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神話【かみかたり】(神話)

古事記(ふることふみ)53

【キーフレーズ】
天皇に即位

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(正字体・大和言葉の歴史的仮名遣いと[現代字体・現代仮名遣い]を併記)

●原文 1(本居宣長『古事記伝』より)
清-原大-宮

●書き下し文 1(本居宣長『古事記伝』より)
清み原の大宮にして

●原文 2
淸原大宮
セイ ゲン タイ グウ
[ 清原大宮
セイ ゲン タイ グウ ]

●書き下し文 2
淸原の大宮にて、
きよみはら の おほみや にて
[ 清原の大宮にて、
きよみはら の おおみや にて ]

●書き下し文 3
淸原の大宮にして、
きよみはら の おほみや にして
[ 清原の大宮にして、
きよみはら の おおみや にして ]

●訳
(大海人皇子は)飛鳥浄御原宮あすか の きよみはら の みやにおいて、

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●原文 1(本居宣長『古事記伝』より)
昇即天-位

●書き下し文 1(本居宣長『古事記伝』より)
昇て天位に即(つ)きたまふ。

●原文 2
昇卽天位
ショウ ソク テン イ
[ 昇即天位
ショウ ソク テン イ ]

●書き下し文 2
昇りて天位に卽きたまひき。
のぼりて あまつくらゐに つき たまひき
[ 昇りて天位に即きたまひき。
のぼりて あまつくらいに つき たまいき ]

●訳 1
即位された。

●訳 2
大海人皇子おおあまのみこ飛鳥浄御原宮あすか の きよみはら の みや)において天皇に即位された。

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●解説(本居宣長『古事記伝』より)
歳次大-梁。月踵夾-鍾。清-原大-宮。昇即天-位。
・歳大梁に次り。月夾鍾に踵(あた)りて。清み原の大宮にして。昇て天位に即(つ)きたまふ。
大梁は、十二次の内の昴宿(ボウノホシ)の次(ヤドリ)にて、昴は二十八宿の中の西ノ方の星、酉は西ノ方なればなり。
夾鐘は、十二律の中の二月の律なり。
さて書紀を考るに、此ノ天皇、癸酉ノ年二月癸未【二十七日】に御位に即(ツキ)ませり。
(意訳:
「大梁」は、十二次(じゅうにじ)の内の昴宿(ぼうのほし)の次(やど)りで、昴は二十八宿の中の西の方の星、酉は西の方角である。
夾鐘は、十二律の中の二月の律である。
日本書紀から考えて、この天皇は、癸酉ノ年二月癸未(二十七日)に御位に即位したことになる。)

 
《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』

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・古事記をそのまま読む

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・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第136回)

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