111(いちいちいち)

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古事記(ふることふみ) 27

[キーフレーズ]
民(おほみたからおおみたから)をいつくしむ

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●原文 1
望烟而撫黎元

●原文 2(本居宣長『古事記伝』より)
望烟而撫黎-元。

●書き下し文 1
けむりのぞみて黎元れいげんでたまいき。

●書き下し文 2(本居宣長『古事記伝』より)
烟を望て黎元を撫でたまふ。

●訳
仁徳にんとく天皇は、)けむりを眺め、民(おほみたからおおみたから)をいつくしみ、

●言葉の意味
・烟(漢字の正式な読み)・・・
エン。けむり。
・烟(漢字の正式な意味)・・・
けむり
・撫(漢字の正式な読み)・・・
フ。ブ。な(でる)。
・撫(漢字の正式な意味)・・・
でる。 →(転じて)→ でるようにしていつくしむ。
・黎(漢字の正式な読み)・・・
レイ。おお(い)。
・黎(漢字の正式な意味)・・・
おおい。沢山たくさん
黎元れいげん・・・
民(おほみたからおおみたから)。「大御宝(おほみたからおおみたから)」の意。
古来より天皇すめらぎは民衆のことを「おほみたからおおみたから」と呼んでいる。

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●解説 1
・卽、[覺夢而敬神祇、所以稱賢后」―「望烟而撫黎元、於今伝聖帝。」で、対句。
仁徳にんとく天皇・・・
第16代天皇。高津の宮たかつのみや。大雀命(おほさざきのみことおおさざきのみこと)。
大雀命(おほさざきのみことおおさざきのみこと)は、ある日、高台に上り、夕食の時間に炊事すいじけむりが上がっていないのを見て、民(おほみたからおおみたから)の貧しさに気付き、年貢ねんぐを中止した。
すると、3年後には炊事のけむりが上がるようになり、年貢を再開した。

●解説 2(本居宣長『古事記伝』より)(上の原文と無関係な箇所は省略)
・望烟而撫黎-元。於今傳聖帝。
烟を望て黎元を撫でたまふ。今に於て聖帝と傳ふ。
高津ノ宮ノ御世の事にて、其ノ御段リに出たり。
黎元は民をいふ。
【後に仁徳と御謚を奉られしも、こゝの文の意なり。】
(意訳:
高津の宮たかつのみや御世みよのことで、その段に話が出てくる。
黎元れいげん」は「民(おほみたからおおみたから)」の意。
【この文に記されている天皇すめらみこと御振舞おふるまいにより、後に「仁徳にんとく」というおくりなたてまつられた。】)

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《参考文献等》
・次田真幸(1977)『古事記』講談社学術文庫
・『中杉 弘のブログ』
(『日本人に打ち込む100本の柱』民のかまど(君臣一体)13柱)
http://blog.livedoor.jp/nakasugi_h/
(アクセス日:2016/12/14)
・古事記をそのまま読む
http://himiko-y.com/scrp1/kojiki--1.html
(アクセス日:2016/12/14)
・南さんちの「つれづれなる記」
(本居宣長大人著『古事記伝』を読んでみよう:第129回)
http://ameblo.jp/norinaga-suzunoya/
(アクセス日:2016/12/14)

 
≪今日の言葉≫
「敵は見るな。感じろ。」
いにしえの格言

-神話【かみかたり】(神話)
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