
有様(ありさま)や性質。

●文の中の「状態」を表す文節・・・
「どんなだ」にあたる文節が、
「状態」を表す文節。

●「状態」の特徴・・・
・「急にその有様(ありさま)と正反対にならない。急にその有様にはならない。」
・(少し具体的に言うと…)「その有様から3秒後にその有様と正反対にはならない。」

●「状態」と「動作」の比較・・・
「状態」は急激に変化しない。
「動作」は急激に変化できる。

●動物の状態を表す文節の例・・・
彼は忙しい。
(状態を表す文節は「忙しい」)
顔色が悪い。
(状態を表す文節は「悪い」)

●物の状態を表す文節の例・・・
リンゴが美味しい。
(状態を表す文節は「美味しい」)

 
≪参考文献等≫
・原沢 伊都夫 (2012)『日本人のための日本語文法入門』講談社
・国語の先生が教える国語文法
国語文法.com/
(アクセス日:2017/9/4)
・国語の文法 > 文法の基礎 > 文節の働き(1)主語・述語
https://www.kokugobunpou.com/
(アクセス日:2017/9/4)

 
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